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歳三 往きてまた の商品レビュー

4.4

47件のお客様レビュー

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2009/10/07

何か批判的なコメントが多いですが私はとっても大好きですこの本。 鳥羽伏見の戦い以降の土方歳三、そして解体されていく新撰組がメインなので、 土方歳三が必ずしも「鬼」ではなく、むしろ隊士から慕われています。ていうか優しいんですけどこの人。 ちょっとその温度差が嫌いな人は嫌いかも。 で...

何か批判的なコメントが多いですが私はとっても大好きですこの本。 鳥羽伏見の戦い以降の土方歳三、そして解体されていく新撰組がメインなので、 土方歳三が必ずしも「鬼」ではなく、むしろ隊士から慕われています。ていうか優しいんですけどこの人。 ちょっとその温度差が嫌いな人は嫌いかも。 でも簡単にBLで括るのもどうかと思うよ、アマゾンのひと。 私がこの本で感動したのはあれですよ、もう、伊庭八郎その人以外に何もありませんもうほんとにあのひとなんなのかっこいい以下略 最後の最後に土方と伊庭が交わした会話はもうすごい泣いた。 あの伊庭の台詞ほど、今までの土方さんを射抜いたものはないんじゃないかなと。 最期まで約束を守る伊庭八郎に感動ですもう。(土方どこいった)

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2009/10/07

再読。 あまりにみんなが土方さんに惚れてて、切なくなる。 沖田が下げ緒を預け、 竜田が潔白を証明して死んでいき、 山崎が一目見てから逝ってしまう。 どのシーンもとてもステキで、真っ直ぐに生きたいと思う。

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2009/10/07

戊辰戦争直前からの話。 “鬼の副長”と呼ばれていたけど、側にいた誰しもが土方を好いていて(尊敬なのかな?)すごく切なくなる。特に藤堂平助との思い出の橘の花と、総司の下げ緒。 いつも新撰組には泣かされる…

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2009/10/04

本書の書き出しは、浪士組が京都守護職の預かりになった辺りの回想だが、物語は鳥羽伏見の戦いが始まる少し前辺りである。そして新撰組が燃え尽きていく戊辰戦争が描かれる。土方歳三は鳥羽伏見の戦いの後、江戸、関東、会津、仙台、箱館と戦い続けて散ってしまうのだが、本作は彼が散るまで、そして箱...

本書の書き出しは、浪士組が京都守護職の預かりになった辺りの回想だが、物語は鳥羽伏見の戦いが始まる少し前辺りである。そして新撰組が燃え尽きていく戊辰戦争が描かれる。土方歳三は鳥羽伏見の戦いの後、江戸、関東、会津、仙台、箱館と戦い続けて散ってしまうのだが、本作は彼が散るまで、そして箱館が敗れるまでの物語になっている。 本作には幕府側に立って箱館まで戦った様々な人物が出て来る。何れも様々な毀誉褒貶がある人物達だが、本作では「本当に嫌な奴」として描かれている人物は居ない…それぞれに想いを抱いて箱館に至っている人物として登場している…この描き方がなかなか好感を抱くことが出来た。

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2009/10/07

幕末に生まれたかった。 るろ剣を思い出しつつも 銀魂をおさえつつも 剣に生きて 剣に死んで 義に生きて 義を全うしはったんやなーと そこまでして人生も命も懸けて がむしゃらに毎日を駆けるもんに 出会ったこともないし 感じたこともない。

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2014/03/16

単行本で読んだ日⇒05/01/15。09/02/17に文庫本で購入。 幕末ものの中で、死というものの扱いが一番好きな小説が、これ。変に、武士の「美学」で生き死にを語ってないので、湿っぽい死はないけど、生きてるって大事だなあ、と思える。歴史的事実の説明と、戦の場面、そして会話の場面...

単行本で読んだ日⇒05/01/15。09/02/17に文庫本で購入。 幕末ものの中で、死というものの扱いが一番好きな小説が、これ。変に、武士の「美学」で生き死にを語ってないので、湿っぽい死はないけど、生きてるって大事だなあ、と思える。歴史的事実の説明と、戦の場面、そして会話の場面のつながりに無理がない感じがする。この本の土方さんは、バラガキのままでもなく、近藤さんや総司に過度に依存してもいず、悟りきってもいず、好きです。冷酷で、戦い抜くことに対して頑固で、だからこそ命の重さをちゃんと感覚でつかんでいる。そんな感じ(やっぱり、作者は土方さんが大好きみたいで、綺麗過ぎるかな、と思う描写もあるが)。それから、これは土方さんの描写以外にもいえることだけど、さりげない会話で、話している人同士はもちろん、話に上がっている第三者がいればその人の人柄までわからせてしまうところも好き。

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2009/10/04

土方さんがかっこいいんだけどとてもいいお母さんやってた。 少年隊士たちとのいろいろはとても可愛いと思った。 面倒見がよくて、どろんこの隊士たちも何か愛おしくて、死地から生きて戻ってきてくれるとうるっとしてしまう。 …やっぱり隊士みんなのお母さん。

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2009/10/04

新撰組の終末期における土方を描いたもの。 土方が近藤の死を知る場面とか、容保公から戒名を授かる場面とか、泣けて泣けて。 情に溺れると判断を誤る、それを行動の規範としていたに違いない土方が、近藤と沖田に対してだけはそれをしてしまう。こんなに強い人間でもやはり。。。 これは小説なんだ...

新撰組の終末期における土方を描いたもの。 土方が近藤の死を知る場面とか、容保公から戒名を授かる場面とか、泣けて泣けて。 情に溺れると判断を誤る、それを行動の規範としていたに違いない土方が、近藤と沖田に対してだけはそれをしてしまう。こんなに強い人間でもやはり。。。 これは小説なんだから、ちょっとぐらい甘ったるいのは構わないと思う。

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2009/10/24

土方歳三を主人公にした作品。新選組後期を主に描いているので多少の前知識は必要。この作家さんの他の本ともリンクしています。 歴史小説としては薄味ですが、とにかくオススメ。「新選組 藤堂平助」を読めば更に。

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2009/10/04

蝦夷入り後の土方歳三に重きを置く話はあまり見た事が無いのでとても嬉しいです。全く個人的な偏見かも知れないが女流作家の描く土方は綺麗すぎて辟易することがあるのだけど秋山さんのはあまりそういった感じもせずに読む事が出来た。まぁ、でもやはり土方歳三の描写は終始「格好良かった」です。土方...

蝦夷入り後の土方歳三に重きを置く話はあまり見た事が無いのでとても嬉しいです。全く個人的な偏見かも知れないが女流作家の描く土方は綺麗すぎて辟易することがあるのだけど秋山さんのはあまりそういった感じもせずに読む事が出来た。まぁ、でもやはり土方歳三の描写は終始「格好良かった」です。土方の周囲の人物の描写も秀逸でした。

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