秘密の花園 の商品レビュー
あらすじ 私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう?カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深く見つめている。「秘めごと」をかかえる彼女たちの微...
あらすじ 私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう?カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深く見つめている。「秘めごと」をかかえる彼女たちの微笑の裏側の自由。甘やかな痛みの底に眠る潔くも強靭な魂。自分が生き抜いていくために「私」が求めていたことは----。記念碑的青春小説。
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少女であること。 少女というのは特別な存在。そんなに綺麗でもないくせに、とても綺麗で、どろどろしたところまで、その綺麗の要素。そんな綺麗な存在として、那由多と淑子と翠の三人がそれぞれの視点から描かれている。傷つき、反抗し、それらを内に秘めて、そんな少女が美しい。 こういう学園...
少女であること。 少女というのは特別な存在。そんなに綺麗でもないくせに、とても綺麗で、どろどろしたところまで、その綺麗の要素。そんな綺麗な存在として、那由多と淑子と翠の三人がそれぞれの視点から描かれている。傷つき、反抗し、それらを内に秘めて、そんな少女が美しい。 こういう学園モノの司書って、なぜいつもこういう独特な存在なんだろう。
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途中苦しくなって読むのやめようかとも考えた。でも、何故か惹きつけられて最後まで読んでしまった!美女が出てくる小説が好き。
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自分は高校が男子校やったんで『カトリック系の女子校』って言葉に猛烈に引かれて読みました。 女子高生ってこんなに息苦しいんですか? 女子高生の生き方(思考?)か何か分からんモンにジワジワと締め付けられる気がして息苦しかった。後半の那由多が存在しなければ読み終えてたかどうか分からん。...
自分は高校が男子校やったんで『カトリック系の女子校』って言葉に猛烈に引かれて読みました。 女子高生ってこんなに息苦しいんですか? 女子高生の生き方(思考?)か何か分からんモンにジワジワと締め付けられる気がして息苦しかった。後半の那由多が存在しなければ読み終えてたかどうか分からん。 むさ苦しかったけど体育の後はパンツ1丁で授業を受けれた男子校で良かった気がする。けど、女子校の教師になりたい。
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う~ん、分からない。共感できない。 それでも最後まで読めてしまうのは、やはり三浦しをんさんの魅力だろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ずーっと昔に買った三浦しをん作品。 ようやく読んだけど、なんか後味があまりよくなかった・・・ それで淑子はどうなったの!?みたいな感じ・・・ ちょっと同性愛のような、そんな要素が入ってたのは三浦しをんらしい気がしたけど。 那由多の過去が明らかになったのだから、そこから結びつく何か現在の話が読みたかった。
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またまた、三浦しをんの才能に撃沈。思春期の女子というのは、華やかで美しく、瑞々しい.が、むき出しの刃物のように危険でもある。 トリセツを間違えれば、成熟した大人でさえ奈落の底に落ちるはめに。女子高の三人の同級生の視線から、友情、恋愛(?)セックス、自分とは?家族とは?どこまでも鋭...
またまた、三浦しをんの才能に撃沈。思春期の女子というのは、華やかで美しく、瑞々しい.が、むき出しの刃物のように危険でもある。 トリセツを間違えれば、成熟した大人でさえ奈落の底に落ちるはめに。女子高の三人の同級生の視線から、友情、恋愛(?)セックス、自分とは?家族とは?どこまでも鋭利で痛々しい青春の群像劇。女子には共感できる描写が多数!
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那由多の話はエッジがきいていてよかった。文章も整頓されていて読みやすい。それに比べると翠の飛翔感の弱さが目立つ。那由多の友達でいるぶんには魅力的だが、自身に語らせると弱いのは、単に登場人物の書き分けが十分じゃなかったとしか思われない。惜しむらくは直喩。なんとも言えないわかるようで...
那由多の話はエッジがきいていてよかった。文章も整頓されていて読みやすい。それに比べると翠の飛翔感の弱さが目立つ。那由多の友達でいるぶんには魅力的だが、自身に語らせると弱いのは、単に登場人物の書き分けが十分じゃなかったとしか思われない。惜しむらくは直喩。なんとも言えないわかるようでちょっと待てというものから、何がどうしたというものがいくつかあった。
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一番悩んでなさそうな人が暗い悩みを抱えていたり、冷たく見える人が一番温かかったり、自分の中と他人の目は全く異なるということを教えてくれる一冊。
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女子校もの…好きかもしれない…。3人の登場人物がそれぞれ主人公になる構成も見事で、それぞれが少しずつお互いを誤解しながら、別々の個体として心を波立たせながら寄り添っている様が効果的に表現されている。
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