四季 夏 の商品レビュー
物理も数学も、四季に…
物理も数学も、四季にとっては「知りたいもの」ではなく「当然知っているべきもの」だったように思う。それはまるで、私たちが足し算や引き算を知っているかのように。しかし、ここで初めて愛や恋といった形の興味が生まれた。うつり変わる四季に、惹き込まれてしまいます。
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四季シリーズ2冊目。四季さん13歳。妃真加島では真賀田研究所が建設中であり、『すべてがFになる』の前日譚的な位置づけにあたる作品。 元アシスタントの事故死に動揺したり、紅子さんを意識しまくったり、四季さんも人間らしいところあるんじゃないのとほっこりしたのも束の間、こうした感情は四...
四季シリーズ2冊目。四季さん13歳。妃真加島では真賀田研究所が建設中であり、『すべてがFになる』の前日譚的な位置づけにあたる作品。 元アシスタントの事故死に動揺したり、紅子さんを意識しまくったり、四季さんも人間らしいところあるんじゃないのとほっこりしたのも束の間、こうした感情は四季さんにとっては乗り越えるべきものだった。 だからって、そうなりますか?という思考過程は、やはり凡人の理解を超えている。 ともあれ、これであの事件の舞台は整った。
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みんな仲良く大集合のご機嫌な一冊。 なんと言ってもVシリーズが世界で1番すき。 なんて呑気に読んでいたらそうだ!この年でした。すっかり忘れていた。 わからないのに全てわかるような。すごい。としか言えない。全てずっと正しくて、だからなのか、としか言えない。優しさと愛情と慈しみを感じた。言葉と行動から。 最近悶え苦しみながら断捨離をしており、自分には何が必要か考えたらやっぱり森博嗣の作品だという結論に達した。寄り道もいいけどさ。 別に無理に捨てなくても良いのでは?と言ってくれた友人に拍手。 プラトンの饗宴は愛読書なのでもうそれだけで鼻血出そう。 欠点も多いけれど人間くさいキャラクタたちと絡めて四季の内面の変化を描く。無駄なく綺麗。生きるとは美の本質を認識することとプラトンは言ったとおり、美しい話の展開。こうやって美しいものを見ることでイデアに近づいていく。生きる希望はもうここにしかないのではないかというほど、まだ少しやぶれかぶれだ。それでも恐怖を感じられるほどには幸せだ。 オリンポスの神々は親殺しを経て力をつける。 オイディプスもこのモチーフがあるせいか、男性の自立という意味づけをされがちですが、そうじゃなくて神様に近い存在にとっての自立だから性別など関係ない、とする目の付け所が素敵。 ちゃんとギリシャ神話の味がしました。 私から見たら四季はとても愛情深い人で、なぜなら自分と他人は別の人格だとわかったうえで歩み寄ろうとするから。私たちは、特に近いバックグラウンドを持ったもの同士は、当たり前に共感を強要しがちで、それは暴力にも似ている。海外に暮らし、第一言語でない言葉で不自由ながら人と関わると優しくなれる気がする。自分を否定せず、他人も否定しない在り方を模索し続けるから。 最初で最後かもしれない、完全にわかりあうという瞬間。そしてすぐに距離ができるという現実。錯覚かもしれないこの愛に満ちた時間があったから、四季は愛情深い人になったのかもしれない。これがあれば1人で生きていける?のところが大好き。何度も読み返す。 夏は必ず過ぎ去ってしまう 夜更かしして伏線回収してしまって寝付けない。ここ7年くらいで一番のびっくり。
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まあ、面白かった。 読むのに時間がかかってしまった。 このシリーズで評判のいい巻なので、期待しすぎてしまったのかも。 先にニュース等で結果を知ってしまった、録画してあったスポーツの試合を観てるような、、、。
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ミステリのキャラ史上一番好き、真賀田四季 ところどころにある考察が現代をほぼ正確に予測してて今読んでも面白い いつか子供できたら四季って名前にしたい(絶対ダメ笑)
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すべてがFになる、につながる結末。やっとこさ2年越しで理解できた。 全くもって四季のことは理解しようとしても無理だけど、なんとなく言わんとしていることは掴むことができた。結局、四季も、生物学的に人間であったんだと、欲求がある物体だったんだと思った。逢瀬の描写は控えめながらも激しく...
