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ボトルネック の商品レビュー

3.5

163件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    54

  3. 3つ

    66

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2012/07/18

中学生の嵯峨野了は東尋坊で事故死した諏訪ノゾミの事故現場を訪れ、なぜか「自分が生まれていなかった世界」にスリップしてしまう この世界では了の代わりに死んだはずのサキがおり、いろいろなことが違った展開をみせている。諏訪ノゾミが生きているのが了にはショックだった。 今度こノゾミを助け...

中学生の嵯峨野了は東尋坊で事故死した諏訪ノゾミの事故現場を訪れ、なぜか「自分が生まれていなかった世界」にスリップしてしまう この世界では了の代わりに死んだはずのサキがおり、いろいろなことが違った展開をみせている。諏訪ノゾミが生きているのが了にはショックだった。 今度こノゾミを助けていと事故の真相を追究し、奔走する了だが、自分の元いた世界において「自分」は邪魔者であると気付く

Posted byブクログ

2012/07/08

パラレルもの。青春~ってカンジ。最後、「曲がりくねった道」の方を選んだに一票。ボトルネックを排除したところで、イチョウのように、それによってまた新たな問題が発生するだけ。

Posted byブクログ

2012/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【ボトルネック】 米澤穂信さん ずっと死んだ恋人・ノゾミが忘れられなかった。 彼女と僕は似たもの同士だった。 彼女は東尋坊で崖から落ちて死んだ。警察は事故死と断定した。 彼女の死んだ場所へ弔いに訪れる事が出来るようになるまで 2年かかった。 彼女の落ちた崖に花を手向けた後、踵を返したその瞬間、 強い眩暈に襲われて崖から落ちた。 次に気づいた時、見慣れた街のベンチに横たわっていた。 東尋坊に行った事が夢でない証拠に、ズボンのポケットには 東尋坊までの往復切符の復路の切符が入っていた。 不可解な思い抱いたまま、実家に帰ってみると自宅から 見知らぬ女性が顔を出した。「あんた誰?」 話を聞くと、この家の住人だという。そんなはずはない。 僕に姉は居ない。いや、生まれるはずだった姉はいたけど その姉は日の目を見ることなく死んだと聞いた。 両親は最初から子供は二人と決めていたのだ。 姉が産まれなかったから、僕が産まれる事が出来たのだ。。 彼女と話すうちに、どうやらこの世界は僕の生まれなかった 世界だということが分かってきた。 そういえば、似ている様で僕の記憶と僅かに異なる点が 多々ある。 そして、僕が一番驚いたのはノゾミが生きていた事だった。 ☆ 久しぶりの米澤さんの本。僕ことリョウと姉のサキは 同じ環境に生を受けながら、違う生き方、考え方を 選択してきたために未来は大きく変わっていた。 サキが提案した「間違い探し」はリョウの世界とサキの 世界の相違点を探すものだ。似ているようで決定的に違う未来。 リョウはその違いに打ちのめされる。 すらすらと読めて、引き込まれる作品でしたが、 最後の部分がちょっと分かりにくかったです。 折木奉太郎と古典部シリーズの新作が出ることに期待 しています。  

Posted byブクログ

2012/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SFがかったパラレルワールドミステリ。自分が生まれなかった世界へスリップして、自分の代わりに現実には生まれなかったはずの姉が生きているという2つの世界の間で、自分とって大切だった人の運命について、生まれなかったはずの姉と謎解きをシていくという物語。 分野的には、ミステリと取るのが正しいんじゃないだろうか?

Posted byブクログ

2012/06/16

「読んだら死にたくなる」と友人に言われ借りた本。 でもわたしは死にたくはならなかったな。うん。ただ、爽やかな読了は期待できない。

Posted byブクログ

2012/06/12

2012.6.11読了。 金沢舞台。行ったばかりだったから、情景が思い出しやすかった。 リョウがサキの世界へ。そこで突きつけられる辛い事実。リョウでなくサキだったから、いい方向にいくのでは?リョウは自分がノゾミを死においやったと? 出来事の対処から、進む方向は真逆なんだと思った。...

2012.6.11読了。 金沢舞台。行ったばかりだったから、情景が思い出しやすかった。 リョウがサキの世界へ。そこで突きつけられる辛い事実。リョウでなくサキだったから、いい方向にいくのでは?リョウは自分がノゾミを死においやったと? 出来事の対処から、進む方向は真逆なんだと思った。思い返してもしょうがないけど、あの時こうしていたらと。

Posted byブクログ

2012/06/07

さして期待せず読み始めたのですが、思いの外面白くて嬉しい誤算。 ラストの一文で思わず息を吐いた…。 自分が生まれなかった世界なんて見たくないよなあ。題名の意味が辛いです。 とても面白かったんですが、あまりの救いのなさに、星4つ。

Posted byブクログ

2012/05/11

弟の部屋に転がっていたからよんだ。ライトノベル系?と思ったら、流行りの人だそう。確かに若者向け。でも、最後の終わり方で、この作家に好感が持てた。

Posted byブクログ

2012/05/01

期待して読んだので、ラストの終わり方がモヤっとした感じで消化不良でした。 全体的に暗い感じだった。

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2012/04/04

自分の生まれなかった世界。 いきたくない。 私もきっと主人公のような絶望を味わう。 人は生きてる限り周りの人間に何らかの影響を与えてる。 何か言ったり何かしたりすればもちろんだし、何もしなくても。 自分のしたことや存在が周りの人間にどんな幸福を与え、どんな不幸をもたらすのか。...

自分の生まれなかった世界。 いきたくない。 私もきっと主人公のような絶望を味わう。 人は生きてる限り周りの人間に何らかの影響を与えてる。 何か言ったり何かしたりすればもちろんだし、何もしなくても。 自分のしたことや存在が周りの人間にどんな幸福を与え、どんな不幸をもたらすのか。 それを突きつけられるのは恐ろしい。 昔のドラマ「if もしも」を思い出す。 私はあのドラマが恐ろしかった。 ホラー的な話も多かったけど、そうじゃなくても怖かった。 どうしてあんなにも怖かったのかちょっとわかった。

Posted byブクログ