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気になる部分 の商品レビュー

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104件のお客様レビュー

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2015/12/13

「穂村弘が好きなら岸本佐知子はいかがですか」、とすすめられた一冊。 読んでて言葉のチョイスがうまいなあと思いました。 そしたらなんと彼女、穂村弘と同じ上智大学文学部英文科。 よくよく考えたらわたしたちのゼミの先生も上智英文科だった。 上智英文科、強者ばかりじゃないか。 できるなら...

「穂村弘が好きなら岸本佐知子はいかがですか」、とすすめられた一冊。 読んでて言葉のチョイスがうまいなあと思いました。 そしたらなんと彼女、穂村弘と同じ上智大学文学部英文科。 よくよく考えたらわたしたちのゼミの先生も上智英文科だった。 上智英文科、強者ばかりじゃないか。 できるならわたしも行きたいぞ。

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2015/09/08

この人のエッセイめちゃめちゃ好みだ、と認識した作品。変なこと考えてる人って面白い。やっぱり変なこと考えてる人っているんだ!私も考えていいんだ!ってほっとした。

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2015/02/08

この人の生きている世界はとても不気味で、すごく羨ましい気持ちにさせられた。こんな目で世界を見てみたい。

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2014/11/12

通勤電車で読むのは危険だと知りつつ、読んでしまった。 案の定、吹き出すのを我慢したエピソード、クスッと笑ってしまったエピソードが多々あり楽しませてもらった。 岸本さんのエッセイを読むと、妙に共感をおぼえて自己肯定感が増す。

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2014/06/20

PR誌「ちくま」の連載「ネにもつタイプ」を毎月たのしみによんでいる。 これがエッセイ集としては処女作。 内省や妄想が暴走してちょっとずれてる日常がおかしくて、共感できる(ということは自分もちょっとずれてるんだろうけど)。 全体に言語や翻訳というよりは日常に関するトピックが中心で...

PR誌「ちくま」の連載「ネにもつタイプ」を毎月たのしみによんでいる。 これがエッセイ集としては処女作。 内省や妄想が暴走してちょっとずれてる日常がおかしくて、共感できる(ということは自分もちょっとずれてるんだろうけど)。 全体に言語や翻訳というよりは日常に関するトピックが中心でセンスさえ合えばだれでも楽しめると思うけれど、たまに登場する言語・翻訳ネタもさすがにすごい。「キノコの名前」は翻訳家の職業病のような状況をえがいて、多言語にたずさわる人ならみなうなずいてしまうエピソード。わかるひとなら一発の「サルマタケ」を外国語で説明しなければならないとしたらなんと苦労の多いことか・・・

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2014/02/11

ある日の午後,車でFMラジオをつけると,作家と翻訳家の会話が流れてきて,翻訳の苦労話などとてもおもしろくて聴き入ってしまった.あとで番組表を調べて見ると,作家は西加奈子さん,翻訳家は岸本佐知子さんだった. というわけで岸本さんのエッセイを読んでみた.本を読んでこんなに笑ったのは...

ある日の午後,車でFMラジオをつけると,作家と翻訳家の会話が流れてきて,翻訳の苦労話などとてもおもしろくて聴き入ってしまった.あとで番組表を調べて見ると,作家は西加奈子さん,翻訳家は岸本佐知子さんだった. というわけで岸本さんのエッセイを読んでみた.本を読んでこんなに笑ったのは久しぶり.この方の周りでは常に何か変なことが起こっているような錯覚を引き起こす.ほとんど自虐ネタで,妄想の虜になって,一般世間とずれが生じるというパターン.それと言葉の音に対する感覚が独特で,これまた妄想のネタになる.私はこれを電車の中で読み始めてしまい笑いをかみ殺すあやしいおじさんになってしまった.こういうハチャメチャぶりは山下洋輔以来かな.そうすると,岸本さんも傾倒していらっしゃる筒井康隆つながりもでてくる. 私もときどき使う私鉄のO線の話「キテレツさんたち」.私もキテレツさんを見てみたいが,残念ながら私には見えないらしい. ラジオでも話題になっていた,ニコルソン・ベイカーが読みたくなった.この本のそでの著者紹介には「あんな本を訳したのは,やっぱりこんな人でした」と書いてある.

