気になる部分 の商品レビュー
幼少時代の、記憶からこぼれ落ちがちなエピソードや、日々の暮らしの些細な疑問、それらを綴ったエッセイ。 爆笑というより、筆者の繊細で多岐に渡る記憶力に感心してしまった! お勧めされてた小説はぜひ読みたい。
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電車の中で吹き出してしまう位楽しい話がたくさん。 訳者として活躍している岸本さんの文章は本当に読みやすい。
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[ 内容 ] 眠れぬ夜の「ひとり尻取り」、満員電車のキテレツさん達、屈辱の幼稚園時代―ヘンでせつない日常を強烈なユーモアとはじける言語センスで綴った、名翻訳家による抱腹絶倒のエッセイ集。 待望のUブックス化。 [ 目次 ] 1 考えてしまう(空即是空;翻訳家には向かない趣味 ほ...
[ 内容 ] 眠れぬ夜の「ひとり尻取り」、満員電車のキテレツさん達、屈辱の幼稚園時代―ヘンでせつない日常を強烈なユーモアとはじける言語センスで綴った、名翻訳家による抱腹絶倒のエッセイ集。 待望のUブックス化。 [ 目次 ] 1 考えてしまう(空即是空;翻訳家には向かない趣味 ほか) 2 ひとりあそび(じっけんアワー;さかさかみなり ほか) 3 軽い妄想癖(このあいだ、レストランで盗み聞きした会話;残業の夜 ほか) 4 翻訳家の生活と意見(キノコの名前;いけない花 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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「ねにもつタイプ」から流れてきた身にとっては、以前からこうだったんだ!というのとまぁ比較的普通なとこも多いという思いが交錯する。 こうした奇妙な発想、話というのはあるんだけど、作者以外のところで起きて、本人はニュートラルだったり場合によっては高いとこにいたりするが、岸本さんの場...
「ねにもつタイプ」から流れてきた身にとっては、以前からこうだったんだ!というのとまぁ比較的普通なとこも多いという思いが交錯する。 こうした奇妙な発想、話というのはあるんだけど、作者以外のところで起きて、本人はニュートラルだったり場合によっては高いとこにいたりするが、岸本さんの場合は自分自身が奇妙だったり、自分自身の頭の中での話だったりするのでその分がよりインパクトが深いんですね。 彼女の好きな本の紹介を読むとやはり奇妙本好きで納得です。
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翻訳作品はあまり読まないので、失礼ながら岸本さんのことは 存じ上げず、訳された作品も読んだことがなかったのですが、 『ねにもつタイプ』で賞を受けたときに、審査員の先生方が おもしろい!と書いていたのを目にして、 読んでみたくなりました。 2冊いっしょに買って、まずは1冊目から。 ...
翻訳作品はあまり読まないので、失礼ながら岸本さんのことは 存じ上げず、訳された作品も読んだことがなかったのですが、 『ねにもつタイプ』で賞を受けたときに、審査員の先生方が おもしろい!と書いていたのを目にして、 読んでみたくなりました。 2冊いっしょに買って、まずは1冊目から。 書き出しに、「世の中の人間は〈数学心のある人とない人〉の 2種類に分けるのが最も手っ取り早い」というようなことが 書いてあったのですが、そこからもう、「思う思う!」と 引き込まれてしまいました。至極真面目な顔をしながら ぽつりとおかしなことを言うような印象の文体で、 大爆笑というよりはニヤッと笑ったり、思わず吹き出したり、 そんなふうに楽しみながら読了。 著者の妄想や、子どもの頃の話、大きくなってからも やっていたおかしなことなどを読んでいるつもりで、 実は「こういうことをした」という話自体も もしかしたら妄想なんじゃないか、なんて、 現実と妄想の境目がぼやけてくるような感覚もありました。 (なんとなく、竹中直人さんの著作を読んでいたときに 本当のことだと思っていたら創作で、創作だと思っていたら 実体験だった、と知ったのに近い感覚でした。) 彼女が訳しているニコルソン・ベイカーさんの作品も どうやら一筋縄ではいかないようですが、 どんなものだか見てみたい気はします。
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翻訳家の、あんまり翻訳とは関係ない抱腹絶倒のエッセー。 めちゃめちゃ笑える。 いっきに、岸本佐知子のファンになったことは間違いない。 このズレ具合、絶妙すぎる。 ボケているのか計算なのか、とにかく面白い。 国際きのこ会館、すごく行ってみたい。 この方の訳した本をこれから読むのが楽...
翻訳家の、あんまり翻訳とは関係ない抱腹絶倒のエッセー。 めちゃめちゃ笑える。 いっきに、岸本佐知子のファンになったことは間違いない。 このズレ具合、絶妙すぎる。 ボケているのか計算なのか、とにかく面白い。 国際きのこ会館、すごく行ってみたい。 この方の訳した本をこれから読むのが楽しみ。 巻末に少し載っていた書評の本の趣味が川上弘美とかぶりぎみで、これらの本もがぜん読みたくなってしまった。
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「ねにもつタイプ」よりも私にはツボにはまりました。 私みたいに少なからず妄想癖がある人は身に覚えのあるような話だからこそ、楽しめるのかな。 特に前半部分はリビングで読んでにやにや笑いをかみころしていたところを弟に目撃され、その部分(確か「オオカミなんかこわくない」だった)を音読...
「ねにもつタイプ」よりも私にはツボにはまりました。 私みたいに少なからず妄想癖がある人は身に覚えのあるような話だからこそ、楽しめるのかな。 特に前半部分はリビングで読んでにやにや笑いをかみころしていたところを弟に目撃され、その部分(確か「オオカミなんかこわくない」だった)を音読したら弟も大笑い。 そこに母がきて…(以下略)w 中盤からは不思議だけど、うっすら怖い話もでてきて、翻訳した本の紹介や、彼女の好きな奇天烈な本のレビューも読めて、全体としてバランスもとれていたと思います。 彼女の訳したニコルソン・ベイカーの本がとても読みたくなりました。翻訳本がもっともっと文庫化すれば、気軽に手に取れるのになぁと思うのですが。 そして「国際きのこ会館」に私も行きたい!!
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読んだばかりの「ねにもつタイプ」があまりに面白かったので、岸本さんの10年前のエッセイを探してきて読んでみた。 こちらの中味は、主として専門誌「翻訳の世界」(1994年〜1997年)や、雑誌「ふらんす」(1998年〜1999年)に連載されたエッセイ。その他、書き下ろしも含めて、...
読んだばかりの「ねにもつタイプ」があまりに面白かったので、岸本さんの10年前のエッセイを探してきて読んでみた。 こちらの中味は、主として専門誌「翻訳の世界」(1994年〜1997年)や、雑誌「ふらんす」(1998年〜1999年)に連載されたエッセイ。その他、書き下ろしも含めて、50編のエッセイが集められている。 まだ、駆け出しの翻訳家として実績の少ない中、どういう経緯でエッセイの執筆を依頼されたのか不思議だ。おそらく、岸本さんの持つ「可笑しなものへのこだわりと表現力」に興味を持った編集者の方がいたのだろう。おかげさまで、岸本さんの出発点に近いものが読めるのだからありがたいことだ。
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やっぱりわたしこの人と友達になる! 自分は透明人間なのでは、という疑惑が濃厚になりました。 彼女に宣告されたなら誇りに思います。 岸本さん大好き。
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自分よりネガティブな人を見つけるたびになんだか嬉しくなってしまう。国際きのこ会館に行ってみたいと思って調べてみたら、なくなっていてショック。
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