株価暴落 の商品レビュー
池井戸潤さんの小説は元銀行員という経歴から銀行が絡んでくるストーリーが多く、株価暴落も銀行員が主人公ですが、銀行と取引先とそれを取り巻く過去そして事件が起こるストーリーに引き込まれて一気に読んでしまいました。ラストは圧巻です。池井戸作品の中で私は一番だと思います。
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下手ではあるが、最後の方まで結末が読めなかった。銀行員という仕事は難しいと考えるとともに、金融における正義とは何かを考えさせられる。コロナによって中小企業の倒産というニュースを目にするが、その裏では銀行員の葛藤や大手企業に対するさまざまな想いがあるのだろうと思った。
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大企業である一風堂を狙った爆破事件が起きる。警察の捜査により、一風堂に怨恨を抱いている1人の被疑者が浮かび上がる。 爆破事件は次々に起き、その間、一風堂の株価は暴落していき、融資の話も銀行側で検討されることになり、一風堂は企業としての存続の危機に陥った。 そんな中、被疑者の情報が...
大企業である一風堂を狙った爆破事件が起きる。警察の捜査により、一風堂に怨恨を抱いている1人の被疑者が浮かび上がる。 爆破事件は次々に起き、その間、一風堂の株価は暴落していき、融資の話も銀行側で検討されることになり、一風堂は企業としての存続の危機に陥った。 そんな中、被疑者の情報が入る。その内容は、被疑者は犯人ではないということであった。捜査を進めていくと、一風堂への怨恨以外の動機で別の犯人が浮かび上がる。株価暴落による利益獲得である。 本当の犯人は誰なのか、そしてどのように爆破事件を起こし株価暴落による利益獲得を実現させたのか。 ミステリー要素も持ちながら、池井戸潤さんらしい経済的な目線や銀行員の使命的なストーリーであり、とてもおもしろかった。
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この作家さん得意の銀行員が活躍する話。 刑事まがいのことをやって事件を解決に導いたりする銀行員はすごいと思う一方で、現実離れしている。 今回は色んな人の苦労話と悪事に染まる部分が多く、暗い話になっている。 もっと明るいハッピーエンドの作品の方がこの作家さんには合っていると思う。
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面白いなぁ、、、 銀行インサイドから書かせたら、右に出る人居ないな。池井戸さん。 ストーリーの緻密さ、振り回される登場人物、おぼろげに見えた犯人の完璧な犯行動機、それを利用すべく蠢く、裏切り者とそれを操る黒幕。 半端ない嵐のような小説。お勧めです。
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どうしても、あの感じが好きになれなくて。 これもその感じをにおわせてくるんだもの。 そんなわけで、銀行特有の説明はほとんどわからないので、何とかしてほしい。 どうも主人公にも、肩入れできず、もっと俺が欲しかった。
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巨大スーパー一風堂。 しかしかつての勢いはなく、業績は落ち込む一方。 その一風堂に対し、巨額の支援をした白水銀行。 はたして一風堂への支援は正しかったのか。 その支援に対し問題提起する白水銀行の坂東。 そこで一風堂の爆破事件が起き、一風堂の株価が暴落していく。 株価暴落というの...
巨大スーパー一風堂。 しかしかつての勢いはなく、業績は落ち込む一方。 その一風堂に対し、巨額の支援をした白水銀行。 はたして一風堂への支援は正しかったのか。 その支援に対し問題提起する白水銀行の坂東。 そこで一風堂の爆破事件が起き、一風堂の株価が暴落していく。 株価暴落というので、証券業界の話かと思ったが、銀行の話。 組織を牛耳るもの、爆破事件を他人にかぶせようとするもの。 急展開の話に手に汗握った。 ただ、最後をもう少し丁寧に描いてほしかった。 第三の爆破事件はどうやって防ぐことができたのか。 頭取はどうしてこのような決断をしたのか。 敵である企画部二戸がどのような結末を迎えるのか。 これらは描かれることはなかった。 残念。
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巨大スーパー・一風堂の爆破テロから、株価の暴落まですべて仕込まれたものだったのには驚いた。 一風堂に恨みのある犬鳴黄が犯人だと思われたが、まさか警察内から黒がでるとは…。 銀行員と警察官、どちらが主役だったのだろうか。 あまり登場人物がパッとしなかったのもあってか、少し物足りなさを感じた。
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起=☆3 承=☆2 転=☆2 結=☆4 途中、もういっちょって感じでしたが、 最後の終わらせ方で☆4になりました。 二戸をやっつける箇所をあえて書かないっていう 終わらせ方が、半沢直樹との違いを明らかにしていて、 読み終わって楽しかったなって思いました。
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