株価暴落 の商品レビュー
ストーリーとしては、中盤までは重厚な雰囲気で進むものの、後半は突然急展開な感じで、例えては2時間ドラマが時間内にはめ込むために都合良くサクサク進む、そんな印象を受けたが、安定感ある著者の作品の通り、一定程度は面白く読めたと思う。
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●あらすじ(下書き) 一風堂の爆破テロにより、株価が暴落する。 犯人候補として、出店時に地場の小売店で反対派のリーダーをした末に亡くなった犬鳴黄が挙がる。 銀行では追加融資をすべきか検討、審査部は見送りたいvs企画部は融資すべきで対立 実は二戸と風間会長は裏でつながっており、コンサルフィーとして多額の見返りを受け取っていた また爆破テロも犬鳴ではなく、犬鳴を高校生の時に補導した警察官・滝田の仕業だった 滝田は元ワルで犬鳴の同僚を使い、また一風堂財前と手を組み3億円を元手に信用取引で大儲けしようとしていた ●感想 一風堂サイド、銀行サイド、犬鳴サイド、、犯罪小説、経済小説、どちらの旨味も詰まった作品。 読んでいて何度か裏切られるシーンがあって(財前) 友部と坂東が第一線に復帰するところ、二戸が追放されるところまで見たかった、、
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爆破しますっていう予告があり、スーパーにお客さんが来なくなって売上激減、株価も暴落するんだけど、予告した犯人が誰なのかと、銀行はそのスーパーを支援するか否かっていう2軸で話が進んでいくのが面白い!
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刑事がどこで真犯人をわかって、事件解決につながったかの描写がなかったので、やや物足りなかった読後感。 銀行や金融の、詳しくないからわかりにくい話だけど、話は読みやすかった。
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例によって銀行関係を舞台にしながら、ミステリ色もありつつ、いつもの池井戸節(仕事への矜恃)もあるお話。 ネタバレなのであまり書きませんが、真犯人は結構分かりやすかったけど、理由はやや想定外でした。
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今まで読んできた池井戸潤作品よりもミステリ色が強く感じた。あまり意図した殺人が扱われた作品はあまり記憶になかった。 黄視点の章で、犯人がわかってしまってこの後どう書いてくんだと思ったが、最後の数章で覆された。真犯人や動機など。 板東の意見がもっともだと思っていたが、企画部側の風間産業を潰し、そこの仕事を請け負っている他の会社も潰すのか、という考えにも確かにと思ってしまった。何が正義か、難しかった。
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ミステリーと銀行政治のいい感じのバランスだった。でてくる人が全員、半沢直樹の遺伝子をもっているという事と、登場人物がちょっと、覚えきれなかったのが悔しい。 あらすじは、大手百貨店の一風堂に爆破予告が行われ、あまつさえそれが、実行されてしまう。メインバンクである白水銀行は、すでに...
ミステリーと銀行政治のいい感じのバランスだった。でてくる人が全員、半沢直樹の遺伝子をもっているという事と、登場人物がちょっと、覚えきれなかったのが悔しい。 あらすじは、大手百貨店の一風堂に爆破予告が行われ、あまつさえそれが、実行されてしまう。メインバンクである白水銀行は、すでに多額の融資を一風堂に行っていたが、この事件で売上、株価ともに激減。これでは、回収もままならぬと融資部の板東は追加融資に難色を示す。しかし、融資を断る事で倒産してしまっては社会影響はおろか、今まで融資した大金が貸し倒れとなってしまう。行内は融資か、見送りかと紛糾が続き、外部では、一風堂の爆破犯人の捜査が続いていく。権謀術数が渦巻く白水銀行。主人公板東は、果たしてバンカーとしての矜持を貫く事ができるのか? という感じだと思う。 デカすぎて潰せない事を理由に、胡座をかく大企業はやだねぇ。でも、社会的な問題もあるし、本当に難しい問題だこれわ。
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プロットは面白く犯人も読みにくい。推理小説としては良くできているスジ。 でも、企業小説の側面があり、銀行の審査部vs企画部が前面に出てくる。 犯罪部分がおまけ的で都合良すぎる感じがした。
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難しかったけど最後までなんとか読み切った でも正直あんまりちゃんと理解できてない 巨大スーパーで爆破事件を起こして、その空売りしてたスーパーの株価を暴落させて儲けるって頭いい 色んなお金儲けの仕方があるね
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そろそろ宝くじ当らんかなw ってな事で、池井戸潤の『株価暴落』 全くもって熱いバンカーのお話w 債権、融資、経営、憎悪、怨み、爆破、裏切り、捜査、正義、濡れ衣、信頼、空売り、偽装、逮捕、等々エンターテインメント性ありありな内容でした♪ 2017年20冊目
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