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ミミズクと夜の王 の商品レビュー

4.2

400件のお客様レビュー

  1. 5つ

    174

  2. 4つ

    104

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    5

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2015/06/02

二時間もせずに読み終えた。 他の人もレビューで言ってるように、児童書のようで、読む人によっては肩透かしを食らったような印象だろうけど、児童書好きの私はとても好き。児童書が好きで、ファンタジーが好きな人なら読んで損はないと思う。

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2015/04/25

ラノベなのにすごいみたいな事をきいて購入 期待しすぎたぶんうーん… 児童文学っぽい ミミズクのキャラがあんまり好きになれなかった

Posted byブクログ

2015/04/16

一気読み。 唐突に読みたくなって、本棚から引っ張りだして読みました。 どうなるかとハラハラしていたら、もう夜の王の格好良さにメロメロです。なんて優しいんだ! 他のキャラクター達の暖かい人柄、言葉に癒やされました。 紅玉さんは二冊目ですが、初期のこの作品でこんな素敵な本があるな...

一気読み。 唐突に読みたくなって、本棚から引っ張りだして読みました。 どうなるかとハラハラしていたら、もう夜の王の格好良さにメロメロです。なんて優しいんだ! 他のキャラクター達の暖かい人柄、言葉に癒やされました。 紅玉さんは二冊目ですが、初期のこの作品でこんな素敵な本があるなんて嬉しかったです。他のも読みたい!

Posted byブクログ

2015/03/24

魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての...

魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。―それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。泣いてしまいました。。。。

Posted byブクログ

2018/10/20

ザ・おとぎ話。不幸な境遇、優しいキャラクター達、ひとときの幸せ、善意のすれ違い、土壇場での奮戦、大団円。この本のファンに悪意なく満面の笑顔で「どう?どう?面白かったでしょ?!」と聞かれたら、「お、おう…」としか答えようがない、真っ直ぐすぎる善い話。ジャンルで言えばアイカツ!なんか...

ザ・おとぎ話。不幸な境遇、優しいキャラクター達、ひとときの幸せ、善意のすれ違い、土壇場での奮戦、大団円。この本のファンに悪意なく満面の笑顔で「どう?どう?面白かったでしょ?!」と聞かれたら、「お、おう…」としか答えようがない、真っ直ぐすぎる善い話。ジャンルで言えばアイカツ!なんかも真っ直ぐすぎる善い話なんだが、どうしておじさんはアイカツ!では毎週泣きそうになるのに、こういうおとぎ話では胸焼けを起こすのか。 それは物語の余裕の幅の違い。本書は冒頭から『ほら、かわいそうでしょ?奴隷だよ?ひどい生活していたんだよ?』と押し付けてきて、それ以外のエピソードが全くない。これではキャラクターに対する読者の感情は「可哀想がる」以外の選択肢を許されず、それはキャラクターが生きているわけではなく、ただ人物に『可哀想』のラベルが貼ってあるだけ。その他のキャラクターにしても、物語を成立させるために準備した『優しい』以外のラベルは見当たらない。 ひるがえってアイカツ!では、キャラクターは女児向けらしくみんな聖人君子みたいな性格ではあるのだが、誰もがそれぞれの『欲』を持っている。キャラクター達が、何がしたいのか、どうありたいのかを強く持っているからこそ、同じキャラクターでも場面が違えば『可哀想』にも『可愛い』にも『カッコ良い』にも『強い』にも『弱い』にもなる。キャラの性格は一貫したままで色んな面を見せるということは、共感の種をばらまくということであり、これこそがファンの拡大・深化に繋がる原因ではないだろうか。 過去のおとぎ話とは、設定そのものがキャラクターを位置づけるものであって、その性格が取沙汰されることはなかったが、昨今のキャラクタービジネスに巻き込まれ、今後変様を見せて行くのだろうか。僕がアイカツ!を見続けているのは、それを探るためということにしておこう…。

