ノルウェイの森(下) の商品レビュー
そんなことは罪でもなんでもありません。このだだっ広い世界にはよくあることです。天気の良い日に美しい湖にボートを浮かべて、空もきれいだし湖も美しいと言うのと同じです。そんな風に悩むのはやめなさい。放っておいても物事は流れるべき方向に流れるし、どれだけベストを尽しても人は傷つくときは...
そんなことは罪でもなんでもありません。このだだっ広い世界にはよくあることです。天気の良い日に美しい湖にボートを浮かべて、空もきれいだし湖も美しいと言うのと同じです。そんな風に悩むのはやめなさい。放っておいても物事は流れるべき方向に流れるし、どれだけベストを尽しても人は傷つくときは傷つくのです。人生とはそういうものです。
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描写が細かくて、ところどころでドキドキした。 会ったこともないのに文章だけでその人と知り合いのような気分になった。 文章の力ってすごいなー
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いわずと知れた村上春樹のミリオンセラー。 中学時代にハードカバーを買って、読んだ気になって 実家の本棚に並んでいたのを、2月に帰国した時に 持って来ていたもの。 映画化っていう話もあるし、1Q84でまた春樹ブームだし。 結局、今回の帰国で読みながら帰って、また置いてきましたけど。...
いわずと知れた村上春樹のミリオンセラー。 中学時代にハードカバーを買って、読んだ気になって 実家の本棚に並んでいたのを、2月に帰国した時に 持って来ていたもの。 映画化っていう話もあるし、1Q84でまた春樹ブームだし。 結局、今回の帰国で読みながら帰って、また置いてきましたけど。 ちなみに俺が持っているのは第30刷。 消費税導入前で定価1,000円でした・・・。 中坊の時に読んだ印象は、病院の話もあって、人も死んで、 ちょっとエッチな話くらいにしか思っていませんでした。 実際はほとんど覚えていなかったし。 そりゃしかたないですよね。 サケもオンナも知らないお子ちゃまが読んだって 面白いわけがありません。性描写に妄想を膨らませる ことだけはあっても。 ココロの病気についての知識もまったくなかったし。 あれから春樹の作品はいろいろ読んできているわけですが、 ちょっと何かの欠けた男の主人公と、 彼を取り巻くちょっと不思議な女の子という構図は絶対ですね。 やっぱり。 37歳になった僕が当時を振り返って文章にしたという スタイルをとっていますが、これはやっぱり30代半ばの オトナになってから読むべき本だったんでしょうね。 死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。 これは本文でも太字になっている言葉ですが、 深い言葉ですね。 20年間誤解していた、ノルウェーの森はエロ小説だという 認識は捨てさらい、生死について、生き方について考えされされる 大著だと、認識を変えておきます。 話題の1Q84 BOOK3は既に入手済みなので、 今度時間が出来たときに、じっくりと読みたいと思います。 http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2010-05-07
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村上春樹の著書というのは、それほどの名作なんでしょうか? この「ノルウェイの森」にしても、面白いのは面白いのだけど、歴史に残る作品か?というと、どうなんでしょう? などと、思っていましたが、よくよく考えたら、「我輩は猫である」とか、「坊ちゃん」にしても、なぜ歴史に残る作品な...
村上春樹の著書というのは、それほどの名作なんでしょうか? この「ノルウェイの森」にしても、面白いのは面白いのだけど、歴史に残る作品か?というと、どうなんでしょう? などと、思っていましたが、よくよく考えたら、「我輩は猫である」とか、「坊ちゃん」にしても、なぜ歴史に残る作品なのか?と、聞かれても、自分は答えられないことに気がつきました。 この、「ノルウェイの森」は、将来どんな評価を受けている本なんですかね。 ちょっと、興味がありますね。 でも、本当に評価が定まるのは、我々が死んだ後でしょうね・・・
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うおーなんだか分からん終わり方だった! ハッピーなんだかバッドなんだか分からないエンドですね(笑) まぁ最終的に直子が死んじゃって、主人公は緑を選んだわけですが、なんだかなー・・・。 おかしな人(笑)永沢さんの恋人のハツミさんも最終的に自殺、という道を選んでしまうわけですし...
うおーなんだか分からん終わり方だった! ハッピーなんだかバッドなんだか分からないエンドですね(笑) まぁ最終的に直子が死んじゃって、主人公は緑を選んだわけですが、なんだかなー・・・。 おかしな人(笑)永沢さんの恋人のハツミさんも最終的に自殺、という道を選んでしまうわけですし、なんだか分からないですね・・・。 この作品はまた、時間が経って読んでみると、何かまた別の物を見つけるような気がします。
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「僕は一体何処にいるのだ?」終わり無き道(マイウェイ)。 これ以上の文学はない! 「ノルウェイの森」の良さは、あの作品すべてが比喩であること。ただ普通に物語を読むだけでは、親友と恋人に自殺されたワタナベのただの暗いどんよりした物語。でも、ちゃんとひとつひとつしっかり考察しながら...
