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檻の外 の商品レビュー

4.6

82件のお客様レビュー

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「箱の中」の続編にな…

「箱の中」の続編になります。どうかこの男を幸せにしてあげて下さい、と始終願わずにはいられません。本当に人の人生を書ききった作品です。涙無しには読めません。

文庫OFF

喜多川が6年間探し続…

喜多川が6年間探し続け、ようやく堂野に会いにいくと、堂野には妻子がいて……。「箱の中」の続編であり完結編です。喜多川の堂野を想う強さは、愛とも妄執とも呼べるかもしれない。けれど、本当に好きでどうしようもなく好きで、その想いは純真だった。その純真な想いに気づくと、泣いていました。喜...

喜多川が6年間探し続け、ようやく堂野に会いにいくと、堂野には妻子がいて……。「箱の中」の続編であり完結編です。喜多川の堂野を想う強さは、愛とも妄執とも呼べるかもしれない。けれど、本当に好きでどうしようもなく好きで、その想いは純真だった。その純真な想いに気づくと、泣いていました。喜多川の一生を書ききった木原さんの筆力は凄いものがある。BL好きでなくとも同性愛に多大な拒絶反応が無い人へなら、勧められる作品です。

文庫OFF

独りの男の人生を描き…

独りの男の人生を描ききった意欲作箱の中の続編になりますので是非そちらから読んでみて下さいこれはボロボロ泣けます

文庫OFF

2024/09/16

ついにシマシマ本を登録(⁠灬⁠º⁠‿⁠º⁠灬⁠)⁠ 「檻の外」 「雨の日」 「なつやすみ」 の3編が収録されているが、「檻の外」はすでに先日読んだ「箱の中」に収録されていたので既読。 でもでも、もちろんまた読んだ! 皆さんのレビューで覚悟(?)は出来ていたけど、表紙もそれっぽ...

ついにシマシマ本を登録(⁠灬⁠º⁠‿⁠º⁠灬⁠)⁠ 「檻の外」 「雨の日」 「なつやすみ」 の3編が収録されているが、「檻の外」はすでに先日読んだ「箱の中」に収録されていたので既読。 でもでも、もちろんまた読んだ! 皆さんのレビューで覚悟(?)は出来ていたけど、表紙もそれっぽいイラストだし、中にもイラストがいっぱいあって恥ずかしいけどドキドキしちゃう。 本当に、喜多川の愛は真っ直ぐすぎるっ! 「雨の日」では喜多川の思い描いている幸せが現実になり、幸福感に溢れた作品だ。 〝取り返しのつかないことを言うぞ〟 〝死ぬまで一緒にいてくれ〟 わ~ん。⁠:゚⁠(⁠;⁠´⁠∩⁠`⁠;⁠)゚⁠:⁠。 そして「なつやすみ」 これが読みたくてこの本を借りたんだ。 〝二人の人生の結末を見届けてほしい〟 とみんみんさんに言われた理由が分かった(⁠个⁠_⁠个⁠) 小学3年生の男の子・尚が、一人で父親・堂野の元を訪ねる。 そこで尚は喜多川に出会い、その真っ直ぐな優しさに心を開き信頼を寄せていくのだ。 この作品では、ずいぶん喜多川が変わったなぁ、と思った。 堂野と暮らし、自分が愛されている自信も得たのだろうと想像できる。 以前はまるで動物のように感情をむき出しにしていたが、今では人間らしく社会性のある大人になっている。 そして、ほんとうに優しい…。⁠:゚⁠(⁠;⁠´⁠∩⁠`⁠;⁠)゚⁠:⁠。 あとがきで木原さんは 〝喜多川の人生を書ききった…〟 とおっしゃっている。 それを読み終えた私は放心状態だ。

Posted byブクログ

2024/08/23

絶版なのでメルカリで購入。正規品より高くても買って良かった。講談社版の「箱の中」を読んで、その後のストーリーがこちらにあるというので、入手。 これ絶対読んだ方がいい。すっごい泣いた。人の一生を見た。