Posted byブクログ

2015/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わりました。 王道は王道だからこそ人気があるっていうことがよくわかる作品でした。奇をてらわず文に余計な情報をのせないからこそ、感情がダイレクトに伝わってきました。 フクロウとの関係性がもっとあると、フクロウとの描写があるともっともっとよかったのだけれど、それでもダダ泣きする作品でした。 ミミズク一番最後の言葉が頭に残っています。魔物と人間の恋なんてそれこそ腐るほどありふれているけど、命の終わりをしっかりと見据えて、フクロウの好きな森の一部となって共に生きていく。と笑ってうそぶくミミズクが、純粋に素敵だと思いました。 ありふれたお話で、ありふれた結末なのに、こんなに心動かされるのはなんででしょう。わたしの心がひねくれたせい?それとも世間の本がひねくれていったせい? なんて考えてしまうわたしがいるのはきっと二人が真っ直ぐに生きているのが眩しすぎて直視できないから。 お疲れ様でした。

Posted byブクログ

2014/11/15

 この物語は幾つかの構成で分かれているためにその部分部分で受ける印象が全く違うように思える。正直言って私はあらすじに載っていた「死にたがりやの少女」と「人間嫌いの魔王」と言う設定が好きになれそうになかったので、最初はあまり読む気になれなかった。実際、第4章くらいまではそれほど熱心...

 この物語は幾つかの構成で分かれているためにその部分部分で受ける印象が全く違うように思える。正直言って私はあらすじに載っていた「死にたがりやの少女」と「人間嫌いの魔王」と言う設定が好きになれそうになかったので、最初はあまり読む気になれなかった。実際、第4章くらいまではそれほど熱心に読んではいなかった。  しかし、魔王と対をなす聖剣の主が登場し魔王を「少女救出」という名目で討伐してからというもの、物語はようやく狭い森の中を抜け出し、ある小王国の中で展開されることになる。  その辺りから、作家が真に伝えたいものやこの物語の本質が見え出してくる。余計な要素で隠したりはせず、大切なものはきちんと遠慮なく読者に伝えてくる。この作品は、魔王視点で見る事で聖剣の主の正当性を疑い社会的なアンチテーゼを呈するような作品ではない。あくまで主人公は第三者であるミミズクなのだ。彼女が主人公である限り、この作品は善悪を問題とする作品には成り得ない。この物語は、死にたがりやだった少女が様々な優しさを持った人間に触れる事で、自分で自分の道を選択する事を知る物語である。  この作品はきっと読んだ人の心に残る作品であろう。

Posted byブクログ

2023/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

異種族萌えな方には大変おすすめでございます。 闇の王と呼ばれる魔物と、名前もない数字だけが額に焼印で捺されている少女の物語。とても良かった。 良かったんだけれど、サブキャラが聖剣に選ばれた聖騎士とか剣にその命を捧げる乙女とか、その辺がなんとも陳腐になってしまっているというか、ありきたりすぎて誰も手をつけなさそうな設定なのが残念かなー。 世界観がもっと詰まってたらもっと高評価だったかも。 最初のミミズクの言葉づかいがどうにも苦手でちょっと読みづらかったかもしれない。 電撃文庫って感じの話でないですね。 ラスト、王子の手足があっさり治っちゃうのはちょっと都合よすぎたかもしれない。

Posted byブクログ

2014/10/18

図書館本。あまり期待せずに読みましたが、いいお話でした。ミミズクの境遇に胸が痛くなったりもしましたが、魔物のクロちゃんに夜の王の優しさ、聖騎士や巫女といったミミズクの周りの人々はみんなやさしくて心があったかくなる。夜の王の人間だったころの話も心が痛くなる内容でしたが、だからこそ同...

図書館本。あまり期待せずに読みましたが、いいお話でした。ミミズクの境遇に胸が痛くなったりもしましたが、魔物のクロちゃんに夜の王の優しさ、聖騎士や巫女といったミミズクの周りの人々はみんなやさしくて心があったかくなる。夜の王の人間だったころの話も心が痛くなる内容でしたが、だからこそ同じような境遇のミミズクが気になったのかなとも思いました。

Posted byブクログ

2014/10/17

残酷さを作り出して深さを与えようとしたように見えてしまった。 物語を読んだというより、誰かが読んだのを聞いたような感覚が残るのはなぜだろう。 出来事を裸のまま小説にしたような印象。

Posted byブクログ