「僕は一体何処にいるのだ?」終わり無き道(マイウェイ)。 これ以上の文学はない! 「ノルウェイの森」の良さは、あの作品すべてが比喩であること。ただ普通に物語を読むだけでは、親友と恋人に自殺されたワタナベのただの暗いどんよりした物語。でも、ちゃんとひとつひとつしっかり考察しながら読むと、物語は全く別の意味を持って描かれていることが分かる人には分かる。 「ノルウェイの森」という題をひとつ取ってもそう。これは、作中にも出てくるビートルズの「Norwegian Wood」とつながってはいるけれど、ビートルズのこちらの歌詞を訳すと「ノルウェー産の家具」になる。それで春樹氏が、「ノルウェーの森」と誤訳したと思っている人もいるけれど、 英語にとても長けている春樹氏がそんな誤訳をするわけがない。そんな単純な題名じゃないということ。これもある意味の「比喩」。春樹氏が、「ノルウェー」ではなく、「ノルウェイ」としているのは「ノル」「ウェイ」「森」この3つの単語が、この物語の大きな鍵・要素となっているから。 「nor(・・・もまた・・・ない)」「way(道)」「森」 ノルウェイの森は、ワタナベと直子が道のない森の中で彷徨っている物語。 前半に出てくる「突撃隊」は、「将来、地図を作りたい」という夢を持っていた。その頃のワタナベと直子はまさに地図を求めて、道を彷徨うように歩き続けていた。 「突撃隊」の「放った蛍」によって、状況は少しずつ変わっていく。 「突撃隊」と入れ替わるように現われた「緑」は、「ガイドブックを作るバイトをしていた」そして、緑は、地図を求めて道を彷徨っていたワタナベの「道案内役」という立場になる。 直子が療養していた療養所は、人里離れた森の奥の奥の奥の・・・とにかく村上春樹氏は、どれだけ森の奥なのか、かなりのページを割いて時間をかけて、描写している。あまりに長くてこのページの意味がないという人もいるぐらいだけど、春樹氏は直子がこれだけ奥に迷い込んでしまったことを比喩している 。 最後に、ワタナベが、「僕はいま、どこにいるのだ?」と問いかける。彷徨い続けて出口は見つかっていない。この物語は、「森の中で彷徨っている」物語。でも、彷徨っている最中でも、素敵なことはたくさんあるし、綺麗な景色も、綺麗な空気も、優しい光もある。大きく解釈すれば、人生そのものである。 ノルウェイの森が「絶望」しか感じられない物語だと思う人は、「絶望」の部分にしかスポットライトを当てていないから。ちゃんと読めば読むほど、どれだけ深い物語なのかが分かる。春樹氏が何を比喩しているのか、どうしてこの言葉や表現を選んだのか、そう考察して読めば、全く次元の違う物語になる。 大きく言ってしまえば、自分の身に起きた、すべてのことに意味があるということ。不幸だけではなくて、日々の小さな安らぎや、小さくても確かな幸せを、どれだけ気付けるか・・・ということ。
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高校時代友人が持っていたので何故か下巻だけ読んだ。 当然意味は分からなかったものの、何となく満足した。 上巻も含めて読み直したい。
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鬱々とした、でもどこか澄んだ空気を感じる でも、常に漂う空気は灰色。 そんな恋愛小説はかなり心に入り込んだ。
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多分好きな小説。 でもちょっと自分でもわからない・ とにかく不思議な感覚の中淡々と読むことが出来た。 死が多い。性描写が多い。 緑が好き。 「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」 って台詞が素敵すぎる。 この本はいずれまた読む気がする。
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村上春樹作品の中でも、異質なのではないでしょうか。 これを読んで、久しぶりに小説を読んだな、と思った。 最近は面白い文章を書く人はいても、小説を書ける人がいない、というのが頭をよぎったり。 何故この人は性の話が必ずついてまわるんだろう、と思っていたけれど、人間を書きたいんですね、...
村上春樹作品の中でも、異質なのではないでしょうか。 これを読んで、久しぶりに小説を読んだな、と思った。 最近は面白い文章を書く人はいても、小説を書ける人がいない、というのが頭をよぎったり。 何故この人は性の話が必ずついてまわるんだろう、と思っていたけれど、人間を書きたいんですね、ただただ正直に、包み隠さず。 上手く感想を述べる事なんてできません。 ただ色々な感情が胸に残る。 「自分に同情するな」確かに。
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