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2014/02/10

とにかく、読みながら吹き出していた。笑っていた。 いやなことも忘れるくらい、岸本ワールドに ひきこまれてしまった。 とにかく面白いと、あちこちでレビューを目にし、 友だちも「きっと好きだよ」と勧めてくれて、 ずっと気になっていたエッセイ。 楽しい読書時間だった。

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2014/01/26

翻訳家岸本佐知子さんのエッセイ。こんなに面白い人がいたなんて!今まで知らずに損した‼子供の頃の実験話に、宙に浮くと思って腕を振り回していた自分を思い出し、妄想癖の話に小3で小説を書いていた自分を思い出した。誰でも内緒でしていることがあるんだよね?常に客観的に自分を観る眼があること...

翻訳家岸本佐知子さんのエッセイ。こんなに面白い人がいたなんて!今まで知らずに損した‼子供の頃の実験話に、宙に浮くと思って腕を振り回していた自分を思い出し、妄想癖の話に小3で小説を書いていた自分を思い出した。誰でも内緒でしていることがあるんだよね?常に客観的に自分を観る眼があることが必要だとつくづく思った。

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2013/08/30

岸本さんの「気になる部分」に共感できるのは、私自身もきっとマイナー者だからなのだろうなぁ。 でも自分と同じようなことを考えている人がここにもいたんだ、とうれしい気持ちになった。

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2013/06/23

上にあげた『いちばんここに似合う人』を翻訳された岸本佐知子さんの初エッセイ集。 岸本さんのエッセイが激烈に好きです。大好きだからこそ本当は誰にも教えずに、ひっそりと自分だけの楽しみにしていたい!でも、「スッゲー面白いんだよ!読んでくれよ!後悔させないってば!」とも言いたい…!...

上にあげた『いちばんここに似合う人』を翻訳された岸本佐知子さんの初エッセイ集。 岸本さんのエッセイが激烈に好きです。大好きだからこそ本当は誰にも教えずに、ひっそりと自分だけの楽しみにしていたい!でも、「スッゲー面白いんだよ!読んでくれよ!後悔させないってば!」とも言いたい…! 私には数学心がない、ということについて書いてあるエッセイを一部抜粋。 たとえば「ある人が、くだもの屋さんで20円のリンゴを7こ買おうとしたら、10円たりませんでした。その人はいくら持っていたでしょうか」というような問題があったとすると、私はその“ある人”のことがひどく気の毒になりはじめるのである。この人はもしかして貧乏なのだろうか。家にお金がなかったのだろうか。リンゴが7個買えないとわかった時に“ある人”が受けたであろう衝撃と悲しみは、いかばかりであろうか…。どうかすると、同情が淡い恋心に変わってしまうことさえあり、(“ある人”ったら、うふふ…)などと思いを馳せているうちに、「はい、鉛筆おいてー」という先生の声が響きわたってしまうのだった。 こういった、シツコイくらいに妄想を重ねるところ、(おこがましいけど)自分に似てると思ってしまうんです。 そして、高校時代の数学のテストにおける結びの一番では、数々の数式操作の果て0=0という回答を導き出し… この答えが間違っているなどと、誰に断言できるだろう。万物は無から出て無に還る。国破れて山河あり。色即是空。是空色即。溶けて流れりゃみな同じ。これは究極の真実ではないか。数学などというちっぽけな次元を超えた、宇宙の真理を私は見たのだ。 活字が生み出すユーモアの力ってすごい! 試し読みができるので、ぜひこちらもご覧ください。 http://www.hakusuisha.co.jp/essay/2012/01/31/1022.html

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