哀しい予感 の商品レビュー
吉本ばななにハマり始めてこの本は8冊目くらい。やっぱりこの本も好きだった♡ おばと彼女の家のあの不思議な感じの描写で、なぜか「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんを思い出し(多分、きちんと感とか全然違うと思うんだけど笑)、おばと弥生と哲生の関係性から「おいしいコーヒーのいれ方」を思い...
吉本ばななにハマり始めてこの本は8冊目くらい。やっぱりこの本も好きだった♡ おばと彼女の家のあの不思議な感じの描写で、なぜか「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんを思い出し(多分、きちんと感とか全然違うと思うんだけど笑)、おばと弥生と哲生の関係性から「おいしいコーヒーのいれ方」を思い出した。 梨木香歩も村山由佳も、吉本ばななに影響を受けたり…したことがあるのかな? 誰かのエッセイに他の誰かが出てきたりしてないかな?笑
Posted by
吉本ばななさんの初期の頃の作品だろうか。私はとても面白かった。あっというまに読破してしまった。インパクトのある表紙に、内容の想像がつかなかった。哀愁があって、かっこよくてミステリアスで少しの恐怖があって。売れている作家さんなんだとやはり思わされる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
哀しい予感 というタイトルからして、重く切ない 言い表すのが難しい。けどほんのりあたたかいような、不思議な感覚に陥りました。 恐山からふたりが帰ったあと、どうなったのだろう。血の繋がってない家族のことや弟のこと。ほんとうに、厄介事は何一つ片付いてなくてこれから試練や難関がたくさんあるんだろうな、と感情移入してしまうくらい、重い 短いあらすじだったけどぐっと引き込まれるものがあってすぐに読めました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゆきのの横顔や伏し目を見た時の美しさ、考えを曲げないまっすぐさが魅力的だった。本当にゆきののような先生がいたら気になってしまうだろうなと思った。 ゆきのの家や、数ヶ月過ごした家のしんと静まり返った空気感がひしひしと文面から伝わってきた。 何作か吉本ばななさんの作品を読んで思ったのは、どれも特有の掴めないふわふわした要素があること。これは他の作家さんと比較できないと思う。 そして、これを受け入れられる余裕がないと十分に作品を楽しむことができないと感じた。もう少し万全な状態で読みたかった! 気軽に読めはしないけど、ゆっくり時間をかけて読んでようやく良さがわかる作品だと思います。
Posted by
血の繋がりがなくても兄弟ものの恋愛は嫌いなのに、この作品は読めた。 家族の描写がすごく温かい作家さんだなと思った。 不安がすっと消えていって、心が満たされる文章だった。
Posted by
最後に読んだのは大学生の頃だろうか。 覚えていないがとても昔のことだ。 吉本ばななさんの作品はこれまで沢山読んできたが、新しい作品ほどどうもしっくりこなくて一度手放してしまった初期の作品をもう一度手に取ってみた。 読んでしばらくして、あぁこの設定知っているとなった。 一度読んで...
最後に読んだのは大学生の頃だろうか。 覚えていないがとても昔のことだ。 吉本ばななさんの作品はこれまで沢山読んできたが、新しい作品ほどどうもしっくりこなくて一度手放してしまった初期の作品をもう一度手に取ってみた。 読んでしばらくして、あぁこの設定知っているとなった。 一度読んでいるのだから当然だが、私の場合読んで何年も経っている作品はすっかり忘れていることがほとんどだ。 それでもピンときたということは、やはり私は初期のばななさんの作品が好きだったのだ。 ばななさんの『良いことを教えてあげる』というスタンスのない純粋な小説になっていることが読みやすい。 これを機にまた初期の作品を読んでみたいと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【図書館】 初めて吉本ばななさんの本を読んだ。心理・情景の表現が独特で繊細。 内容全体的にはそんなに明るいものではないから、ずっと曇り空のような色のイメージ。 一緒に短いけど長い旅を過ごしている感覚の中で、終わりに向けて少しずつ、少しずつ、透明にクリアになっていく。 もがき苦しみながら、自分の気持ちや、自分と他者との関係性の変化を受け止めていく、主人公を含めた登場人物全員の、この先の明るい未来を祈りたくなる。
Posted by
『あんまりたくさんありすぎるものを見ると、 人間は不思議と悲しくなっちゃうんだよ』 幸せな家庭で過ごしているが、幼い頃の記憶が欠けている弥生。 変わり者だが美しいおばのゆきの。 真っ直ぐで誰からも愛される弟の哲生。 それぞれの想いや、明らかになる過去。 弥生と...
『あんまりたくさんありすぎるものを見ると、 人間は不思議と悲しくなっちゃうんだよ』 幸せな家庭で過ごしているが、幼い頃の記憶が欠けている弥生。 変わり者だが美しいおばのゆきの。 真っ直ぐで誰からも愛される弟の哲生。 それぞれの想いや、明らかになる過去。 弥生と共に、常にどこか切ないような、でも静かに満たされていくような感覚になりながら読み進められた。 初めて吉本ばななさんの作品を読んだが、情景描写や心情を紡ぐ言葉がとても美しくて素敵で、こころが澄んでいくような気がした。 今後も色々な作品を読んでいきたい。
Posted by
童話の世界に迷い込んだ気分になれる小説 主人公は確かにいるのに、自分が主人公になったような感覚 ✏あんまりたくさんありすぎるものを見ると、人間は不思議と悲しくなっちゃうんだよ。
Posted by