闇の守り人 の商品レビュー
シリーズのハードカバー挿絵つきのものを全巻持っているのですが、闇の守り人が一番のお気にいり。これだけ文庫で買って、ボロボロになるまで読んでいます。バルサに入り込んで、パワーをもらっています。
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おもしろくて物語に引き込まれた。ユーカとの再会に、バルサだけでなく読み手も救われたような気がする。ジグロの自分に対する憎しみを受け止めたバルサの痛みが、傷口の見えないなかなか治らない痛みとなった。そしてそんなバルサが、ユーカの元で癒された後、胸がうずくように会いたくなるタンダがいたことに本当によかったと思えた。
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あ〜面白い〜!作者の後書きに大人が好きだと言ってくれることが多いと言っている理由が分かりますね。私もこの話大好きです! 陰謀渦巻く王家にまたもや巻き込まれるバルサが相変わらずメンタル実力ともに強くて好きですねぇ!そんなバルサの弱いところ、育て親との深堀りは心にずしんと来ます。というか前王があまりにクソすぎる!し、育て親の弟も闇落ちしすぎている。まだ弟の方は劣等感からの闇落ちも分かるんですけど、前王のクソさどうにかならんか?(しかも死んでる) 闇の守り人が本当は…というのは作中で示唆されていましたが実際にバルサと対峙している姿を見ると心にぎゅっときました。バルサにとっては辛くもあり救いでもある対峙なんですが、死んでもなお闇の守り人としてお勤めしている人々を思うとそりゃここに来た人は国を大事に思うよね〜、と。バルサも死んだらここに来るんですかね?それとも心の在り処がこの国にある人じゃないとここには来ないんですかね〜。どうでしょう先生。 この国の人々が国をもっといい方向に変えてくれることを願わずにはいない制度でした。でも定期的にヤバい性格の人生まれてきそうな国だよね…。
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普段ファンタジーを読まない私でも、読みやすくて物語の世界に引き込まれて常にハラハラドキドキしていておもしろかった。
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バルサが用心棒になる前の幼かった頃の話が綴られる。生まれ故郷カンバル王国で父親が受けた仕打ちと、自分を助けてくれたジグロの話、どれも壮絶で胸が締め付けられる思いがした。バルサがそのカンバル王国に帰って、バルサの父とジグロに関する嘘の噂が広がるカンバル王国で2人の名誉を取り戻そうと...
バルサが用心棒になる前の幼かった頃の話が綴られる。生まれ故郷カンバル王国で父親が受けた仕打ちと、自分を助けてくれたジグロの話、どれも壮絶で胸が締め付けられる思いがした。バルサがそのカンバル王国に帰って、バルサの父とジグロに関する嘘の噂が広がるカンバル王国で2人の名誉を取り戻そうとする。 カンバル王国と山の王の関係、ルイシャの儀式や、人々の企み、様々な思惑の中で過去の自分と向き合い、人々を守ろうとするバルサのことをまた好きになった。
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これだけの内容を一巻にまとめる手腕もさることながらその物語に詰め込まれた人々、そして人々が生きる自然の過酷さ、彼らの抱えた運命まで描いてしまうのが凄い。 未来を得るためには自身の身を挺して行動しなくてはならない。本書の登場人物たちは皆、弱さも強さも抱えながら堂々と生きているのがか...
これだけの内容を一巻にまとめる手腕もさることながらその物語に詰め込まれた人々、そして人々が生きる自然の過酷さ、彼らの抱えた運命まで描いてしまうのが凄い。 未来を得るためには自身の身を挺して行動しなくてはならない。本書の登場人物たちは皆、弱さも強さも抱えながら堂々と生きているのがかっこいい。 あまりにも真っ直ぐな人々の迎える結末には切なさと温かみが残った。
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新潮文庫闇の守り人の作者あとがき 上橋菜穂子先生の書き方が凄すぎる バルサの「正当な勝負だろうが、なんだろうが、殺された者には名誉なんぞ関係ない。それは人を殺した者の言いわけに過ぎない。」というセリフ好き
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『闇の守り人』は、バルサの人生で一番「泣ける」物語かもしれません。 この一冊を読み終えた瞬間、胸に突き刺さるような切なさと、じんわりとした温かさが広がります。無敵の用心棒バルサが、故郷カンバル王国で向き合うのは、亡き養父ジグロの「過去の呪い」という、最も重い宿命。 冷た...
