永遠の0 の商品レビュー
フィクションとして特攻と原爆を扱った作品には抵抗があります。これは年代的なもので、映画も小説も避けてきました。しかし、他の作品で興味を持った百田さんの代表作ですから、ここは折れて読んでみました。特攻で死んでいた実の祖父、記憶も記録もない実像を調べていて、現代を生きる孫にとって、過...
フィクションとして特攻と原爆を扱った作品には抵抗があります。これは年代的なもので、映画も小説も避けてきました。しかし、他の作品で興味を持った百田さんの代表作ですから、ここは折れて読んでみました。特攻で死んでいた実の祖父、記憶も記録もない実像を調べていて、現代を生きる孫にとって、過去の戦争が浮かび上がってくる。そして、意外な結末がとなるが・・いろいろと戦争についてわだかまっていた部分に答えがあった気がする。傑作です。
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【歴史と問題提起】 祖父の体に埋まった銃弾。 その窪みと弛んだ皮膚を思い出しながら、戦争を眺めました。 百田尚樹さんの物語は、どの作品もノンフィクションとフィクションの狭間。 ただ生き抜いた、だけでは終わらない物語。 …余波としては…艦これ提督だったので、戦艦の名前がリンクして...
【歴史と問題提起】 祖父の体に埋まった銃弾。 その窪みと弛んだ皮膚を思い出しながら、戦争を眺めました。 百田尚樹さんの物語は、どの作品もノンフィクションとフィクションの狭間。 ただ生き抜いた、だけでは終わらない物語。 …余波としては…艦これ提督だったので、戦艦の名前がリンクして混線しました。。 メディアが変わるのは、まだ先かもしれませんね…。 いろいろ考えさせられました。
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(2014.03.28読了) 戦争や特攻隊に関して、賛否両論、いろいろな意見があるようですが、単純に物語として大いに楽しみました。 感涙! 私にはすごくよかったです。
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戦争のことは知らないといけないことだと思った。70年前の日本を、教科書上だけでの歴史にしてはいけない。祖父母の生まれた後の時代だと考えるとなお、そう思う。過去を知り、未来に活かす。 戦争での油断、判断ミス、戦略のあまさなどの失敗は、現代でも活かすことはできる。 この本を通じて、も...
戦争のことは知らないといけないことだと思った。70年前の日本を、教科書上だけでの歴史にしてはいけない。祖父母の生まれた後の時代だと考えるとなお、そう思う。過去を知り、未来に活かす。 戦争での油断、判断ミス、戦略のあまさなどの失敗は、現代でも活かすことはできる。 この本を通じて、もし私に何かあったら一番悲しむであろうお母さんのことを考えた。そうすると、お母さんを大切にしようという考えと共に自分のことも大切にしたいという考えが浮かんだ。お母さんを大切にしたいと思えたことは大きな進歩だと思う。
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亡くなった祖父が特攻隊員で戦死。その辺のことを姉弟が、旧軍人を訪ねて、話を聞いていく。 2020年9月19日、追記。 妻がDVDを入手したので、少し追記。 著者は1956年生まれなので、この作品を書かれたのは、著者が50歳位の時か。
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この作品に対する評価は様々で、とくに、「美化しすぎてる」という意見を良く聞くように思います。 当事者に話を聞いて行くのですから、美化されるのも当然だろうと思います。自分のことならまだしも、死んで行った仲間について話すのです。それは美化もするでしょう。 ただ、真にそれを体験した人...
この作品に対する評価は様々で、とくに、「美化しすぎてる」という意見を良く聞くように思います。 当事者に話を聞いて行くのですから、美化されるのも当然だろうと思います。自分のことならまだしも、死んで行った仲間について話すのです。それは美化もするでしょう。 ただ、真にそれを体験した人がそうするのかは分からない。 本当に体験した人は、もっと淡々と事実のみ話すのかもしれない。 そこは分からないところです。 美化の他に感じるのは怒りです。 「あの時こうしていれば勝てたのに、結果は違っていたかもしれないのに」という話が何度も出てきます。 でもそれは、「勝ってたらよかったのに」という話とは違います。 なぜ、戦っている兵士を置いて逃げたのだ、なぜ助かるかもしれなかった命を散らすのだ。 なぜ誰もその責任を取らないのだ。 なぜまた繰り返すのだ。 そんな怒りに溢れている気がします。 良くも悪くも作者の想いが強く出ていることは間違いないと思います。好き嫌いは分かれる。
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★★★★★完全に★5つ。映画よりこちらの方がなぜかわからないけど迫力があった。もちろん宮部久蔵は岡田准一としか想像できなかった。戦争とは漠然としたイメージしかなく、深く知ろうともしなかった。妻と子のために生きて帰る、その思いの強さが伝わってきて、どれだけ無念だっただろうと涙せずに...
★★★★★完全に★5つ。映画よりこちらの方がなぜかわからないけど迫力があった。もちろん宮部久蔵は岡田准一としか想像できなかった。戦争とは漠然としたイメージしかなく、深く知ろうともしなかった。妻と子のために生きて帰る、その思いの強さが伝わってきて、どれだけ無念だっただろうと涙せずにはいられなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おもしろかった。百田さん、BOXの頃と比べるとはるかに読みやすくなった。ちょっとお姉さんの恋人役の新聞記者のキャラ造詣にムリがあるけど。 百田さん、普通におもろくてちょいアツめのおっさんなんやろけど、有名になって文化人的な期待をされたもんで、言動でたたかれてまって、残念やなぁ。 ええ人やとか、立派な人やとかみんなに思われてまったでなぁ。いろいろ役を受けんにゃ良かったのに。そしたら沖縄の新聞けなしても、またあのおっさんがなんかいいよるわ、くらいの話やったんやろけどな。 作品と作者とは線を引いた方がいいな。
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まず映画化もされるし、一般受けする内容の本だろうと思っていましたすいません。 主人公の少年が、フリーライターの姉の手伝いをする中で、自分の本当のおじいさんが零戦に乗って戦争に参加していたことを知ります。それを生き残っている戦争経験者の人々にインタビューしながら本当のおじいさんのル...
まず映画化もされるし、一般受けする内容の本だろうと思っていましたすいません。 主人公の少年が、フリーライターの姉の手伝いをする中で、自分の本当のおじいさんが零戦に乗って戦争に参加していたことを知ります。それを生き残っている戦争経験者の人々にインタビューしながら本当のおじいさんのルーツを探る内容なのですが、涙なしには読めません。 正直歳をとって涙腺が緩んでいるのかもしれませんが、戦争経験者の方たちの話の情景が頭に浮かび、いかに自分の愛する人たちを守る為に命を懸けたか、今の平和な世の中に生まれた我々には想像しがたいですが、今の平和な日本があるのは改めて国のため将来の国民の為にと命を捨てて戦ってくれた人達のおかげと思い知らされます。 自分も小学校の時の教育のせいで、歴史博物館でご年配の方、日本が悪かったんではないのかと馬鹿な事を言いました。 その後本当の歴史を勉強する機会があり調べれば調べるほど自分の無知蒙昧さを思い知り本当に恥ずかしい思いをしました。今の学校教育は自分で調べない限り日本は悪、自衛隊は悪などという教育をしていますので悲しいことです。 この本を通じ自分たちのご先祖様達のことを、勉強し知るきっかけになればと思います。
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