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気になる部分 白水Uブックス1087
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 白水社/白水社 |
発売年月日 | 2006/05/25 |
JAN | 9784560720875 |
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商品レビュー
4
104件のお客様レビュー
翻訳者としての岸本さんしか知らないので、はじめて本書エッセイを読んで、へー、こんな人だったのかと思った。 細かいこと、みんなが気にしないことがやたら気になるひとが言葉づくしで書いたエッセイである。 テイストは、昨年読んだ三浦しをんの昔のエッセイにちょっと似ている。 それは20年前...
翻訳者としての岸本さんしか知らないので、はじめて本書エッセイを読んで、へー、こんな人だったのかと思った。 細かいこと、みんなが気にしないことがやたら気になるひとが言葉づくしで書いたエッセイである。 テイストは、昨年読んだ三浦しをんの昔のエッセイにちょっと似ている。 それは20年前のエッセイだったので、さすがに古いなと思った。 本書も初出は20年ほど前のもの。 三浦しをんほどの共時性ニーズはないものの、やはりこの手の本は出版されてから、5年以内に読まないと鮮度が落ちてしまう。 今回は00年代以降の倫理観価値観の変化を大きく感じた。 いまの岸本さんが同じ内容を書くなら、書き方がかなり変わるだろうと思った。 岸本さんの会社員時代の話がちらちら出てくるが、洋酒メーカー、カオスで自由な社風のようだったので、サ◯トリーだろうなと思って調べたら本当にそうだった。だよね〜。 それにしても子供の頃からずっと都会に住んできたひとの感覚だなあと思った。 そういう意味では私はあまり共感しなかった。 後半、吉田知子の話がでてきて嬉しくなった。 そうだ、私は岸本さんが編んだ本で吉田知子を知ったんだった。おおいに感謝したい。
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先日読んだ吉田篤弘さんの『おかしな本棚』に登場した1冊。 翻訳家でありエッセイストということでありますが、面白すぎて声出して笑ってしまいました。中でも岸本さんが洋酒メーカーでPR誌の仕事をしていた時のライターさんの事をかいた『ヨコスカさんのこと』と『「国際きのこ会館」の思い出』...
先日読んだ吉田篤弘さんの『おかしな本棚』に登場した1冊。 翻訳家でありエッセイストということでありますが、面白すぎて声出して笑ってしまいました。中でも岸本さんが洋酒メーカーでPR誌の仕事をしていた時のライターさんの事をかいた『ヨコスカさんのこと』と『「国際きのこ会館」の思い出』は爆笑でした。これを読んだら国際きのこ会館に宿泊してみたい!と思って検索したら今はもう閉館しているようでショック(TT) このエッセイの中にも気になる作家さんと小説が紹介されていました。吉田知子さんの短編集『箱の夫』。そして村田喜代子、奥泉光さんなど私の存じ上げない作家さんもいつか読んでみたいです。 岸本さんの第二弾のエッセイ『ねにもつタイプ』は講談社エッセイ賞を受賞しているようなので期待が高まります。是非読まねば!
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- ネタバレ
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不思議な言葉のセンスが炸裂していて、妙な臨場感もあり、愉快な気持ちで読める本だった。少し時代を感じる箇所もあったが、やはり翻訳について書いてあるエッセイは興味があった。こういう話をもっと読んでみたい。 どこまでもひとりで飛んでいってしまいそうな自由な発想と想像力の豊かさが眩しかった。 会ったこともないらしい川上弘美さんの思い出が綴ってあるのが怖い。ここに書かれているのはとてもミステリアスな魅力溢れた「カワカミさん」だ。ここだけ短編小説を読んでいるような味わいがある。
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