『闇の守り人』は、バルサの人生で一番「泣ける」物語かもしれません。 この一冊を読み終えた瞬間、胸に突き刺さるような切なさと、じんわりとした温かさが広がります。無敵の用心棒バルサが、故郷カンバル王国で向き合うのは、亡き養父ジグロの「過去の呪い」という、最も重い宿命。 冷たい山脈で繰り広げられる世継ぎ殺しの陰謀の中、彼女がひたむきにジグロの魂を解放しようとする姿は、涙なしには読めません。この巻では、バルサの隠されてきた痛みや孤独、そして人としての深い優しさが深く描かれています。 これはファンタジーを超えた、魂の鎮魂歌です。私はこの作品でバルサを心から愛してしまいました。
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守り人シリーズの2作品目です。 バルサは生まれ故郷であるカンバル王国へやってきます。 そこは、育ての親であるジグロが幼いバルサを連れて去った地で、バルサにとっては見知らぬ土地になっています。その中で、土着の地底人や、各氏族の思惑などがただただ純粋に絡み合っていきます。 命の恩人...
守り人シリーズの2作品目です。 バルサは生まれ故郷であるカンバル王国へやってきます。 そこは、育ての親であるジグロが幼いバルサを連れて去った地で、バルサにとっては見知らぬ土地になっています。その中で、土着の地底人や、各氏族の思惑などがただただ純粋に絡み合っていきます。 命の恩人に秘密を守ることをお願いされても、それが氏族を守るためであれば、破るのも致し方なし、という合理性は、リアリティと言っていいのか分からない、シビアな世界であることを物語る要素だったように思います。 思いがけず、ルイシャを得てしまった兄妹をきっかけに、バルサは、自分を育ててくれたジグロの思いに気付くことができる、という巻でした。 自分という人間を認めてあげることはとても難しく、でも、バルサはそれを成し遂げることができた。それも、最初の目的であった復讐のような手段ではなく、ルイシャ贈りという、伝統的な儀式の結末として、それを成し遂げることができたわけです。 そのためのバルサのカンバル王国の旅を描いた本作ではありますが、最後にそんな風に収束していくとはなかなか予想もつかず、楽しい読書体験でした。
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再読です。 ジグロという男が、単なる懐の深い苦労人から生身の人間として浮き上がってくるようなお話だった。 以下ネタバレもりもりです。 ジグロだってね、聖人君子なんかじゃなくて、「バルサさえいなければ」と思ったこともたくさんあったんだなって…。カルナにバルサのことを頼まれなけ...
再読です。 ジグロという男が、単なる懐の深い苦労人から生身の人間として浮き上がってくるようなお話だった。 以下ネタバレもりもりです。 ジグロだってね、聖人君子なんかじゃなくて、「バルサさえいなければ」と思ったこともたくさんあったんだなって…。カルナにバルサのことを頼まれなければ…そもそもログサムが卑怯なことを考えなければ…挙げればキリがないけれど、とにかくに運命に翻弄されてる人生だった。 まるで悪役のような立ち位置だけれどユグロだってある意味被害者だよね。ある日突然優秀な兄が出奔したと思ったら王に「死か陰謀に加担するか」と迫られる。しかも自分をつらい立場に追い込んでいる嫌いな兄を悪者にするという計画。もう、選択肢なくない!? そして何よりも前巻のチャグムとのことがあったからこそバルサは里帰りしようと思ったんだよね。旅の中でもうタンダに会えないかもとかうっすら考えるシーンも切ない。
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