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精霊の守り人 の商品レビュー

4.4

779件のお客様レビュー

  1. 5つ

    367

  2. 4つ

    249

  3. 3つ

    99

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    6

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味わい深い作品

美しく、骨太のファンタジーである。ファンタジーに先入観を持つ人にこそ読んでいただきたい。丁寧に作りこまれた世界と、それぞれの運命を背負う人々が生み出す物語に、惹き付けられること間違いなし。

abtm

2024/04/24

このファンタジーが評価される世界に生まれてよかった!!! 十数年前、小学生くらいまではどっぷりハマってたファンタジーもの。気づけば手に取る機会は減って、代わりにシリアスな生々しい小説ばかり読むようになってた。なので、最初こそ世界観について行きにくかったけど、人間味あふれる登場人物...

このファンタジーが評価される世界に生まれてよかった!!! 十数年前、小学生くらいまではどっぷりハマってたファンタジーもの。気づけば手に取る機会は減って、代わりにシリアスな生々しい小説ばかり読むようになってた。なので、最初こそ世界観について行きにくかったけど、人間味あふれる登場人物と、目にありありと浮かぶ情景描写に夢中になって読み切った。本自体の素晴らしさ、そして本屋大賞に輝くだけの読者がいることに感激!

Posted byブクログ

2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女用心棒バルサと皇子チャグムの冒険物語。人気の守り人シリーズ第1弾。 昔から知っていながら初読みの今作は、前評判通りの面白さ。 なんと言ってもバルサのカッコよさ。鍛え抜かれた強靭さに加えて、チャグムに対する母性ともとれる無償の優しさ。これは人気が出るのも頷ける。 バルサばかりでなく、薬草師タンダや呪術師のトロガイ等魅力的な登場人物たちも物語を引き立てる。ドラマ化されたものを以前観たことがあるけれど、この世界観をよくぞ映像化できたものだと改めて感心した。 「人助けは、殺すよりむずかしい」 敵が人間だけならともかく、得体のしれない"人ならざるもの"ではさすがのバルサも四苦八苦。熟練したバルサでも失敗したり後悔したりする、その人間味がとてもリアルで、だから読む人を魅了するのだろう。 「金勘定するように、過ぎてきた日々を勘定したらむなしいだけ」 単なる冒険譚で終わらない。バルサの生き様もまた良き。 上橋菜穂子先生が文庫版あとがきで仰ってた「子どもが読んでも、大人が読んでも面白い物語になってくれてるとよい」上橋先生の狙い通り、世代を超えて楽しめるシリーズだと思った。 表題の『精霊の守り人』は、今までずっとバルサのことだと思ってたいたけれどチャグムのことだったとは。そのことに一番驚いた。

Posted byブクログ

2024/04/11

大学近くの古本屋さんで22円で売っていたので、家に1冊あるものの買ってしまった。 やっぱり上橋菜穂子さんのファンタジーはこれだー!!ってなる。シンプルに面白くて大好き。 上橋菜穂子という作家論的に原住民と移住民みたいな感想もあると思うけどそれ以上のなにかがあるし、そこではないので...

大学近くの古本屋さんで22円で売っていたので、家に1冊あるものの買ってしまった。 やっぱり上橋菜穂子さんのファンタジーはこれだー!!ってなる。シンプルに面白くて大好き。 上橋菜穂子という作家論的に原住民と移住民みたいな感想もあると思うけどそれ以上のなにかがあるし、そこではないのではと思ったり思わなかったり。

Posted byブクログ

2024/03/06

十数年ぶりの再読。年齢を重ねると、登場人物の心情を深読みできるようになる気がする。初読時も一気読みだったが、今回も駆け抜けるように読み終わった。チャグムのように、自らの役割を知り、自らを律しつつ、その役割を全うする芯の強さがいかに大切か、今の自分にはとても刺さった。生き方を学べる...

