獣の奏者(Ⅰ) の商品レビュー

上橋菜穂子【著】

2009/10/04

世界観が完璧に作られているのがすごい。エリンの成長と世界の情勢が細かく描かれていて、どうやって関わっていくのかワクワクする。
文庫本が出てたので、王獣編からは文庫にシフトします。

2011/07/19

ファンタジーは苦手な私なのですが、とても面白く読めました。主人公は闘蛇衆の父と霧の民の母を持つ女の子、エリン。漢字を駆使した造語が、さも当たり前のことのように説明抜きで出てくるのですが、異界に迷い込んだ者が必死で言葉を探るように、物語に入り込む過程まで楽しめました。武力を持たない真王（ヨジェ）と、血で我が手を穢しながらもその領土と真王を守る大公（アルハン）。その力関係が徐々に崩れていく様と、秘された歴史には、この年になっても、ワクワクとページをめくってしまいました。エリンが傷ついた王獣の子、リランと出会った時から、話は大きく展開していきます。気持ちを通じ合わせ、言葉さえ相互に理解できるようになる過程は、動物好きの私には微笑ましいもの、と思えたのですが、それが実は、封印された歴史に反するものだったとは・・。長い歴史を持つ国が、ある時期、方向転換するという話を、無理なく伏線をちりばめて、とてもリーズナブルに持って行ってくれる手法には、感服しました。

2009/10/04

エリンが10歳の時に母とつらく、悲しい別れ、そして蜂飼いジョウンにたすけられ共に暮らしていく中で新たな生き方を決意していく。
高原での場面はいい！次巻のエリンの成長が楽しみである。

2009/10/04

物語にぐいぐい引き込まれました。エリンのジョウンとの生活描写がとても楽しそうでした。エリンの一途さは凄い。凄いヒロインです。

2009/10/04

NHKアニメをたまたま見て気になって。
児童文学ですが大人にも十分な読み応えあります。
才能ある子供の、少し悲しいお話。

2009/10/07

序章から一気に引き込まれたのは久しぶりで、勢いのまま読み進めた。
母ソヨンが娘のエリンを一人ぼっちで残してしまうことになっても掟にこだわる姿に、生まれ育った環境の影響力やその怖さを感じた。

2009/10/04

ずっと読みたくて、ようやく読むことができました。
上橋さん、大好き。

序盤はアニメを少し見たあとだったので、影響されて少し違和感を感じていましたが、読み進めていくうちに本のイメージどっぷりになりました。
ジョウンとのシーンがどこも好きで、上橋さんの作品で毎回思うのですが、食事のシーンがいいなぁと思いました。おいしそうでたまらない！

2010/07/25

もう、大好きっ！ぎゃーっ!!
再々読です。本が出た当時、図書館から借りて上巻一気読み、その後コーフンして寝られず、翌朝図書館に行ったものの下巻はなく、結局地元から隣町まで彷徨って、ようやく買ったものをまた一気読み。その後もう一回読み直したという……（笑）
ホントに好きなのです〜。

今回再読しようと思ったのは、アニメが始まって闘蛇と王獣を見たからです。
ぎゃーっ！！私の大好きなあの闘蛇と王獣がっ！
あのビジュアルでは受け付けられない〜。
しかし、恐ろしいことに目の前のリアルな絵柄は、私の中の淡い印象なんて塗りつぶしていくんですなー。
その自分のイメージを復古させるために再読。
闘蛇は成功！（やっぱり美しい生き物だよな〜闘蛇は）
王獣は未だちょっと薄い。
やっぱり一気に読んじゃって「後編〜っ」て感じなのですが、自分のは人に貸していて手元にないし、図書館は借りられていて暫くは悶絶しそうです。
その間に王獣のイメージ育てとこう。
ちなみにキャラクターは随分のっとられました。
かろうじてエリンがまだ残っているかも…。
他のキャライメージも育てとこう。

2009/10/04

ファンタジーをあまり読んだことがなかった私が素直におもしろいとおもった作品（●＾＾●）
主人公とリランの交流には本当に胸を打たれました。

2009/10/07

発売当初から気になってて、守り人シリーズのように文庫にならないかなぁ・・・って思ってたのですが(^_^;)
結局、待ちきれずにハードカバーで購入。

やっぱり上橋さんの作品は面白い＞＜ｂ
上橋さん独特の世界観なのですが、しっかりとしています。
児童文学ということもあり読みやすかった。
私は、守り人シリーズよりもこっちのほうが読みやすかったです。

読みやすいのですが、話の進むスピードがちょっと早いかな。
もっとゆっくり展開していってもいいような・・・でも、それだともっと分厚い本になっちゃうか(^_^;)

ソヨンのいう大罪とは一体何なのか？
エリンはそれを知ることができるのか気になります＞＜
続けて王獣編を読みますｗ