ノルウェイの森(下) の商品レビュー
上巻に引き続き、ひきこまれる様にどんどん読んでいきました。 ラストシーンは、なんともやりきれない気持ちで涙が止まりませんでした。 ひとつひとつの情景が目に浮かぶような、静かで美しい一冊です。
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誰もが生きてれば程度の差はあれ喪失がある 多くの人はみんなそれでも生きて行く、私もそう 続けていく方が性に合っている 死が生の対極ではなく一部として存在している 理解はできても、本当の意味で未だに実感できてないんじゃ?と思う私は精神的にお子ちゃまなんだろう
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全体に流れるトーンは、最後にぼくが緑に電話をかけたときに流れた沈黙を表現した「世界中の細かい雨が世界中の芝生に降っている」ようなしっかりとした実在のある静謐さとでもいおうか。それにしても多くの人が亡くなる。また多くの性の場面が描かれる。永沢さんとハツミさんの三人での会食、入院先で...
全体に流れるトーンは、最後にぼくが緑に電話をかけたときに流れた沈黙を表現した「世界中の細かい雨が世界中の芝生に降っている」ようなしっかりとした実在のある静謐さとでもいおうか。それにしても多くの人が亡くなる。また多くの性の場面が描かれる。永沢さんとハツミさんの三人での会食、入院先での緑のお父さんの介助、緑にせがまれて入ったうらびれたポルノ映画館、レイコさんと二人で51曲の音楽でもう一度送った直子のお葬式。どれも心に残るシーンだ。上巻を読了してから時間があいてしまった。上巻は文庫本で読んだけれど図書館は貸し出し状態で昨日緑の単行本を見つけ早速読んだ。第八刷だった。
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2009/1/13(p1〜終) 上巻を読み終わり、真っ先に思ったのが 「はやく下巻がよみたい!!」でした。 しかし、出かけ先だった私は下巻を実家においてきてしまい、悔しくも我慢する形となったのですが、 優しい知人が図書館カードを貸してくれたので、ノルウェイの森下巻を借りて読む...
2009/1/13(p1〜終) 上巻を読み終わり、真っ先に思ったのが 「はやく下巻がよみたい!!」でした。 しかし、出かけ先だった私は下巻を実家においてきてしまい、悔しくも我慢する形となったのですが、 優しい知人が図書館カードを貸してくれたので、ノルウェイの森下巻を借りて読むことが出来ました。感謝。 感想は、本当に素敵な恋愛小説だと思いました。 たくさんのことが入り組んでいますが、押し付けがましくもなく、恋愛小説特有の酷な美化というのも感じられず、とても心に染みる1冊でした。 物語の展開がとても切なく、逆のパターンを望む自分もいましたが、やはりでも結末はとても素敵でした。 物語背景がとても美しかったです。 思わず私はこの時代に生きてみたかったとも思いました。 主人公の恋路、しかし心の病を抱えている主人公の恋する相手、その女性を支えるギター弾きの女性、悩む主人公のそぼで華やぐ友人女性、 主要登場人物はこの4人なのですが、どれも本当素敵な登場人物でした! 今思い出すだけで本当に素敵な小説すぎて心躍ります。 なにか心にわだかまりをもったとき、悲しみに悩んだとき、苦しくてどうしようもないとき、 心を洗ってくれる1冊です。 本当に買っておいてよかった! 村上春樹を初めて読み、本気で好きになった1冊でした!
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胡瓜を見るとミドリのお父さんを思い出して、無性に海苔巻いて食べたくなる。そしてちょっと切なくなる・・・。
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一番初めに読んだ 村上春樹小説。 友達の家にあったのがきっかけ。 彼の彼女が 置いていった本ということで さらに 興味がわいたもの。 たぶん、村上春樹さんの小説の中で 一番 たくさん読みました。 みどりが だいすきです。 友達に貸しては、買い、貸しては 買い。 たぶん 一番 ...