十数年ぶりの再読。年齢を重ねると、登場人物の心情を深読みできるようになる気がする。初読時も一気読みだったが、今回も駆け抜けるように読み終わった。チャグムのように、自らの役割を知り、自らを律しつつ、その役割を全うする芯の強さがいかに大切か、今の自分にはとても刺さった。生き方を学べる物語だと思う。

Posted byブクログ

2024/02/08

2024年の課題図書『守り人シリーズ』早めにスタートです! また新たなシリーズに手を出してる? 大丈夫です!一個終わらしてからのーですから! なにこの学習能力の高さ AIか!っていうね 次世代AIか!っていうね 相変わらず前置きが無駄に長い!(無駄に言うな) はい『精霊の守...

2024年の課題図書『守り人シリーズ』早めにスタートです! また新たなシリーズに手を出してる? 大丈夫です!一個終わらしてからのーですから! なにこの学習能力の高さ AIか!っていうね 次世代AIか!っていうね 相変わらず前置きが無駄に長い!(無駄に言うな) はい『精霊の守り人』 当たり前のこと言っていいですか? まぁ許可なくても言っちゃいますけど 世界設定がしっかりしてる! 世界設定がしっかり出来てから書き始めてる! 行き当たりばったりに書いてない! 名誉毀損になりそうなくらい当たり前のこと言っちゃいました あらためて謝罪します ごめんねごめんねー そして恩田陸さんの解説がめちゃくちゃ良かった!文庫版にして良かった〜 もしこれから『守り人シリーズ』を読み始める人がいたら絶対文庫版で! 新潮文庫は栞紐がすこぶる便利だし! あ、結局中身にほぼ触れてないや まぁいつものことだから別にいいか それに文庫版のレビューだけで千件超えてるんだよ 今さらあらすじとか追ってもね〜 なのでこれでいいのだ! じゃ!そういうことで!

Posted byブクログ

2024/02/04

児童書と侮るなかれ。よくある和製ファンタジーでしょ、と舐めてかかって読み、殴られたような衝撃を受けた。圧倒的で緻密な世界観、重厚なストーリー、それぞれの息遣いを感じる登場人物。ファンタジー好きはもちろん、大人こそ騙されたと思って読んでほしい。

Posted byブクログ

2024/01/20

壮大な和製ファンタジー!ファンタジーは普段読まないのですが、おもしろかったです。 女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の第2皇子チャグムを守ることになる。チャグムは精霊の卵を宿しており、父帝が差し向けた刺客に命を狙われていた。しかし先住民ヤクーの言い伝えによれば、100年に1度精霊の卵が...

壮大な和製ファンタジー!ファンタジーは普段読まないのですが、おもしろかったです。 女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の第2皇子チャグムを守ることになる。チャグムは精霊の卵を宿しており、父帝が差し向けた刺客に命を狙われていた。しかし先住民ヤクーの言い伝えによれば、100年に1度精霊の卵が人間の子供の中に産み落とされる。卵を狙うラルンガ〈卵食い〉という敵から守り、無事に卵を孵さなければ、国が大干ばつに襲われるらしい。とはいえ、100年前のことなので言い伝えでしか情報がない。それをそれぞれに紐解いていく星読博士シュガと、ヤクーの呪術師トロガイとタンダ。新ヨゴ皇国建国の隠された歴史など、クライマックスに向けてページをめくる手が止められませんでした。バルサとチャグムの間に生まれた親愛の情も素敵でした。

Posted byブクログ

2024/01/06

続きを読みたくて仕方ない!っていうファンタジー小説に久々に出会えた! 獣の奏者が大好きなのでまあ守り人シリーズも好きだろうなと思ってたけどやはり。 シリーズものなのでこの先も長いけど楽しみ。

Posted byブクログ

2024/01/05

名作だと聞いたので読んでみました。野山や木々を駆ける疾走感が伝わってきて、躍動感にあふれていました。壮大なスケールの物語が奥に隠れているような終わり方だったので、これからの展開が気になります。次作も楽しみです。

Posted byブクログ