哀しい予感 の商品レビュー
「血縁」ばななさん作品の重要テーマなんですね おばの際立った美貌の描写や正彦との関係にどことなく既視感があり、 最近友人におすすめされた『おいしいコーヒーのいれ方』だと気づいた(Ⅰしか読んでない)
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見た目や形に囚われずに生きると、また人生の見方、そして出会いも変わるのでしょう。キャラクターと親しくなれた頃に本が終わったしまいましたが、言葉の表現がとても素敵で、楽しく読みました。
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読むの2回目だけど前回と全然違った感想を持った。 本を開く通勤と休憩の時間がすごく楽しかった。心が熱くなって心がふわぁって自由になってくのが心地よかったり、 弥生と弥生の家族が背負う微熱を持った不幸、 その訪れた不幸を時間をかけてゆっくりと受入れて輝いていく。それがなんともうつく...
読むの2回目だけど前回と全然違った感想を持った。 本を開く通勤と休憩の時間がすごく楽しかった。心が熱くなって心がふわぁって自由になってくのが心地よかったり、 弥生と弥生の家族が背負う微熱を持った不幸、 その訪れた不幸を時間をかけてゆっくりと受入れて輝いていく。それがなんともうつくしいと思えるこの感覚ってすごいな~。これが吉本ばななだな~て思う。 ばななさんの本、だいすきです!
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高校生の頃に読んだ吉本ばななをアラフォーになった今また読みたくなった。 ばななワールドは切なくて物悲しくて、死と生と愛が横たわっている。 「叔母の家」「血の繋がらない弟」というキーワードだけ覚えていたけれど、まさか軽井沢から青森の恐山まで旅する話だったとは。
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ばななさんの小説を久しぶりに読んだけれども、やはり文章がさらっとしていて読みやすかった。タイトルで気になって読みはじめた。冒頭の、小学生の弥生がおばさんを訪ねていく場面がだいすきだった。少女とおばという組み合わせを主軸にした小説は他にいくつもあるけど、「哀しい予感」はただそれだけ...
ばななさんの小説を久しぶりに読んだけれども、やはり文章がさらっとしていて読みやすかった。タイトルで気になって読みはじめた。冒頭の、小学生の弥生がおばさんを訪ねていく場面がだいすきだった。少女とおばという組み合わせを主軸にした小説は他にいくつもあるけど、「哀しい予感」はただそれだけではなくて、よかった。こころがあたたかくなる小説。
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吉本ばななさんの作品が世間で広く受け入れられていることに、あらためて驚きと嬉しさを感じずにはいられませんでした。その言葉の持つたおやかさは、もちろん素晴らしいもので、スピリチュアルな内容もいとも簡単にその中に包括してしまう感性。吉本ばななさんの作品は、淡い夕焼け色を彷彿させるもの...
吉本ばななさんの作品が世間で広く受け入れられていることに、あらためて驚きと嬉しさを感じずにはいられませんでした。その言葉の持つたおやかさは、もちろん素晴らしいもので、スピリチュアルな内容もいとも簡単にその中に包括してしまう感性。吉本ばななさんの作品は、淡い夕焼け色を彷彿させるものが多いような気がします。この作品の登場人物達も、みな美しく、その中に溶け込んでしまうように感じながら、小説を読み終えました。
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81歳になる読書家の父が図書館で手に取り、面白かったからとお勧めしてくれた本。 遠い遠い昔に読んだ事があるような、かすかな記憶。 当時話題になっていた『つぐみ』。 あの頃はピンと来なかった作家さんの魅力をこの作品で再認識。 息子にも勧めてみようと思いました。
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情景描写の言葉が綺麗。 頭にスッと入ってきつつ、とても幻想的で切なさや哀しさを感じさせるような言葉が並んでおり、引き込まれた。 主人公の立場は自分とは全く違うのに、なぜか共感できて、涙が出そうになる。 特に、弟(血のつながりはない)と恋愛関係になっていく場面では、いやらしさではな...
情景描写の言葉が綺麗。 頭にスッと入ってきつつ、とても幻想的で切なさや哀しさを感じさせるような言葉が並んでおり、引き込まれた。 主人公の立場は自分とは全く違うのに、なぜか共感できて、涙が出そうになる。 特に、弟(血のつながりはない)と恋愛関係になっていく場面では、いやらしさではなく、甘酸っぱい純粋な恋心を感じられて印象的だった。
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弥生と叔母のゆきのの2人の話。正確にいうとまったく2人だけの話ではないが、私はこの2人のための話だと思う。この2人が姉妹だとは考えも付かなかったが、分かってからもう一度読むと血縁関係があることがありありと分かった。特に、ゆきのがいなくなった家で母親が弥生に電話をかけたシーンなんか血のつながりをよく表している。母親がけろっとした声色で「早く帰ってらっしゃい。」というシーンは、あまりにもあっさりしすぎていて違和感を覚えた。 血のつながりというのは果てしないもので絶対的なものだと思った。それに早くから気づいた哲夫はすごい。 哲夫と弥生の関係はすごく好きだった。哲夫が真面目すぎる故に成り立っている恋愛。だからこそ弥生は哲夫に惹かれるのだと思った。ゆきのだってそうだ。正彦は哲夫とよく似て真面目だ。 ここにも血のつながりが現れている。
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哲生くんにずっとキュンキュンしてしまいました。 ばななさんの小説に出てくる男の子、いつも素敵。 ゆきのさんがどんな家に住んでいるか、想像しながら読みました。
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