獣の奏者(Ⅰ) の商品レビュー
【2007年の1冊目】 獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと...
【2007年の1冊目】 獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが、そのことが、やがて、王国の運命を左右する立場にエリンを立たせることに…。 2007年の読書初めです(笑) 上橋さんの作品は全部読んでいますがこれは最新巻。今回は「守り人シリーズ」の偕成社巻じゃなかったせいか、文体が少々大人向けだったと思います。その分読みやすかったです。闘蛇や王獣といった生物が生態などを詳しく書くことで生き生きと描かれていました。主人公エリンのまっすぐな眼差しがよかったです。
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上橋菜穂子ファンは必読! 人であるエリンと王獣のリラン。決して混じり合わない存在同士だけど、決して気持ちが通じ合わないわけではない。ラストのクライマックスシーンでは、ついつい胸が熱くなってしまったわ(感涙)。 この作品の根底には『狐笛のかなた』で描かれたことが流れているのかなあ...
上橋菜穂子ファンは必読! 人であるエリンと王獣のリラン。決して混じり合わない存在同士だけど、決して気持ちが通じ合わないわけではない。ラストのクライマックスシーンでは、ついつい胸が熱くなってしまったわ(感涙)。 この作品の根底には『狐笛のかなた』で描かれたことが流れているのかなあと思いました(再読せねば!)。 (2007.1.6読了)
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