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ミミズクと夜の王 の商品レビュー

4.2

398件のお客様レビュー

  1. 5つ

    173

  2. 4つ

    104

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

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2014/07/13

読み始めてまず、ミミズクの口調についていけなかったです。文章も、どこか稚拙さを感じずにはいられず、発売当初少し話題になっていた作品なだけにちょっぴり残念でした。 とはいえ、世界観や発想は面白いと思います。もう少し風呂敷を広げても良かったかな?とは思いますが。

Posted byブクログ

2014/05/26

【再読】唯一、絶対の、無垢。 久しぶりに読み返して最も残ったのは 「たいしたことじゃあないわ」 の台詞。 前は違った気がするんだけど。 これまた久しぶりに読み返したあとがきに同じ台詞があって、当然の帰結と思い知る。

Posted byブクログ

2014/05/20

ずっと昔から読みたかった本でしたが、なかなか縁がないままでした。それから2年経って、本屋さんで必死になって探し購入。 やっぱり素敵な物語で好きなお話です。

Posted byブクログ

2014/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

扉絵以外にイラストがないラノベ。 そんなラノベには、初めて出会った。 奴隷の焼き印『332』から街の人々から『ミミズ』と呼ばれている少女。 少女は手と足は鎖で繋がれている。 彼女は人間以下の生活を強いられ、焼き印をおでこに押され、死体の解体までもやらされていた。 その街に侵入者がやって来て、ミミズクは侵入者を殺してしまう。 そんな自分がいやになって魔物の森にやって来た。 自分を家畜と称して名をミミズクと名乗る。  人じゃないよー、家畜だよー と。 闇の王に食べてもらおうと魔物の森に入ったミミズクは、王に食べてもらえない。 だけれども、ミミズクは人里へは帰らず、王に気に入られようと『煉獄の花』を持って行き王の屋敷に自由に入る事となる。 そのとき、森に迷い人が一人。 その人に道を教えたために、王の家は焼かれ、捕われる。 ミミズクは同時に保護される。王に記憶を消されて。 記憶を失くしたミミズクは『魔物の王に捕われていた可哀想な少女』として街に歓迎される。 勿論鎖も外されて自由な手足を手に入れた。 街の王には手足の不自由な皇太子がいた。 皇太子クローディアス、通称ディア。 体の弱い王妃の命と引き換えに産まれたディアはその動かない手足のために一人でひっそりと息を潜めて暮らしていた。 そんなとき、ミミズクと会いたいと申し出て、友達となる。 ディアとミィと呼び合う仲に。 ミミズクの記憶を戻す魔術が施される。 そして、森で道に迷った人が事細かにミミズクとの事を話す。 ・・・記憶を取り戻すミミズク。 迷い込んだ人がミミズクの記憶を引っ張り出す。 泣くミミズク。 全てを思い出し、イヤな記憶も一緒に、今の素敵な時間をもひっくるめて。 人を殺したと思ったミミズク、実は未遂で終っていて人を殺してはいなかった。 暫くして、ミミズクはディアに合いに行った。 ディアに『闇の王を助けて』と。 闇の王の魔力でディアの手足を動けるようにしようと企んでた王。 だが、その必要はなかった。 ディアはミミズクの要求を飲んだのだ。『友達だから』という理由で。 ディアにとってもミミズクにとっても初めての友達。 地位も関係なく、動かない手足でも『醜い』と言わずに笑って外の様子を話したミミズク。 生きるのが精一杯で人間の感情すらもなかったミミズクに、ディアは色んな事を教えてくれた。 お互いに認めてくれた という事が一番大きかったのだ。 だから、ディアは闇の王のとどめをさせさせず。 ミミズクの母親代わりを買って出た聖剣の巫女オリエッタ。 彼女は聖剣の片割れである小刀を魔力の糸を切るためにミミズクに渡す。 闇の王は助かる。 オリエッタの夫であり父親がわりで、最初にミミズクを救って…王の家を焼いたアン・デューク通称アンディ。 彼も、ミミズクの背を押した。 ディアは闇の王に手足が動くようにされた。 その手足に刻印がなされて『呪われし王子と呼ばれても構わないなら』と告げられて。 帰っていく闇の王。それに付いて行ったミミズク。 森に帰って『眠る』という王(フクロウ)に 『ミミズクも寝るー!』と、一緒になって眠りにつく。 ミミズクの幸せは、フクロウと一緒にいる事。 もう一度王はミミズクに『自分が言っている意味が分かっているのか?』と問われ肯定するミミズク。 『どうって事ないわよ』とミミズクは言ってのける。 あぁ、コレがミミズクとフクロウの幸せのカタチなのだと。 lastに有川浩氏の解説が載ってます。 大賞に選ばれた作品だったのね…知らなかったわ。

