V字回復の経営 2年で会社を変えられます の商品レビュー
2009年2月24日読了 アマゾンの評価が高かっため、読んでみた。実話をもとに企業再建の実務的な知恵が満載で、とても面白かった。あまりにおもしろくて、次の日に支障がでるくらい夜更かしをして読んでしまった。
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同じ著者の『経営パワーの危機』、『戦略プロフェッショナル』も読みましたが、同じく著者自身の経験をベースにして小説化した企業改革の成功物語です。このような形式の本は他ではあまりないと思いますが、どれも面白く読みました。それぞれ内容が重なってなくもないですが... リーダーシップ...
同じ著者の『経営パワーの危機』、『戦略プロフェッショナル』も読みましたが、同じく著者自身の経験をベースにして小説化した企業改革の成功物語です。このような形式の本は他ではあまりないと思いますが、どれも面白く読みました。それぞれ内容が重なってなくもないですが... リーダーシップ論のコッターさんも企業変革の8ステップというものを出していますが、この本でも改革8つのステップとして、それと似た変革への道筋の理論が提示されています(まず危機感を認識させる等)。ある程度普遍的なものがあるんでしょうね。読みやすいですが、内容は濃いと思います。
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ある産業機械メーカー(コマツ建機らしい)の実話を元にした、経営再建の小説です。 (潰れそうになっていた会社を抜本から立て直す話です) 著者は実際に企業経営コンサルタントとして活躍されていた方なので、 このケースをモデルにしながらも、不振企業で普遍的にみられる現象をところどころで...
ある産業機械メーカー(コマツ建機らしい)の実話を元にした、経営再建の小説です。 (潰れそうになっていた会社を抜本から立て直す話です) 著者は実際に企業経営コンサルタントとして活躍されていた方なので、 このケースをモデルにしながらも、不振企業で普遍的にみられる現象をところどころで指摘されていて、とても勉強になりました。 本書で指摘されていますが、 日本は終身雇用で簡単にクビきりができないため、 会社を立て直そうとすると腐っている社員の意識を変えていくという 困難な作業が必要です。 (アメリカでは人を入れ替えて終わりだそうです) しかし基本的には真面目な人が多いため、 軌道修正できれば、回復も早いのでは、とも感じました。 自分は経営者ではないですし、むしろ企業の末端ですが、 この本を読んで学んだことは 『野党ではいけない!』 ということです。 ドラッカー氏や松下幸之助氏が言っている 『知的労働者』 や 『全員経営』 と同じことですが、 自分が当事者意識をもって、文句や愚痴を言う暇があったら、 自分の立場でできる最大限の努力をするべきだと思いました。 【内容】 しかも皆がD商品群の大赤字を知りながら、それを自分の責任だと思っている人は事業部長の他には一人もいない。 覚悟の足りない役員やミドルが、危険な吊り橋の途中で立ち止まり、逡巡や自己保身の押し問答を繰り返し、改革のモメンタムをつぶして事業再生の機会を逸するのである。 「上は香川社長から・・・下は事業部の一般社員に至るまで、営業も工場も研究所も漏れなく、 すべての社員が『これはひどい経営だった』と感じ、 そして同時『人ごとではない・・・自分もまずかった』と思えるような強烈な反省論を、 われわれは提示しなければいけない」 「君の話はいつも他人の批判ばかりだね。 社長はダメ、開発はダメ、組合はダメ・・・。 いつまで批判ばかり言っているんだ。 ただの批判ばかりでは人々を束ねられない。 ここから先の具体的戦略を編み出して、彼らに新しい道を示すのが目的だよ。 これは野党の集まりじゃないんだ」
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Kodama's review 少し厚めの文庫本でもあり、実話をもとにしたストーリーはとても読み応えのある1冊でした。事業再建プロセスとその手法にも参考になる点がたくさんあります。 (09.10.29) お勧め度 ★★★★★
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個人的に間にはいってくるノートみたいなのがすごい好きです。 すごいコンサルなんだなって思うのが、歴史的なことにもいちいちストーリー組み立てるとこ。正直天才だと思う笑 読み物としても面白いから、大学1・2年生とか読んでみるといいかも。 そして結局人ってすごい大事だと思った。 み...
個人的に間にはいってくるノートみたいなのがすごい好きです。 すごいコンサルなんだなって思うのが、歴史的なことにもいちいちストーリー組み立てるとこ。正直天才だと思う笑 読み物としても面白いから、大学1・2年生とか読んでみるといいかも。 そして結局人ってすごい大事だと思った。 みんなから信頼されることってすごい難しいけど、すごい大事なことだと思います。 次は久しぶりに理論の世界に戻ります。たぶん。
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コンサルティングの現場が描かれた本。 著者の三枝さんがコンサルティングを実際に行った企業(数社)の内容が書かれていた。 本の中の企業でダメな所が描かれているが、そのダメっぷりが自分の会社にも当てはまることが多く、ゾクっとした・・・ 主人公のようなリーダーシップを発揮できる上...
コンサルティングの現場が描かれた本。 著者の三枝さんがコンサルティングを実際に行った企業(数社)の内容が書かれていた。 本の中の企業でダメな所が描かれているが、そのダメっぷりが自分の会社にも当てはまることが多く、ゾクっとした・・・ 主人公のようなリーダーシップを発揮できる上司とともに働くことができればチームとしての成長・個人としての成長を図ることができると感じた。 自分もこのようなリーダになりたい。
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文字通り、赤字の企業が黒字化するまでが書かれています。 実話を基にしているらしいが、あえて会社のジャンルが特定されない書き方を しているので、自分の会社と重ねることができるのではないでしょうか。 不景気と言ってる会社の内情というのはこういうのなんだろうなと思った。
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面白かった。 ビジネス書なんだけど、普通に小説としても読めて興味深い。 *** 「2年で黒字化できなければ、退任します。」 戦略的なアプローチと覚悟を武器に、不振事業再建に取り組む黒岩亮太は社内の甘えを断ち切り、 業績を回復させることができるか。実際に行われた組織変革を題...
面白かった。 ビジネス書なんだけど、普通に小説としても読めて興味深い。 *** 「2年で黒字化できなければ、退任します。」 戦略的なアプローチと覚悟を武器に、不振事業再建に取り組む黒岩亮太は社内の甘えを断ち切り、 業績を回復させることができるか。実際に行われた組織変革を題材に迫真のストーリーで企業再生のかぎをといたベストセラー。 *** 正直、 これは小説。 実際こんなにうまくいかねーよ、って思うかも。 でもその改革のプロセスからは学ぶことはとても多い。 この小説のように、経営が赤字まみれで大変だから、ではなく、 常日頃から、更なる「成長」のために実行すべきなんだろうと、 若輩者ながら感じた次第でござる。
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最高におもしろい。 普通の小説として読める。 それでいて、コンサルタントに元気をくれる内容。 そのうちもいっかい読みたい!
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経済小説の形で、企業再生のプロセスを追う。ところどころに著者がモデル化した理論が散りばめられており、小説とビジネス書としてのバランスがよく。かなり「すっと」あまたに入ってくる。同じような状況になったときに、もう一度読み返したい (2009.03.10読了)
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