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気になる部分 の商品レビュー

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104件のお客様レビュー

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2013/06/29

あ… このエッセイは、今読んでる、『本のおかわりもう一冊』、『必読書150』、『小川洋子の偏愛短篇箱』とつながってる… 本の世界も案外狭いのかもしれない。 本というのは、各人それぞれに、いろいろな食べ物や飲み物に例えることができると思うが、私にとって岸本佐知子のエッセイは、鰻の...

あ… このエッセイは、今読んでる、『本のおかわりもう一冊』、『必読書150』、『小川洋子の偏愛短篇箱』とつながってる… 本の世界も案外狭いのかもしれない。 本というのは、各人それぞれに、いろいろな食べ物や飲み物に例えることができると思うが、私にとって岸本佐知子のエッセイは、鰻の肝焼きのポジションに近い。 日本酒をちびちびとやりながらいただく肝焼きと、夜寝る前にお酒を飲みながら、あるいはベッドに横になりながら岸本佐知子のエッセイを読む時間というのは、共にとても嬉しくて、ただし、毎日味わうのはちょっと厳しいかな…と感じるポジションのものだ。 毎日は要らないけれどたまに欲しい…だなんて、とても人間らしくて贅沢な欲である。 2013.05.16 再読

Posted byブクログ

2013/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

岸本佐知子さんのエッセイ集。 どんなに一般社会で上手に生きられなくても、人は一芸に秀でていれば世の中生き抜いていけるんだなぁ、なんて思ったり…。 「社長がどんなことを言おうが、怒ろうが笑おうが、ホクロはいつも超然としてそこにある」 電車の中で読みながら、必死で笑いをこらえた。

Posted byブクログ

2013/03/20

最高に面白かった! 残念な人の残念な話ほど楽しめるものはない。 ほむほむや安住紳一郎を連想する。

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2013/02/17

HONZの東えりかさんがラジオで岸本さんのエッセイをベタ褒めされてたので、まずはこちらから。 一人で読んでて良かった。何度もぷふぷふ吹き出してしまった。 翻訳文学に苦手意識があり、なんじゃかんじゃゆうて余り読めておらず、そういえば翻訳家から入ってみようとしていたのだった。 好きな...

HONZの東えりかさんがラジオで岸本さんのエッセイをベタ褒めされてたので、まずはこちらから。 一人で読んでて良かった。何度もぷふぷふ吹き出してしまった。 翻訳文学に苦手意識があり、なんじゃかんじゃゆうて余り読めておらず、そういえば翻訳家から入ってみようとしていたのだった。 好きなエッセイスト→好きな翻訳家とシフトできようか。 読もうニコルソン・ベイカー!ミルハウザー!などなど!

Posted byブクログ

2013/02/06

「遠い町から来た話」Shaun Tan と 「とにかく散歩いたしましょう」小川洋子 の2冊から、到達した。 スゴイ! のっけから笑わせてくれる。 質の高い、岸本ワールド。 直前に読了した別作家の2作品がダメダメだったので、 余計に際立つ! こういった人物を次々に輩出したサント...

「遠い町から来た話」Shaun Tan と 「とにかく散歩いたしましょう」小川洋子 の2冊から、到達した。 スゴイ! のっけから笑わせてくれる。 質の高い、岸本ワールド。 直前に読了した別作家の2作品がダメダメだったので、 余計に際立つ! こういった人物を次々に輩出したサントリー恐るべしですね。

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2013/01/16

さいしょのエッセイ集だろうか 面白いネタが多く 結果おもしろいエッセイ集になっている 女性版穂村弘というにふさわしい

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2012/12/29

著者の岸本さんは翻訳家、プロフィールを見ると同世代。この人の「気になるもの」の数々は、私のそれとも結構一致していて、「忘れてたけど、そうそう!」といろんなことが思い出された。辞書を引いていると、なんとなくよく目が合うというか、互いに顔見知りといった単語ができてくる、というのもよく...

著者の岸本さんは翻訳家、プロフィールを見ると同世代。この人の「気になるもの」の数々は、私のそれとも結構一致していて、「忘れてたけど、そうそう!」といろんなことが思い出された。辞書を引いていると、なんとなくよく目が合うというか、互いに顔見知りといった単語ができてくる、というのもよくわかる。岸本さんは「リーダーズ英和辞典」だが、私の場合は集英社国語辞典の「フズリナ」がそれで、新古生代に繁栄した有孔虫化石動物なのだが、あんまりよく出会うので、辞書に載っている絵を手帳に描き写してしまったほどだ。眠りにつくための一人尻取りで「る」とか「ず」で始まる単語に詰まり、語彙の強化に努めたりするのも、可笑しいけど、わかる。学生時代、山でよく尻取りをした。喫茶店とか人名とかテーマを決めるのだが、「る」に当たった友達が、苦し紛れに「ルドルフ殿下!」と叫んだのが忘れられない。ダバダ~♪

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2012/12/05

確かこちらが先に出版されたエッセイ集。「ねにもつタイプ」よりはストレートなので、即笑い。久しぶりに本を読んで抱腹絶倒した。 しかし、この本。公共の場や夜中に読んではいけないね。一人ニマニマしておかしな人と思われたり、夜中に笑い転げていたら近所迷惑だから。 自分の反省をこめて、TO...

確かこちらが先に出版されたエッセイ集。「ねにもつタイプ」よりはストレートなので、即笑い。久しぶりに本を読んで抱腹絶倒した。 しかし、この本。公共の場や夜中に読んではいけないね。一人ニマニマしておかしな人と思われたり、夜中に笑い転げていたら近所迷惑だから。 自分の反省をこめて、TOPを考えて読むべし。

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2013/11/12

小川洋子『とにかく散歩いたしましょう』に出てきた本。 それまで存じ上げなかったけれど本業は翻訳家。 翻訳業の前はサントリー宣伝部勤務という変り種の経歴。 翻訳家ということもあるけど世界に対する感覚が敏感で独特。 こういう思考大好きだなあと思う。 幼少期から社会人生活、翻訳家生...

小川洋子『とにかく散歩いたしましょう』に出てきた本。 それまで存じ上げなかったけれど本業は翻訳家。 翻訳業の前はサントリー宣伝部勤務という変り種の経歴。 翻訳家ということもあるけど世界に対する感覚が敏感で独特。 こういう思考大好きだなあと思う。 幼少期から社会人生活、翻訳家生活のエピソードや思考のぐるぐるをネタとしたエッセイで、たまにファンタジーのような内容が出てくる。 なかなかここまで振り切れた人はいないだろうと思い、多少のフィクションはあるだろうと思いつつも、いや、本当にぶっ飛んだ人かもしれないと思う。 冒頭の「空即是空」に書かれている、 「数学心のないひとは1+1=2の大前提を心のどこかで信じていない人」という記述でもう私の心は鷲掴みである。 ユーモラスで突拍子もない。 小川洋子の本で出てきた、というバイアスを除いても、小川洋子の小説世界に近しいものを感じた。 http://www.horizon-t.net/?p=655

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2012/08/17

この人の文章は面白いなぁ、やっぱり。にやついてしまう。狙ってるのがわかるのに、ハマってしまう。藤枝静男と筒井康隆を読みたくなってしまった。(10/8/25)

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