ナラタージュ の商品レビュー
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* すごく、繊細な文章 少しつついたら壊れてしまいそうな でも芯が強いような 人を想う気持ち 泉の純粋さ、一途さにすごく魅かれた 最後、とても感動しました
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きっとずっと大好きな作品。 昔、中学生くらいに読んだ時には、私の中の小野くんはすごく嫌なイメージで、 ひとりよがりのエッチとか、なんだこいつ最低じゃないか、とか思ってた。 久しぶりに読み返すと、ホワイト小野くんの時も、「しかし彼はのちのちブラック小野くんになるんだ…こやつあなどれん」とか思って読みすすめてたら、全然ブラックでもなんでもない、普通の大学生男子で、拍子抜けした。 いい意味でもわるい意味でも大人になったんだなぁ。とか思いました。 そして確実に、葉山先生が今私の前に現れたら、私は泉と同じ行動をとる。確実に。 だれがなんと言おうと、私は彼が大好きだ!
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大好きな一冊でした。 暖かい気持ちになれます。 引っ越す時に手放してしまったことを後悔してます。 もう一度読みたいと思う作品のひとつです。
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図書館で借りて読みました。 何がきっかけか、忘れてしまいましたが…。 せつなくて衝撃的で、苦しくなりました。 それ以来、オンナノコな気分に浸りたいときは 島本さんの本を読むようになりました。
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島本さんの今までの作品とは違った感じがした。 それがいいとか悪いとかではなく。 恋愛小説がけど淡々としている文章ですっきりと読めた、そんな作品でした!
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最高の恋愛小説。 昔読んだけどタイトルが思い出せなかった。学級文庫の本を選ぶために中古のワゴンセールで表紙買いして再会。今でもあの出会いは運命だと思っている。 何回でも読み直して何回でも切なくなりたい。
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一読して、まず最初に気になったのは台詞の説明臭さ。やりとりがいちいち読者への状況説明を意識していて、そのために作中のコミュニケーションがどうにも嘘臭く感じられた。 奥泉光が言うところの、他人が出てくることによる小説の現実感の消失という近代日本文学の問題点が思い切り出ている作品...
一読して、まず最初に気になったのは台詞の説明臭さ。やりとりがいちいち読者への状況説明を意識していて、そのために作中のコミュニケーションがどうにも嘘臭く感じられた。 奥泉光が言うところの、他人が出てくることによる小説の現実感の消失という近代日本文学の問題点が思い切り出ている作品ではないだろうか。 ここまでその問題点が露わになっているなら、これはもしや意図的に書かれているのでは?と思えるほどである。作品のテーマも感情のすれ違いだし、相手に対する認識を不自然なまでに非リアルなものにすることで、感情面の不理解を自然に行おうとしたんではないか、と。 ただ、そう考えるには、語り手の自己言及が少し足りないかなