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ミミズクと夜の王 の商品レビュー

4.2

398件のお客様レビュー

  1. 5つ

    173

  2. 4つ

    104

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    5

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2013/10/13

何回読んでもやっぱりすき 人外×少女というのはどうしてこんなにもときめくのか フクロウいけめんすぎるんですよ…ミミズクかわいすぎるんですよ… ラスト近くの「こんなにも人間らしくなってしまった、あたしは嫌?」のあたりが完全にあきづき先生の絵で再生されて、コミカライズしてくれない...

何回読んでもやっぱりすき 人外×少女というのはどうしてこんなにもときめくのか フクロウいけめんすぎるんですよ…ミミズクかわいすぎるんですよ… ラスト近くの「こんなにも人間らしくなってしまった、あたしは嫌?」のあたりが完全にあきづき先生の絵で再生されて、コミカライズしてくれないかなほんと。あきづき先生のミミズクとフクロウ見たい…超みたい… @市立図書館

Posted byブクログ

2013/08/18

5年くらい前に読んだのを、毒吐読んだあとに斜め読みしました こんな話だったんだなーと思い返しつつ、登場人物たちに前回読んだときと明らかに違う印象を抱いたように思います …前回の方が言葉をそのままに純粋に受け入れていたかなと もう私はこれでは泣けなくなりました

Posted byブクログ

2013/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

優しい優しいお伽話。薄めの本ですので一気読み。 Amazonでは品切れで諦めていたのですが、出版元に在庫が!で、即ポチッ。十二国記を読んでいたのでちょっと積読状態だったのですが、読破。 はじめは何だかすごく痛いんだけど、読み進めるうちに心には違う痛みを感じ、涙浮かぶシーンがちらほらちらほら。 十二国記のような骨太さはないです。童話物語のような細かい舞台設計はないです。あらしのよるにのようなかわいい童話でもない。言ってしまえばありきたりのシンデレラ・ラブストーリー。だけども、登場人物の心の優しさはいずれにも劣らない。ミミズクや夜の王フクロウ、クロ、アンディにオリエッタにディア、そして国王ダンテス、みんなが優しい心をもって、相手を慈しんでいるのが読み手の心に響いてくる。 オリエッタに抱きしめられながら、泣くことを知り、優しさを知り、「ありがとう」が溢れる。 クロちゃんがフクロウに指示されて、ミミズクが刺した人間を調べに行き、フクロウの何も言わない気遣い、優しさを知る。市場で、おばあさんに抱きしめられ、アンディと手を繋いで人の温かさを知る。泣くこと、笑うことを知って、なお、フクロウを求めるミミズクの想い。おばあちゃんになっても、死んでも土に還って花になって傍に居続けると言う。とにかく後半はひたすら優しさで溢れかえる。 あとがきにある作者の言葉、「私安い話が書きたいのよ」を見て、すごく納得。この本はまさにそんな感じ。ストレートに加飾せずに、作者の思うところの「優しさ」「愛情」を書き連ねたのだろうなぁと思います。解説の有川浩さんも「奇をてらわないこのまっすぐさに負けた」と。深く裏を読むような読み方だと満足しないのかもですね。ウチみたいにあっさり読めちゃう人には感動を充分感じれるかと。 ただやはり内容的に近いのは「童話物語」か。過酷な環境下にいた女の子と成長譚として。あと「アルジャーノンに花束を」も心の成長過程と言う意味では少しラップしたところを感じたな。 ガツンとくると、あっと驚くような展開やトリックもなく、そういった意味での印象は薄い。だけども、読めてよかったな、と読後感に優しさ満ち足りる本でした。 次巻も出ているようなので、続けて読むか。

Posted byブクログ

2013/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お伽噺のようで素敵なファンタジーだった。 ミミズクが記憶を取り戻し、フクロウを助ける場面は印象的。 作者が「たいしたことじゃあないわ」とあとがきでも書いているけれど、その場面が鮮やか。 幸せな結末が良かった。

Posted byブクログ

2013/07/13

おもしろかった~。 やっぱり大好きファンタジー。 ファンタジーの世界は、自分の想像力で 無限に広がっていくから好き。 文章でしか書かれていない夜の王を 自分でこんな感じかな?と想像して読みすすめたり、 自分も森の中をミミズクと歩いたり、 現実の世界ではない、 物語の世界に入ってい...

