思いわずらうことなく愉しく生きよ の商品レビュー
昔ドラマを見てとても印象的で、本も読んだ気になっていたけど、読んでなかったようです。 タイトルにもなってる犬山家の家訓、思いわずらうことなく愉しく生きよ、とてもいいな。 姉妹仲良くて、とても羨ましい。
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タイトルがめちゃくちゃすき。声に出して読みたい日本語。 コロナでぎすぎすした世の中で、長い間積読だったこの小説を手に取ったのは、 間違いなくタイトルに惹かれたから。 のびやかに育てられた三姉妹の話。 あまりにもぶっとんだパワフルな話で最初引き気味だったけど、 ページをめくる手は...
タイトルがめちゃくちゃすき。声に出して読みたい日本語。 コロナでぎすぎすした世の中で、長い間積読だったこの小説を手に取ったのは、 間違いなくタイトルに惹かれたから。 のびやかに育てられた三姉妹の話。 あまりにもぶっとんだパワフルな話で最初引き気味だったけど、 ページをめくる手は止まらない。 「異常」だと受け入れられない世界でも、何か魅力的で引き付けられるものがあるのだろう。 結末はどんな形であれ、それぞれ三姉妹がうまくいったならいいのではないかと思う。
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時間をおいては何度も読む。 自分は誰に共感できるか、その時々で答えは違う。 今は治子に共感できる。 読み終える頃には爽快になる数少ない小説。
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久しぶりに浸った。 デビューした頃の作品と似た匂い。 完結しない様はいつもの通りだ。 読み始めて中ごろから加速度的に一気によんでしまった。 女性の読者は三姉妹の誰に似てるだろうと読みすすめるだろう。 でもそうじゃない。 誰にでもありそうでない物語が綴られていく。 誰かに聞かれたら...
久しぶりに浸った。 デビューした頃の作品と似た匂い。 完結しない様はいつもの通りだ。 読み始めて中ごろから加速度的に一気によんでしまった。 女性の読者は三姉妹の誰に似てるだろうと読みすすめるだろう。 でもそうじゃない。 誰にでもありそうでない物語が綴られていく。 誰かに聞かれたら星五つとだけ答えよう。
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三姉妹それぞれが伸びやかに、そして強く生きていた。 本当に困ったときに味方でいてくれるのは、やはり親であり兄弟や姉妹なのだなと思った。 大人に成長するまでの、自分の基礎となるものができる時間の多くをを共有したということはいくつになっても変わらない。 家族を大切にしたいなと思わせて...
三姉妹それぞれが伸びやかに、そして強く生きていた。 本当に困ったときに味方でいてくれるのは、やはり親であり兄弟や姉妹なのだなと思った。 大人に成長するまでの、自分の基礎となるものができる時間の多くをを共有したということはいくつになっても変わらない。 家族を大切にしたいなと思わせてくれる作品だった。 そして自分1人で受け止めきれないようなことが起きたときに、そばで支えてくれる人が必要なのだと思った。 大切にしてくれる人を見つけた時、その人のことを大切にしていかなくてはならないと思った。 全体的に重たい話にも関わらず、なぜかスラスラと読むことができた。 思いわずらうことなく愉しく生きよ
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2019.12.9 江國さんのエッセイが好きでほとんど読んできたけど、なんとなく小説は避けていたような気がする。 一度読むと世界に引き込まれそうなイメージがあったから。 けどやっぱりこの素敵なタイトルの中身が知りたくていざ。 麻子、治子、育子の犬山家三姉妹。 解説の栗田さんの内...
