「普通がいい」という病 の商品レビュー
科学的根拠を用いず、詩や思想書の引用が多い。だから、本当なのかな?と思ってしまうが、それがまさに「頭」や「理由」で考えているということ。
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著者の造詣が深く、哲学書や詩からの引用も多いため読者にもある程度の理解力が必要だと思います。 何度も読んで噛み砕いてやっと心にすっと入ってくることもあります。 孤独や愛、生きがいなど我々に馴染み深くも手垢にまみれた言葉をよく考える機会になると思います。 おすすめします。 ...
著者の造詣が深く、哲学書や詩からの引用も多いため読者にもある程度の理解力が必要だと思います。 何度も読んで噛み砕いてやっと心にすっと入ってくることもあります。 孤独や愛、生きがいなど我々に馴染み深くも手垢にまみれた言葉をよく考える機会になると思います。 おすすめします。
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頭と心と体の関係を考える本。 こんなことを思い出しました。 身体に出ることは、心が知らせたがっているのかもしれません。 私が社会人になって数年後、おでこのニキビが治らなくなりました。 それまで、胃炎や膀胱炎などもっと痛い病気になったのですが、なんとか乗り越え、おでこのニキビ...
頭と心と体の関係を考える本。 こんなことを思い出しました。 身体に出ることは、心が知らせたがっているのかもしれません。 私が社会人になって数年後、おでこのニキビが治らなくなりました。 それまで、胃炎や膀胱炎などもっと痛い病気になったのですが、なんとか乗り越え、おでこのニキビくらいなら~とも思っていましたが、メイク時や顔を剃る時はなかなかやっかいです。 それを職場の先輩に話したところ、「ストレスのせいだよ」と言われました。 でも、その時に私は特にストレスを感じていませんでした。仕事も慣れて、人間関係も問題なくて、過去一番「楽」だと感じていました。それを先輩に話すと、 「ところがね、会社に来るだけでストレスなんだよ」というのです。 ええ~!?そうなの?自分では全く気付いてないのですけど・・でも人事部でずっと働いていた先輩の見立てですから、ピンとくることがあったのかも。 そしてその後、しばらくして私はその会社を退職することになったのですが、なんと辞めて即、おでこのニキビが消えました! これには周囲もびっくりしていました。(親しい友人たちと会社辞めてからもよくあっていたので、3日後くらいには消えていたのを指摘されました。) ニキビなどが一切消え、すっきり美肌になっていたのでした~! 「先輩の言っていた事は本当だったんだわ!」とわかった瞬間でした。 https://ameblo.jp/lily-yoc/entry-12259292969.html
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久々に何度も読みたい、と思えた本。 精神科医の治療の話だが誰にでも参考になりそうな、生きるコツが書かれている。
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古今東西、多彩な引用に伺えるように、著者は、本当によく勉強されている方という印象。一方で、新書版ながら、正味100ページくらいで仕立てても良かったのではという読後感。 幾つか印象に残ったフレーズを。 正常と狂気の境界線、山でいえば稜線上を歩んでいるひとを「詩人」という。 かよ...
古今東西、多彩な引用に伺えるように、著者は、本当によく勉強されている方という印象。一方で、新書版ながら、正味100ページくらいで仕立てても良かったのではという読後感。 幾つか印象に残ったフレーズを。 正常と狂気の境界線、山でいえば稜線上を歩んでいるひとを「詩人」という。 かように両方向を見ることに慣れていない一般人は「角」を隠し、抑圧することで「普通」になりたがる。 病んでいる人を一生懸命治してあげる。それ自体が「治療依存」を生み、治療者は患者がひっきりなしに来るので自分の腕が良いと思い込む悪循環。本来は最低限のキッカケを与えるのみで本人の内なる力で解決・治癒するように援助することが、真の援助だ。 二元論的理性を仏教では「分別」と呼ぶ。これがある故に「執着」が生じ、人の中にある「獣的な邪悪さ」は理性によって封じ込めるべきものではなく、実は理性によって作り出されたものに過ぎない。 溜まった感情をそのまま吐き出すと、単なる酒乱になってしまう。蓋を開けつつ、自分の中で処理するための「心の吐き出しノート」★落語の『堪忍袋』のようにならぬための運用手順は定まっているのだろうか? 人の為に善いことをすると書いて「偽善」とは、相田みつをの言葉だそうだ。これは初耳ながら極めて腹落ち感があった。★相田氏はプライベートではかなり酷い人だったらしいというのは別の書評で紹介したが、『イマジン』を作った頃のJohn Lennonも悲惨な状況だったらしいことを考え合わせると、天才(的な人)は、天才であるが故に、そこまで自らを追い込まないと、自分が納得できるアウトプットに至らないのだろうか? 「#「普通がいい」という病」(講談社現代新書、泉谷閑示著) Day211 https://amzn.to/2PuDOhG
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心に従え、という話。著者は精神科医だが哲学や仏教とも絡めて人生に関する色んなことを考えておられる方で、一度読んだだけではまだ追いつけてない感じがある。
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〇〇しないといけないという考え方をやめよう。 二元論は頭の考え方。どっちかにふれても、反対側は実は繋がってるかもしれない。 なんの意味もないかもしれないけど、やってみたい!と思うからやる。あと先は考えない。
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・タイトルから想像する内容よりもかなりよい内容。 ・心理学の内容がメインだが、哲学的な考え方も含まれている。 ・なぜ生きるのか、なんのために生きるのか?自由とは何か?を考えさせられる。 ・頭と心と体のバランス。図解が多く、わかりやすい。 ・日本人と外国人の考え方の違いなどは出てこ...
・タイトルから想像する内容よりもかなりよい内容。 ・心理学の内容がメインだが、哲学的な考え方も含まれている。 ・なぜ生きるのか、なんのために生きるのか?自由とは何か?を考えさせられる。 ・頭と心と体のバランス。図解が多く、わかりやすい。 ・日本人と外国人の考え方の違いなどは出てこない。
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自己啓発本。 小洒落た引用ばかりで専門的な話はほぼなし。 社会的な「普通」と医学的な「普通」について、何が基準で何が基準をつくるのかについて、もっと専門的な考察を求めていたので合わなかった。
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第9講の下記が特に「普通がいい」という病を表しているなあと思いました。 > マジョリティの大通りでは 、 「みんなも行っている 。みんなそうだから私もこれでいいんだ 」と思って 、自分自身では判断を行っていません 。また 、この道がどこに向かっていくのかも知らない 。そうい...
第9講の下記が特に「普通がいい」という病を表しているなあと思いました。 > マジョリティの大通りでは 、 「みんなも行っている 。みんなそうだから私もこれでいいんだ 」と思って 、自分自身では判断を行っていません 。また 、この道がどこに向かっていくのかも知らない 。そういう意味で自分の人生に責任を持っていないし 、自分の人生にもなっていないわけです 。 →昔はコレというパターンがあって、その通りに生きていればそこそこ幸せになれたものが、今はそのパターンになるのも難しいし、もっと色んなパターンあるよという話になっていて普通というものが無いということなのではないかなと思います。
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