ノルウェイの森(下) の商品レビュー
大切な人が死んだとき、自分はどうなってしまうのでろうか? この本を通して、死への受け入れについて考えさせられました。
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でかけるまえ に少し続きを読もうと開いたら止まらなかったです…。それぞれが自分らしく歪みながら自分らしく生きて選択した結果が生であり死であったように思います
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以前(5年前)読んだ時よりもとても速く読み終わった。 頭の中に映画キャストの顔が浮かぶせいかもしれないし、違うかもしれない。(まだ映画は見ていないが) 初めて読んだときは「セックスばかりで下品な話だ」と思っていた。 今回もセックスばかりだという印象は変わらないが、もう少し腑に落ち...
以前(5年前)読んだ時よりもとても速く読み終わった。 頭の中に映画キャストの顔が浮かぶせいかもしれないし、違うかもしれない。(まだ映画は見ていないが) 初めて読んだときは「セックスばかりで下品な話だ」と思っていた。 今回もセックスばかりだという印象は変わらないが、もう少し腑に落ちたような気はする。 レイコさんと緑が好きだと思う。
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概読でしたが、映画公開前に気分が高まって再読しました。 やはり文章がきれい。丁寧に読むと分かります。 でも圧倒的に切なくて、いつも悲しい気持ちになります。そしていつもビートルズを聴きたくなる。
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なぜこの本がベストセラーなのかと。 とにかく暗い。キレイな恋愛小説だとは思うけれど。 そして自殺する人間の多いこと。弱い人間が多すぎる! 唯一、前向きに生きている緑にとても好感が持てた。 最後にワタナベと直子はきっと救われると信じて読んでいたけど・・・。 「死は生の対極にある...
なぜこの本がベストセラーなのかと。 とにかく暗い。キレイな恋愛小説だとは思うけれど。 そして自殺する人間の多いこと。弱い人間が多すぎる! 唯一、前向きに生きている緑にとても好感が持てた。 最後にワタナベと直子はきっと救われると信じて読んでいたけど・・・。 「死は生の対極にあるのではなく、 我々の生のうちに潜んでいるのだ。 たしかにそれは真実であった。 我々は生きることによって同時に死を育くんでいるのだ。 しかしそれは我々が学ばねばならない真理の一部でしかなかった。 直子の死が僕に教えたのはこういうことだった。 どのような真理をもってしても 愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。 どのような真理も、どのような誠実さも、 どのよな強さも、どのような優しさも、 その哀しみを癒すことはできないのだ。 我々はその哀しみを哀しみ抜いて、 そこから何かを学びとることしかできないし、 そしてその学びとった何かも、 次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。」 ビートルズの「ノルウェイの森」を聞きながら。
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直子との関係は、 「誰にも邪魔されない深い森で、ふたりっきりで、愛を探してた。 時間を止めて、氷にでも閉じ込めたかったように。」 ミドリとは、 鼓動をしっかり感じて、生きてる。 時間が動いてる。 最後の言葉は、 動き出してた自分に気が付いたように感じた。 救われて、良かった。
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ミドリがものすごくかわいかったなー。 村上春樹の描く女性は皆魅力的だ。 映画、観ようっと。 マツケンと菊池凛子はどうなんだろうと思うんだけど、菊池の評価は高いらしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
100%恋愛小説と銘打たれたこの作品。 私は恋愛小説が苦手なので、というか恋愛小説が心に響いた例がないので、この作品も村上春樹の作品の中では評価低め。 なのに2度読んだので好きなんだと思う(笑) 最大の謎は、何故主人公がレイコさんとやってもうたのかということだ。しかもレイコさんとのセックスは直子とのものに比してよほど健康的なものだった。 様々な「セックス」が取り扱われるが、最も自然だったのはレイコと妖艶な子供のものであったと思う。 というか、それさえ不完全なセックスで、拾い上げると、みな不完全だったりする。 登場人物はみな自然な交わりが持てない。 どこか欠落しているのである。 そこに、レイコと主人公の完全な交わりがあって、やっぱりこれが最大の謎。必然性がないからね。皺の描写がとてつもなく素敵ですんばらしく、村上春樹の文章力を覗わせた。 ともかく、主人公は緑とつながることで、世界とつながる、よってハッピーエンドという見解。 緑ちゃんはいい子。
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泣けました… レイコさんのような 不安定だけど その中でもしっかり考えてる 大人の女性になりたいです。
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読んだのが十代の半ばだったからか、登場人物の考えや行動が 理解できなかった。 学生運動を経験した位の世代には、共感できる本なのかも。 年齢を重ねた今、もう一度読むと見方も変わるのかもしれない。 再読してみようか。
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