おもしろかった~。 やっぱり大好きファンタジー。 ファンタジーの世界は、自分の想像力で 無限に広がっていくから好き。 文章でしか書かれていない夜の王を 自分でこんな感じかな?と想像して読みすすめたり、 自分も森の中をミミズクと歩いたり、 現実の世界ではない、 物語の世界に入っている時間が楽しい。 他の作品も読んでみたい。

Posted byブクログ

2013/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これはやばい泣く。 シンプルでおとぎ話のようなストーリー。夜の王のイケメンっぷりが半端ない。ディアもそうだけど、なによりもとにかくミミズクがかわいすぎる……!!! メインの登場人物で嫌な奴悪い奴いないだろどこの国だちくしょう素敵。 これは初めて借りたとき父の前でガチ泣きして、買っても微塵の後悔もしなかった作品。ほんといい話。あえて挿絵がないところもすごくいい。これが電撃文庫とか信じられない。

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2013/07/02

初めての作家さんで、何の気なしに読み始めて、期待もしてなかったんだけど、、、、、 イヤ~。 面白かったです。 他の作品も読んでみたい。

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2013/07/01

ラノベすぎるのはあまり好きではないので星は3つ。でも、今時珍しくストレートさで、だからこそホロリと来ました。いい話です。

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2013/06/24

 物語が物語として成立するのにはいくつかの条件がある。まずは伝えるものがあること、あとはどう伝えるかを考えていること。そして話のつくりを考えること。  有川浩が解説で「奇をてらわない」って書いてたけど、アマチュアでも小説の書き手は、奇をてらってしまうのは実は自分自身の不安とか...

 物語が物語として成立するのにはいくつかの条件がある。まずは伝えるものがあること、あとはどう伝えるかを考えていること。そして話のつくりを考えること。  有川浩が解説で「奇をてらわない」って書いてたけど、アマチュアでも小説の書き手は、奇をてらってしまうのは実は自分自身の不安とか虚栄心みたいなところがあって、自分が考えて感動した、もしくは興奮した物語をどうにかして読者と分かち合うために努力すればいいだけのはづのところを、つまらない虚栄心とか、俺ってこんなに違うんだぜとかいう変な名誉心に駆られて、足を踏み外してしまう。死屍累々してしまう。  「奇をてらわない」「斬新な」というのはともすれば書く側の精神の都合なので、実は読者のためになっていないということはよく有る話で。いま三途の川の石積みのようになっている新刊本屋の8割くらいはそゆとこ有ると思うのよ。たいていは手に取ろうとさえ思わないんだけど。  で、本作。  ミミズクと呼ばれる少女が夜の王という異形に会う話。で、異形を退治しようとする王国の聖騎士と、偉業の力を使って息子を救おうとする王。まぁそれぞれ思惑があって――と、発想をロジックで丁寧に詰めていくという作業においては、丁寧にやる気力さえあればたいていの人がたどり着くレベルだとは思います(その丁寧に作りこむ、という作業さえも放棄している作家は山ほどいるんだけど)。  が、ここまで単純化して、余計な設定を省いて、純粋にミミズクの成長を書いていった作者の創作にたいするストイックさというのはものすごく評価できる。当然のように244ページあたりからドヒッと泣くわけです。さぁ泣け! 泣かいでか! という作者との応答が、できるんです。あれだけわかりやすきゃね。  ただし、贅沢を言えばミミズクが森にたどり着くまでのいきさつだとか、王子が国にとっていることになっているのかいないことになっているのかとか、もっと肉感レベルでの掘り下げはできたんじゃないかなぁ、とは読んでいて思いました。まだ自分が力を入れたいところだけで読ませているところがあって。  そういう周辺的な雑さが見えるぶん5つ星にはしないけれども、純粋に物語を書こうとする姿勢はなかなかほかでは見られないと思います。

Posted byブクログ

2013/06/23

展開はわりと予想通りに進むのに、終わってみれば鼻水すするほどに泣けてしまった。すごい引力のあるお話。世の中ままならないことが多々あるし、こんなに全てがうまくいくわけないとわかっているからこそ、小説の世界には希望と祈りが満ち溢れている。作者のあとがきで「安い話が書きたいのよ」で始ま...

展開はわりと予想通りに進むのに、終わってみれば鼻水すするほどに泣けてしまった。すごい引力のあるお話。世の中ままならないことが多々あるし、こんなに全てがうまくいくわけないとわかっているからこそ、小説の世界には希望と祈りが満ち溢れている。作者のあとがきで「安い話が書きたいのよ」で始まる一連の想いが、とても良い。

Posted byブクログ