Posted byブクログ

2024/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作「箱の中」では獄中での出会いから堂野出所まで。書き下ろし「脆弱な詐欺師」で喜多川が何年もかけて堂野を探し居場所を知る。「それから、のちの」で詐欺まがいの探偵のその後までを収録。 そして「檻の外」です!! 前作ラストで知らされる居場所に地図を握りしめ飛び出して行く喜多川で終わるのですよね〜! 堂野の前にいきなり現れた喜多川に動揺する堂野は結婚して子供がいるんです(꒦ິ⌑︎꒦ີ) さぁどうする堂野!無垢な喜多川が切ない! 側にいるだけでいいと言う喜多川、突き放すことのできない堂野… 喜多川が言うの… 2人目の子供ができたら死ぬ 死んだら堂野の子供に生まれ変わるかもしれない そしたらずっと一緒にいられる うわぁ〜もう涙決壊です(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) そして想像の斜め上を行く怒涛の展開!! ありえない…BLでこれはありえない… どうか…どうかラブラブを!と担当様に懇願された書き下ろしの「雨の中」は幸せそうな2人に泣ける! おびさんが何度も読んじゃう気持ちわかります笑 ラスト「なつやすみ」ですよ! 喜多川の人生を書ききった…と木原音瀬がおっしゃってます!素晴らしい!! もう再読だけど泣けました(/ _ ; ) 幻のレア冊子「すすきのはら」は読めないから諦めてるけど…手に入らないかなぁ…

Posted byブクログ

2024/04/24

『箱の中』の続編。 三浦しをんさんが『箱の中』の解説で、『檻の外』の『なつやすみ』をもってこの物語は本当に完結する。とコメントされていたので、至急図書館で予約。 間違いなく『なつやすみ』は二人の究極の愛に不可欠な物語だった。ひりつく様な心の痛み無しでは読めなかった物語を『なつや...

『箱の中』の続編。 三浦しをんさんが『箱の中』の解説で、『檻の外』の『なつやすみ』をもってこの物語は本当に完結する。とコメントされていたので、至急図書館で予約。 間違いなく『なつやすみ』は二人の究極の愛に不可欠な物語だった。ひりつく様な心の痛み無しでは読めなかった物語を『なつやすみ』は、それらを昇華し優しさが心の隅々まで沁みわる内容であった。 『箱の中』から始まった『堂野と喜多川の物語』の幕が降りた時、悲しくて涙が溢れたがそれと同時に、穏やかで温かい気持ちにもなった。 『箱の中』『檻の外』は人間愛に溢れた、尊く愛おしい名作です。

Posted byブクログ

2023/09/16

文庫版の「箱の中」には「檻の外」まで入っていたけど、この話は「なつやすみ」までを読んで完結すると聞いて読みました。 2人のその後を見ることができて、特に喜多川のその後を見ることができて、読み終わった後は優しい気持ちになれました。読んでる間はたくさん泣きました。

Posted byブクログ

2023/07/07

箱の中続編。 後日談2編も収録されています。 人生の後半まで書かれたBLは、ほとんど読んだことがありません。 「雨の中」で、死ぬまで隣にいて欲しいと、人生の欲望に薄い喜多川の、最大の夢が語られます。「なつやすみ」は、喜多川の優しさに満ちています。読んだ人は、その無自覚な優しさに引...

箱の中続編。 後日談2編も収録されています。 人生の後半まで書かれたBLは、ほとんど読んだことがありません。 「雨の中」で、死ぬまで隣にいて欲しいと、人生の欲望に薄い喜多川の、最大の夢が語られます。「なつやすみ」は、喜多川の優しさに満ちています。読んだ人は、その無自覚な優しさに引き込まれてしまうのです。 BLの枠を超えた家族の在り方を、読んだような感じです。

Posted byブクログ

2023/04/06

「箱の中」では描かれなかった彼らのその後が読めました。 箱の中とはうってかわってあったかい気持ちになれる1冊。 個人的な願望ですが箱の中を小説版で購入したので 箱の中と同じ絵で檻の外も小説版出してくれないかなぁって思っています。

Posted byブクログ