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の商品レビュー

4.2

188件のお客様レビュー

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2009/10/04

芙美子が片瀬と雛子に惹かれる気持ちはイマイチ分からなかったのだけど最後のマルメロの木の話はぐっと来た。 直木賞受賞作品。

Posted byブクログ

2009/10/04

これは 不思議な不思議な恋物語です。 超越した愛情と思いきや人間くささも感じられる 大人の夫婦と少女の甘く美しい世界。 後半からの展開では 単なる恋物語に終わらない さすが直木賞受賞作とうならせるものに。 人間の内なる本能、とめることができない感情に対して きっ...

これは 不思議な不思議な恋物語です。 超越した愛情と思いきや人間くささも感じられる 大人の夫婦と少女の甘く美しい世界。 後半からの展開では 単なる恋物語に終わらない さすが直木賞受賞作とうならせるものに。 人間の内なる本能、とめることができない感情に対して きっとあなたもせつなくなってくるはずです。

Posted byブクログ

2009/10/04

爆笑問題の太田さんが面白いと言っていたので、恋愛ものはあまり読まないのですが、試しに読んだら・・・や、やばい!あっという間に読み終わった。 恋ってこんなドロンデロンで嫉妬まみれでいいものか・・・といいながら自分の中にそんな気持ちがあるような気がして、顔が火照るような本。

Posted byブクログ

2009/10/07

「香りたつ官能、美しき異端、乾いた虚無感。倒錯した嫉妬と激情の果てに・・・?!入魂のバロック的犯罪サスペンス」直木賞受賞作だそうです。70年安保闘争、浅間山荘連合赤軍の世相を横目にヒロインとブルジョワ夫婦の恋愛模様となるのでしょうか。新しいのか、そうでないのか・・発刊当時は斬新だ...

「香りたつ官能、美しき異端、乾いた虚無感。倒錯した嫉妬と激情の果てに・・・?!入魂のバロック的犯罪サスペンス」直木賞受賞作だそうです。70年安保闘争、浅間山荘連合赤軍の世相を横目にヒロインとブルジョワ夫婦の恋愛模様となるのでしょうか。新しいのか、そうでないのか・・発刊当時は斬新だったのかもしれません。 作者の実力は認めますが面白かったと言えない。何となくちぐはぐな印象。学生運動当時のこだわりがあるのかなぁ・・

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2009/10/04

■面白かった。特に大久保が登場し、関係が破局へ向かうあたりからが素晴らしい。長々と語られる破局に至る道程の風景に、この物語の醍醐味がある。恋愛の相対性、世俗性に抗う聖性。 ■阿刀田高が指摘している「唯一の欠点」、登場人物でノンフィクション作家の鳥飼がこの物語を書かないことにした...

■面白かった。特に大久保が登場し、関係が破局へ向かうあたりからが素晴らしい。長々と語られる破局に至る道程の風景に、この物語の醍醐味がある。恋愛の相対性、世俗性に抗う聖性。 ■阿刀田高が指摘している「唯一の欠点」、登場人物でノンフィクション作家の鳥飼がこの物語を書かないことにしたのに、読者がそれを読めるのはおかしい、という点については、最後まで読むとやはり違うのではないか、と思った。鳥飼は秘密にせねばならないのだ。これが作中で鳥飼によって文章化されたことになると、この作品の美点がいくらか損なわれる。公開されたのなら、事件の秘密は大して意味を持たないように思う。 ■歴史、運命。時代的。メインテーマでないのに、学生紛争の時代風景が強く印象に残る。

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2009/10/04

小池さんの代表作ですが、あまり味わいを感じられませんでした。ドラマティックをつくりすぎていて、しらじらしい。

Posted byブクログ

2020/07/15

布美子が長々と語ってくれた物語が、一瞬、鳥飼の頭の中に恐ろしいほどのスピードで再生された。生きている限り、人が体験し得るドラマは無数にある、と彼は改めて思った。(p.47)

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2009/10/07

▽1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放な結びつきに惹かれ、倒錯した関係に陥っていく。が、一人の青年の出現によって生じた軋みが三人の微妙な均衡に悲劇をもたらした…。全編を覆う官能...

▽1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放な結びつきに惹かれ、倒錯した関係に陥っていく。が、一人の青年の出現によって生じた軋みが三人の微妙な均衡に悲劇をもたらした…。全編を覆う官能と虚無感。その奥底に漂う静謐な熱情を綴り、小池文学の頂点を極めた直木賞受賞作。         1999/02/05 MKから

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