すべてがFになる、につながる結末。やっとこさ2年越しで理解できた。 全くもって四季のことは理解しようとしても無理だけど、なんとなく言わんとしていることは掴むことができた。結局、四季も、生物学的に人間であったんだと、欲求がある物体だったんだと思った。逢瀬の描写は控えめながらも激しく、どうして言葉の羅列だけでこうも表現できるのか。そこに動きはないのに匂いはないのに音はないのになんで。すごいなと思った。 なんかすごい天才的な人のよく分からない衝動って、普通の人の同じ行動と比べるとどうして高尚に写ってしまうのだろうか。私は本当に考えるのが苦手で、なんでも記号をつけて一括りにする楽なことばかり脳でしているな。 それにしても、13歳で華奢で、よく妊娠できたもんだ。出産大変だったろうな。夏なのに、結実したのは冬なのね。でも、産むのは秋か。事が起きたのは夏ね。 人はチェスのようには動かない。結局行き着くところは似ている。道筋があって進むべき道があることは幸せ。 なぜ人はコミュニケーションを欲しがるのか。話したがっているのにその実はなしのほとんどは認識していない。結果でなく過程に価値をみいだす 流れるまま生きる生命。自分が創り上げたものに無関心。食べることだけに喜びを見出す 酸化するだけのプログラム 最初は何かしようとしていたのに、何もしなくても生きていけると知ってしまった。エネルギーを浪費するだけの仕組み。膨大な無駄を抱えている社会
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四季シリーズってスピンオフ的な話なのかと思ってた。飛ばしてGシリーズに行かなくて良かった˙ᴥ˙ 四季がだいぶ普通の女の子っぽく成長してきたな、と思ったら…。天才の思考はまったく…。 Vシリーズの後日譚、そしてS&Mシリーズのプロローグ的な物語でしたね。「すべてがFにな...
四季シリーズってスピンオフ的な話なのかと思ってた。飛ばしてGシリーズに行かなくて良かった˙ᴥ˙ 四季がだいぶ普通の女の子っぽく成長してきたな、と思ったら…。天才の思考はまったく…。 Vシリーズの後日譚、そしてS&Mシリーズのプロローグ的な物語でしたね。「すべてがFになる」を読み直したらまた違った感想になりそうです。全シリーズ通して読んでる人ほど楽しめるのっていいですね˙ᴥ˙ Vシリーズの面々に会えたのが嬉しかった( * ॑꒳ ॑*) そして喜多北斗と犀川創平! さすがに気付きますそういう事だよね˙ᴥ˙
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この巻では、四季が両親を殺すまでが描かれている。 どうして新藤の子どもが欲しいと思ったのかも四季の 言葉で示されている。が、理解が難しい。 両親にそう話した結果、こうなることは簡単に想像が できたはずで、それでも…というところに、出産を経 験することがどれだけ四季にとって重要だったのかが わかる。 天才って幸せだろうか?と思わずにはいられなかった。 「すべてがFになる」を読んでも、産後の四季は瀬在 丸紅子とは似ても似つかないし。産後、四季が娘に対 して、経験に関してどう思ったか知りたい。 半分も理解できない自信はあるけど興味がある。 新藤に関しては…気持ち悪いとしか言えない。関係上 完全に距離を置くことは難しかったかもしれないけど、 坂を転げ落ちている自覚があった時点でどうにか出来 たはず。四季のスペルにかかってるかのような言動に は薄気味悪さを感じた。 思いがけず犀川先生と両親に会えたのは嬉しかった。
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真賀田四季の思春期の頃の話。 叔父との関係や、両親との関係。 もはや思考は誰にもトレース出来ない様子が、転がり落ちて行く展開で面白い。
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色々なことが明らかになりすぎて頭がパンクしそう… Vシリーズの登場人物がたくさん出てきて同窓会みたいだ!と心躍らされていたら、まさかの大事実が発覚したではないですか… Vシリーズ最終巻の最後で林さんが匂わせてたのは、そういうことだったのね…犀川先生…! 「春」では冷静で人間離れした四季が印象的だったけど、今作は新藤叔父に恋(?)をする普通らしさも垣間見えたので少しほっとした。 ここから「すべてがFになる」に繋がっていくと思うと、相変わらず森先生の構成力?には脱帽です。 あと、あと、四季と各務さんの、キス…!!そして保呂草ァ!!!!
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