闇の守り人 の商品レビュー
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バルサが自分の過去と気持ちに決着をつける話。 バルサを助けるために友達や仲間を殺したジグロ。そんなジグロの悲しい背中をずっと見続けたバルサ。この二人の間には愛情や信頼や感謝もあるけれど、人生が一転したしまった原因もまたお互いだから恨みもあって当然で。 そんな感情を吐き出すことのできた良い話。 ジグロの不名誉も知ってる人には真実を伝えることができて良かった。
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毒で見た幻覚の描写 岩場の地下の秘密の家の居心地の良さ 短槍の戦いの描写 などなど読みどころ盛りだくさん そして 全員善人の作品に ついに悪役が出てきた サイコパス的な人物
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山の王の秘密、牧童の秘密、たくさんの秘密を孕んだ山の国カンバル その秘密を一つ一つ紐解いていくのがとても面白かった このシリーズは読み応えがすごい 世界観も人物模様も人物が抱えている葛藤や闇も こんな作品をかけるようになりたい
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このお話でも、バルサの人間味が大好きです。 ただ、ジグロの死に対して、ログサムらに全責任を追わせるのではなく、自分がいたから良くなかった。ジグロは私を恨んでいると感じていること。 それでも、どうしようもなかったじゃん、私が生まれて来なければ良かったってこと?と、生きることを昔も今も諦めていないバルサがいて、その思いをやっとジグロにぶつけることが出来たことに泣けました。 それに対してジグロも恨みは多少湧き上がれど、バルサへのそれ以上の愛情を持っていて、それを最後に感じさせてくれたことに泣けました。 そしてそして、ユグロのウザさに終始イライラが止まりませんでした() ふとタンダを思い出すバルサがすごく愛おしい笑笑 小学校6年生の時に読んだっきり6年振りでしたけど、全く覚えてませんでしたね笑笑 精霊の守り人はよく覚えていたんですけど、クライマックスしか記憶にありませんでした笑笑 また読めて良かったです。
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上手く説明できませんが、前作よりこちらの方が好きだな。 というか、最後、カグロとユーカにその話していいの??どこまで話していいの?ってなった。
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今回の作品もとても面白かったです。 生まれ故郷、カンバルに戻ったバルサ。 洞窟でヒョウル〈闇の守り人〉に襲われた少女ジナを助け、その兄カッサとジナに、償い行者だと名乗り、誰にも自分のことを言わないようにと釘を刺す。カッサとジナは帰り道に、自分たちが白魔石ではなく、王すら採ることが許されないルイシャを持ってきたことに気づいた。 カッサとジナは、両親に本当のことを告げる。父のトンノとカッサは、カグロ、ユグロのもとに全てのことを話に行った。 バルサは叔母のユーカと会い、楽しいひと時を過ごすが、討手たちに捕まる。城への移動中に逃げ出すが、討手たちとの対戦により、毒が体にまわってしまった。牧童たちに解毒してもらい、何日か泊めてもらう。 そこからは波乱の展開になります。カッサとジナは、バルサのことを両親には言わなかったけれど、ヒョウル〈闇の守り人〉にカッサが勝てる訳がないと疑われ、洗いざらい打ち明けてしまいます。そして、父のトンノはカグロ、ユグロにそれを伝え、バルサはカグロたちの放った討手に終われることになりました。 ジグロを討ったとユグロが嘘をつき、みんなに崇められていたことを知り、悲しくなりました。ユグロがそれを恥じていないことを知ったバルサの気持ちが痛いほどわかりました。 ユグロは心を癒して、今までのような狡猾さを洗い落としてから戻ってきたら、バルサと仲良くなれるのではないでしょうか。 相変わらずとても素敵な作品でした。 手を出しづらいと思う人もいると思うけれど、とってもおすすめです。ぜひ読んでみてください(*'▽'*) どうでもいいお話 父が、獣の奏者も精霊の守り人も聞いたことがないらしく、とても驚きましたΣ੧(❛□❛✿) 聞いたことはあるだろうけれど、きっと興味がないから忘れてしまうんだろうな……サッカー少年だったらしいし。読書しない子どもだったらしいし。ペヤングにナナチキを落として食べるヤンチャパパだし。やんちゃと言えばママの方がだけど。
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久しぶりに上橋菜穂子ワールドにザブンと浸かりました。読書から離れていたため、いい意味の現実逃避感、心地良かった〜。 バルサ、相変わらずカッケー。欲に溺れる大人と純粋な子供の対比。ファンタジーなんやけど見たことあるように暗い洞窟や広大な土地の風景が頭に広がる広がる。 すごいな〜...
久しぶりに上橋菜穂子ワールドにザブンと浸かりました。読書から離れていたため、いい意味の現実逃避感、心地良かった〜。 バルサ、相変わらずカッケー。欲に溺れる大人と純粋な子供の対比。ファンタジーなんやけど見たことあるように暗い洞窟や広大な土地の風景が頭に広がる広がる。 すごいな〜上橋菜穂子ワールド。 いい意味で守り人シリーズに手を出してしまうのが怖い。 (私は家事しない人間になってまう、、、)
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バルサ、故郷に還る。本当の意味でジクロとお別れをする回という感じでした。ところで、ふと思ったのだけど、ファンタジーって色々な国が出てくるけど、どのお話も必ず北半球ですね。球ではなく、平面な世界なのかもしれないけど。必ず北が寒い。そんな、寒くて貧しい国のお話でした。
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とても面白かったです。僕の一番お気に入りのポイントはヒョウルとなったジグロとバルサが槍舞いを儀式場で行ったところです。バルサが育て親のジグロを汚名を注ぐためにカンバル王国に戻ったことに感動しました。
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