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永遠の0 の商品レビュー

4.4

276件のお客様レビュー

  1. 5つ

    145

  2. 4つ

    87

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

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2021/10/21

[心にふれた一文] 日本にサムライがいたとすればー奴がそうだ。 [心にふれた理由] 戦争でお互いに心身ともに疲弊している中で敵国のパイロットに敬意を抱ける心の雄大さと主人公の華々しい散り方にとても感銘受けたため。 ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac...

[心にふれた一文] 日本にサムライがいたとすればー奴がそうだ。 [心にふれた理由] 戦争でお互いに心身ともに疲弊している中で敵国のパイロットに敬意を抱ける心の雄大さと主人公の華々しい散り方にとても感銘受けたため。 ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00474566

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2020/02/22

audiobookにて。 一度数ページで挫折した本だったけれど、オーディオブックで再挑戦。 以前のような拒否反応は起きず引き込まれた。ナレーターの方々が深みがあって、本当に戦争体験者の話を聴いているようで胸が痛んだ。 戦争体験者の話が長く同じ発言を繰り返しているのが、オーディ...

audiobookにて。 一度数ページで挫折した本だったけれど、オーディオブックで再挑戦。 以前のような拒否反応は起きず引き込まれた。ナレーターの方々が深みがあって、本当に戦争体験者の話を聴いているようで胸が痛んだ。 戦争体験者の話が長く同じ発言を繰り返しているのが、オーディオブックだから一字一句逃さず聞いてしまうので多少の鬱陶しさはあったけれど、だからこそ本だったら飛ばしてしまいかねない部分も読めるので、オーディオブックと相性がいい本だと思う。

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2019/03/10

話題作! 感動的なエピソードを重ね物語を作っていることは、間違いないが、あまりにどうだ!という作為を感じ過ぎて、しらける。

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2018/11/16

神風特攻隊のパイロットの戦争感動巨編。 プロローグ 第一章  亡霊 第二章  臆病者 第三章  真珠湾 第四章  ラバウル 第五章  ガダルカナル 第六章  ヌード写真 第七章  狂気 第八章  桜花 第九章  カミカゼアタック 第十章  阿修羅 第十一...

神風特攻隊のパイロットの戦争感動巨編。 プロローグ 第一章  亡霊 第二章  臆病者 第三章  真珠湾 第四章  ラバウル 第五章  ガダルカナル 第六章  ヌード写真 第七章  狂気 第八章  桜花 第九章  カミカゼアタック 第十章  阿修羅 第十一章 最後 第十二章 真相 エピローグ 家族を愛し、生にこだわったパイロットはなぜ特攻で死んだのか? 特攻で死んだ祖父・宮部久蔵の孫・佐伯健太郎と姉・慶子は、祖父の戦死に至るまでのエピソードを集めるために、ともに戦った軍人のもとを訪ねる。 ある者は祖父を臆病者とののしり、ある者は尊敬の念を抱き、ライバル視していた。 導き出される祖父の姿は、一流のパイロットでありながら、家族を愛し、生きることに貪欲な立派な青年だった。 そんな祖父がなぜ特攻を志願したのか?全ての真相が徐々に明らかになる。 特攻隊員たちはお国のために喜んで死んでいったというが、本当は家族を愛し、恐怖から自分を奮い立たせ、出撃していった本当の姿に感動しました。 戦争とはいつでも高位の人間の高慢によって始まり、駒として兵士は使われ、激戦の上の死は美化され、伝説のように語られるが、何のためであろうが人が殺し合いをするということに正当性は見出せないと思う。 戦争なき世界にになってほしいと願わずにはいられない。

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2017/10/24

2008/10/25 読了 445ページ 今年14個目の☆5つ。 今年の№1。読後感は感無量。 第二次大戦中、「特攻」で亡くなったおじいちゃんの事を知るために、孫が元軍人たちを訪ね歩いて当時の話を聞く。 とても重い話だけど、特攻に「志願」した人たちの人間性に脚光をあてた本。 ...

2008/10/25 読了 445ページ 今年14個目の☆5つ。 今年の№1。読後感は感無量。 第二次大戦中、「特攻」で亡くなったおじいちゃんの事を知るために、孫が元軍人たちを訪ね歩いて当時の話を聞く。 とても重い話だけど、特攻に「志願」した人たちの人間性に脚光をあてた本。 ありきたりなテーマだけど、胸に来るものが一番大きく、自然と涙がこぼれてしまい、平常心になるまで少し時間がかかった。 多くの人に読んで欲しい。 いかに日本軍が人命を粗末に扱っていたかということがあちこちに描かれていて、とても心が痛む。 日本が戦争に負けたのは、資源不足だったことだけでなく、思想的な理由から来る人員不足や、契機に対する判断力不足が原因なんだと思う。 でもそういう思考って、今も当たり前に残っていると思うと、恐怖すら感じる。 戦後を生きる者として、必読に値する本だと思う。 守るものがある人にとっては、人生観が変わるかもしれない。 1つケチをつけるなら、誤字脱字が多すぎる。

