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の商品レビュー

4.2

190件のお客様レビュー

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2016/05/30

久しぶりに読書に夢中になった。 布美子は精神的に幼すぎた。 彼らの世界をそのまま受け止めるには若すぎて、純粋すぎた。 大久保の言っている事が妙に私の考えと一致してしまった。私みたいなのを順応性があると言えば聞こえはいいが、道を外したらとんでもない方向へつき進んでしまう可能性がある...

久しぶりに読書に夢中になった。 布美子は精神的に幼すぎた。 彼らの世界をそのまま受け止めるには若すぎて、純粋すぎた。 大久保の言っている事が妙に私の考えと一致してしまった。私みたいなのを順応性があると言えば聞こえはいいが、道を外したらとんでもない方向へつき進んでしまう可能性がある。地獄の果てまで付いていく蠍座だから(笑)。だからこそ理性は失わずに真っ当に生きなければ。 片瀬夫婦は布美子のような幼稚な人間を仲間にしなければ真っ当ではなくてもかしこく生きていけたような気がする。 小池真理子さんの作品を読むのは恐らく初めてだけれど情景描写の豊かさに関心した。

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2016/09/23

誰もが落ちる恋には違いない。でもあれは、ほんとうの恋だった。全編を覆う官能と虚無感。その奥底に漂う静謐な熱情を綴った直木賞受賞作。

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2015/06/09

倒錯した恋模様に多少気後れしたものの、情景描写はまるで映画を観ているような雰囲気で、とても綺麗でした。

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2015/02/27

あとがきに「神が降りた」と著者本人が記す渾身の一撃。昨今、世間で起きる数々の異常な事件を考えると、あながち、現実感がない、と言い切れないかも。。。

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2015/01/24

甘い恋愛の話かと思い、あえて読んでなかったのに、 タイトルからは想像できない 激しい 「恋愛」のお話。恋というか、愛のような深さも感じるけど、 けどやっぱり浮ついた恋の話なのかもしれない。 あまりに想像を超えているので、主人公になりきれないけど、 あまりに想像できないから 引き込...

甘い恋愛の話かと思い、あえて読んでなかったのに、 タイトルからは想像できない 激しい 「恋愛」のお話。恋というか、愛のような深さも感じるけど、 けどやっぱり浮ついた恋の話なのかもしれない。 あまりに想像を超えているので、主人公になりきれないけど、 あまりに想像できないから 引き込まれる。 そんな話だった。

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2014/12/18

ある女の起こした悲劇的な発砲事件の、語られることのなかった全貌が、とあるルポライターが彼女から聞いた話を通じて明らかになる 登場人物たちの関係は常識を大きく逸脱しているし、わたしは浅間山荘事件が起きたリアルな時代を知らないし、自分が物語に共感できるところは微塵もないはずなのに、熱...

ある女の起こした悲劇的な発砲事件の、語られることのなかった全貌が、とあるルポライターが彼女から聞いた話を通じて明らかになる 登場人物たちの関係は常識を大きく逸脱しているし、わたしは浅間山荘事件が起きたリアルな時代を知らないし、自分が物語に共感できるところは微塵もないはずなのに、熱に浮かされたように一気に読んでしまった。すごい本だと思う。

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2014/11/26

女子大生、布美子は知人の紹介で信太郎のところでアルバイトをすることになり、信太郎と雛子の片瀬夫妻と関係を深めていく。 布美子は片瀬夫妻に惹かれ、世間の常識から考えるとそれは歪んだ関係に思えるのだけど、片瀬夫妻との最初の出会いの描写が綺麗で、すんなりとこの関係を受け入れることができ...

女子大生、布美子は知人の紹介で信太郎のところでアルバイトをすることになり、信太郎と雛子の片瀬夫妻と関係を深めていく。 布美子は片瀬夫妻に惹かれ、世間の常識から考えるとそれは歪んだ関係に思えるのだけど、片瀬夫妻との最初の出会いの描写が綺麗で、すんなりとこの関係を受け入れることができた。 この歪んだ三角関係は、突然出現した勝也に雛子が恋したことで崩壊する。 登場人物の誰一人として共感することはできないけど、心理描写、風景描写、ともに素晴らしくて、彼らの世界を「こういうのもアリ」と受け入れることができた。 軽井沢での描写、片瀬夫妻の生活、想像しながら読めて楽しめた。

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2014/11/02

母親に薦められて読んでみました。わー。好み分かられてる。というかこの作品を母親に薦められるのはどうなんだ…と思わずにはいられなかったけど。 解説で阿刀田さんもおっしゃってましたが、軽井沢の描写がすごく綺麗。置いてあるものとか、食べるものとかの描写がお上手なので、時代も暮らしも全...

母親に薦められて読んでみました。わー。好み分かられてる。というかこの作品を母親に薦められるのはどうなんだ…と思わずにはいられなかったけど。 解説で阿刀田さんもおっしゃってましたが、軽井沢の描写がすごく綺麗。置いてあるものとか、食べるものとかの描写がお上手なので、時代も暮らしも全然自分には掠らないはずが、情景が浮かんできて話に引き込まれました。全体の描写というより、記憶を引っ張り出す書き方が上手いのかな。人間がこういうイメージを持つとか、大変な事態のときになぜかこういうところに目がいくとか。 最後に明かされる秘密に関しては、実は好みの種類ではなかった。完全にこれは好みですが。雛子と新太郎が「そう」でなくても、作中みたいな関係性だったらますます好みでした。 タイトルが、ありきたりに思えて、でも読み終わるとまさにこれって感じ。面白かったです。

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2014/09/28

読み終わるのがもったいない。 軽井沢がでてくる作品は好きだが、これは特別。 雛子の声が直接頭に響いてくるようです。 ドラマはちょっと残念でした。笑

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2014/09/21

読みやすく、先が読みたくなる展開。小池真理子さんの他のも読んでみたくなりました。 しかし、何ヶ月も恋愛ものばっかり読みすぎて、そろそろおなかいっぱいかな。

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