2019.12.9 江國さんのエッセイが好きでほとんど読んできたけど、なんとなく小説は避けていたような気がする。 一度読むと世界に引き込まれそうなイメージがあったから。 けどやっぱりこの素敵なタイトルの中身が知りたくていざ。 麻子、治子、育子の犬山家三姉妹。 解説の栗田さんの内容がしっくりくる。自分はどうだろうと考えながら、でもどの女性にもあてはまらない、ただ他人事じゃない感じ。 引き込まれてなかなか読むのをとめられず、江國ワールドにどっぷりはまった感じの余韻。なんなんだろう、このよくわからないけれど、どろどろした感情ではなくふうーと息を吐きたくなる感じ。 思いわずらうことなく、愉しく生きよ。 VERYに掲載されてたっていうのも相まってよかった。
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この間江國香織さんの作品をたくさん買った。その中の一冊。麻子、治子、育子という三姉妹について描かれています。 三姉妹はそれぞれ悩みを抱えているけど、一番共感できたのは育子。男性から娼婦のように扱われていて、「順序」をすっとばしてしまう。でも、自分を本当に大切に扱ってくれる男性に...
この間江國香織さんの作品をたくさん買った。その中の一冊。麻子、治子、育子という三姉妹について描かれています。 三姉妹はそれぞれ悩みを抱えているけど、一番共感できたのは育子。男性から娼婦のように扱われていて、「順序」をすっとばしてしまう。でも、自分を本当に大切に扱ってくれる男性に出会って変わっていく。なんだか自分の経験と少し似ていて、頑張れって思いました。 小説のなかて四季が巡っていくのが美しくて、真似したいことや知りたい風景がたくさん増えました。 その1:沈丁花の花の香りを確かめる …初めて聞く花だったので春になったら探してみようとおもいます。 その2:『夜と霧』を読む …育子が「死」について日記に書く時にでてくる小説 日記に引用文を載せたようなのでどの部分がそれなのか想像して読みたい。 その3:犬山家特製トーストを食べる …治子が朝食に自分で作っている。麻子、治子、育子にはなじみのトーストなのでしょう。 トーストにバターでいためた山盛りのほうれん草とおとし卵をのせる。基本は塩コショウ。治子はウスターソースをたらす。 もうすっかり江國香織さんに惚れてしまったので、いろいろ深く知りたい、体験したいと思ってしまいます(^^)
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女3姉妹の物語。長女の麻子はDVをされているも複雑な夫婦関係。次女の治子は外資系企業のキャリア。仕事にも男にも貪欲で積極的。三女の育子は肉体関係が他者との接点。周りからすれば異常な三姉妹の行動、考え方だが、ともに育つとそれも異常でなくなる。 「家庭は個人的聖域であり、呪縛」 だが...
女3姉妹の物語。長女の麻子はDVをされているも複雑な夫婦関係。次女の治子は外資系企業のキャリア。仕事にも男にも貪欲で積極的。三女の育子は肉体関係が他者との接点。周りからすれば異常な三姉妹の行動、考え方だが、ともに育つとそれも異常でなくなる。 「家庭は個人的聖域であり、呪縛」 だが、そんなこと気にせずにタイトル通り 思いわずらうことなく愉しく生きよ それにつきるのではないか
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DV夫に依存する長女 キャリアウーマンで結婚否定派次女 自由が上に結婚というものに憧れる三女 三姉妹の色恋関係を中心とした一家のお話 三姉妹の誰にも共感はできないけれど、こんな考え方の人もきっといるんだろうなぁと終始客観的に読む。 思いわずらうことなく愉しく生きよ このタイ...
DV夫に依存する長女 キャリアウーマンで結婚否定派次女 自由が上に結婚というものに憧れる三女 三姉妹の色恋関係を中心とした一家のお話 三姉妹の誰にも共感はできないけれど、こんな考え方の人もきっといるんだろうなぁと終始客観的に読む。 思いわずらうことなく愉しく生きよ このタイトルが全てを物語る。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
三姉妹の性格とかキャラクターがはっきりしていて、人間観察をしているような気持ちになりました。 麻子のような依存し合うような関係もわかるし、最近別れを経験した私は、治子のように強くなりたいと思いました。 育ちゃんにはあまり共感はしなかったけど、この子が末っ子でいることで家族の結束が保たれているんだなぁと。 もっと江國香織さんの小説を読んでみたいと思いました。
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