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2017/10/04

泣きました。 生に執着したのにも関わらず、特攻を行なったこと、周囲への影響など、どんどん謎に迫っていく所などが気になり読みやすかった。

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2017/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これが空想上のお話であったらどんなにいいのにと思わずにはいられない実際にあった戦争。 映画は見ていたので、大体の流れはわかっているはずなのに辛くて辛くて読み進まなかった。 こんなにも人の命が軽いことがあっていいんだろうか、この戦争になんの意味があったのか、 考えてしまう本でした。 映画では華々しい?最期であった記憶があるのだが、、記憶違い? 小説では爆発することない零戦と共に亡くなった宮部さんの思いはどんなものだったのか、辛すぎます...。

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2017/09/10

特攻隊として戦死した祖父の痕跡をたどる姉弟。 その死には、大きな意味があった。 あれ程話題になり、映像化されていたにも関わらずの未読でした。 私には、今出合って良かった本。 まだまだ知らない戦争のこと、今少しずつ勉強中です、今更ですが。 悲しい話ですが、宮部久蔵の男気に魅せ...

特攻隊として戦死した祖父の痕跡をたどる姉弟。 その死には、大きな意味があった。 あれ程話題になり、映像化されていたにも関わらずの未読でした。 私には、今出合って良かった本。 まだまだ知らない戦争のこと、今少しずつ勉強中です、今更ですが。 悲しい話ですが、宮部久蔵の男気に魅せられます。 例え美化された話と言われても、ここから戦争について考えることが出来たら、それは大切な出合い。 多くの人が読むべき本と、改めて思いました。

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2017/08/28

戦果を上げる、という大義名分のために犠牲になっていった若者たちへの畏敬と、権力への怒り。宮部と関わり生き残った人たちからの証言という形をとって、当時の戦況と著者の思いが綴られているように感じました。 祖父の戦後の物語は、若者の命が使い捨てにされていくなかで、少しでも希望があって欲...

戦果を上げる、という大義名分のために犠牲になっていった若者たちへの畏敬と、権力への怒り。宮部と関わり生き残った人たちからの証言という形をとって、当時の戦況と著者の思いが綴られているように感じました。 祖父の戦後の物語は、若者の命が使い捨てにされていくなかで、少しでも希望があって欲しいかった、という願いを形にした結果なのかな、というのが私の感想です。 戦時中の軍部の風潮を想像すると、暗澹たる思いになります。

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2017/04/28

傷痍軍人と呼ばれる人たちを、幼い頃何度か、祭りなどのような場所で見かけた記憶がある。もう微かになっている遠い記憶だ。小学校の頃、「ヤン」という児童小説を読んだ。中国戦争の話だ。それ以外にも何冊か、小学校の自分は「ヤン」に始まって、この国が経験した歴史に衝撃を受け、やたらと関連した...

傷痍軍人と呼ばれる人たちを、幼い頃何度か、祭りなどのような場所で見かけた記憶がある。もう微かになっている遠い記憶だ。小学校の頃、「ヤン」という児童小説を読んだ。中国戦争の話だ。それ以外にも何冊か、小学校の自分は「ヤン」に始まって、この国が経験した歴史に衝撃を受け、やたらと関連した本を図書館で借りては読んでいった。それからも第二次世界大戦の戦記の類は、相当な冊数を読んだ。なぜかはうまく説明できないが、歴史の重さに心が引き寄せられるところがどうしてもあるのだろう。 本書は、いわゆるフィクションであり、小説だ。しかし、真珠湾攻撃から敗戦までの海軍の戦いの様子を、どちらかといえば、詳しく丹念に記録した、という側面もある。その部分は、登場人物の語りという形式を取ってはいるが、史記である。つまり、この小説は半分はフィクションだが、半分は戦記でもある、という体裁だと思う。そこがちょっとユニークではないかと思った部分だ。 著者は、おそらく戦争を振り返って、当時の日本海軍の存在、思想、行動体系といったものに、強く憤りを感じ、半分フィクション、半分戦記、という形でそれを明らかにしたいと考えたのだろう。そして、宮部久蔵という主人公を一本の太い柱に据えて、その行動によって、さらに物語に一本の芯を貫く構成にしてある。 著者については、最近、政治的に非常に世論の反発を浴びる発言をして騒がれたが、その本心はよく分からない。自分が、もう長いこと、マスコミというものを信用しなくなっていて、新聞もろくに読まないし、インターネット上のさまざまなニュースなども、ほとんどそのまま受け取るということをしなくなっているからだ。だが、小説の中に、一箇所、著者の考えを代弁するような部分がある。戦前、5・15事件から戦争に向かって大衆を煽動したのは新聞の責任であり、また戦後、さらに戦争に対する評価について大衆を誤った考えで導いた、という部分だ。あくまで無責任な想像だが、著者の先の発言の裏側には、なにか新聞というものに対する不信感のようなものがあったのでは?と考えられなくもないと思った。 小説としての出来栄えについては、手放しで絶賛はしない。読後、どうしても涙はこぼしてしまったが。大戦に関しての本に対してはやはり軽々しくいいも悪いも評価しづらい気持ちになってしまうのだ。ただ、冒頭書いたような傷痍軍人のような人の姿を見かけなくなってから、すでに長い時も経ち、戦争体験者が数少なくなっていく今のこのときに、こういう小説が書かれ、それなりに評価されるのは悪いことではないと思う。

Posted byブクログ