一番初めに読んだ 村上春樹小説。 友達の家にあったのがきっかけ。 彼の彼女が 置いていった本ということで さらに 興味がわいたもの。 たぶん、村上春樹さんの小説の中で 一番 たくさん読みました。 みどりが だいすきです。 友達に貸しては、買い、貸しては 買い。 たぶん 一番 何度も買った本。
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>6 「私たちがまともな点は」とレイコさんは言った。「自分たちがまともじゃないってわかっていることよね」 >101 「努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ」 >187 「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」
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前に書いたように、 僕もまた村上春樹病に侵されている。 それは、彼の作品中で出会った作家を書き留めては手を伸ばしたからだ。 チーズやワインやジャズに手を出していないから症状は軽いでしょう(笑) 絶対に結ばれることがない「僕」と「直子」。残された二人の、残された者が生きていく時...
前に書いたように、 僕もまた村上春樹病に侵されている。 それは、彼の作品中で出会った作家を書き留めては手を伸ばしたからだ。 チーズやワインやジャズに手を出していないから症状は軽いでしょう(笑) 絶対に結ばれることがない「僕」と「直子」。残された二人の、残された者が生きていく時間。 素晴らしい言葉が次々と出てくる文中で、自分が一番気に入った一句をひとつ。 「僕の時間を少しあげて、その中で君を眠らせてあげたいくらいのものだよ」 村上作品ならでは、言い回しが癖になっちゃうのは僕だけじゃないでしょう。 この作品(60年代の話)とは違う時代に青春を迎えた僕はそれはそれで良しとして生きていこうと思う。
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最後、緑ちゃんだっけ?なんかと深く関わって、主人公は衆電話の中で我彼気色になって 錯乱して終わってたような。。 ただ当時の私には複雑だったような気するけど ずどん。。どよよーんって感じですごいなあ、みたいな これでか村上春樹にはまった。なんせ他の作者の本とか読んだ時なかったからw...
最後、緑ちゃんだっけ?なんかと深く関わって、主人公は衆電話の中で我彼気色になって 錯乱して終わってたような。。 ただ当時の私には複雑だったような気するけど ずどん。。どよよーんって感じですごいなあ、みたいな これでか村上春樹にはまった。なんせ他の作者の本とか読んだ時なかったからw 今はもう村上春樹は見ないかなあ、見るとしたら「世界の終わりとハードボールドワンダーランド」しかない!! あと絵本だけど村上春樹の「羊男のクリスマス」^^
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本屋にて「文庫版を買うか、ハードカバーを買うか」で30分悩み、結局ハードカバー版(単行本というのか?)を買ったんだが、次の日に『ノルウェイの森、映画化決定』のニュースが流れたのはただの偶然。 多少 期待しすぎて呼んでしまったので、ちょっと、がっかりではないが、なんとも言えない気...
本屋にて「文庫版を買うか、ハードカバーを買うか」で30分悩み、結局ハードカバー版(単行本というのか?)を買ったんだが、次の日に『ノルウェイの森、映画化決定』のニュースが流れたのはただの偶然。 多少 期待しすぎて呼んでしまったので、ちょっと、がっかりではないが、なんとも言えない気持ちになってしまった。 第十一章の冒頭では思わず「はっ?(゚Д゚)」と言ってしまったが、正直 予想ができなくもなかった展開であった。最後の最後はさすがに予想外だったが。 人に薦めるかと言われると、多分 薦めない。感想らしい感想も書きようがない。そんな本である。 この本に出会って深く感銘を受ける人もいるだろう。逆に、何が言いたいのかさっぱりわからない人も多いと思う。 【タイトルの由来(Wikipediaより引用)】 村上はこの「ノルウェイの森」というタイトルについて初めは気に入っていなかった。この作品は「雨の中の庭」というタイトル(ドビュッシーの「雨の庭」(Jardins sous la pluie)から)で書き始められ、途中で「ノルウェイの森」というタイトルに変更された。題名に迷った村上が妻に作品を読ませて意見を求めると、「ノルウェイの森でいいんじゃない?」という返答があった。また、村上自身は特別なビートルズファンではないという。 なんとテキトーなwww
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