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2014/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んで良かった。台詞を許される全ての登場人物が善良だと、とても清々しく本を閉じることができることが分かった。泣いたー。

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2014/03/29

ラノベと思って読み始めたら、面白かった ミミズクとフクロウの恋愛物 これだけ書くと訳がわからないのですが、、、

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2014/03/17

どうしてかわからないけど、きみのとなりにいたいんだ。 あたたかい。愛に溢れた世界。最初、どういうことなのかまったくわからないのに、すんなりと読み進めていけた。設定とかを明らかにせず進む、それでも大丈夫。ご都合主義かもしれないけど、「誰かを想う」その気持ちがあれば、みんなうまくい...

どうしてかわからないけど、きみのとなりにいたいんだ。 あたたかい。愛に溢れた世界。最初、どういうことなのかまったくわからないのに、すんなりと読み進めていけた。設定とかを明らかにせず進む、それでも大丈夫。ご都合主義かもしれないけど、「誰かを想う」その気持ちがあれば、みんなうまくいくんだよ。

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2014/03/16

寓話的な舞台背景の甘いラブストーリー。 しかし合わなかった……私は最早ピュアさを失ってしまったのか……苦痛でしたorz 古今の童話には本当に人の心をうつものがたくさんあるので、そういった系を期待してしまったのもあり。本格童話風のカバーでなく、普通の電撃らしい表紙とイラストだったら...

寓話的な舞台背景の甘いラブストーリー。 しかし合わなかった……私は最早ピュアさを失ってしまったのか……苦痛でしたorz 古今の童話には本当に人の心をうつものがたくさんあるので、そういった系を期待してしまったのもあり。本格童話風のカバーでなく、普通の電撃らしい表紙とイラストだったらもうちょっと抵抗が少なかったかもしれない。あくまで童話風・寓話風ではあるがラノベの範疇なので。 ひとつ言えるのは、自分が電撃に求めているのはこれじゃない、ということか。

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2014/02/25

ライトノベルチックな一冊。 単純だけれど、 とても暖かい話です。 好き嫌いは別れる一冊かもしれませんが、 ファンタジー好きにオススメです。

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2014/02/23

何も知らないということの幸せもある。幸せを知らないということは、ある意味不幸を知らないということでもあるからだ。だからこそミミズクは生きてくることができた。でも不幸も幸福も知らなかったミミズクは、果たして生きていたといえるのだろうか 「好きにしろ」と夜の王はそう言った。夜の王は...

何も知らないということの幸せもある。幸せを知らないということは、ある意味不幸を知らないということでもあるからだ。だからこそミミズクは生きてくることができた。でも不幸も幸福も知らなかったミミズクは、果たして生きていたといえるのだろうか 「好きにしろ」と夜の王はそう言った。夜の王はミミズクには何もしなかった。だがしかし彼は彼女が「そこにいる」ことを許した。好きにしろとそう言ったのだ。今思うとそれは、彼女が初めて生きていることを認められた、生を与えられた、そんな瞬間だったのではないだろうか 彼女はそのあともう一度生まれ変わった。彼女を可愛がってくれる人々に囲まれ生活をした。それでも記憶を取り戻したミミズクが望んだのは、夜の王「フクロウ」のとなりにいること、夜の森に帰ることだった 幸せとはなんだろうか。それは誰にもわからない。でもだからこそ、それを決めるのは誰でもなく自分自身なのだ。ただ与えられるままに受け取りることが幸せなのか、生きることそのものが幸せなのか、何処へでもゆける手足を持つことが幸せなのか、そして居場所があることが幸せなのか。それは誰にもわからないし、自分で選び取っていくしかない でもミミズクの知った最初の幸せは、好きにしていいと許されたことなのだと思う。それが生きているということでもあるからだ 不幸の上に幸福がある。辛い思い出があるからこそ、幸せを噛みしめることができる では幸せとはなんだろうか、そういう物語

Posted byブクログ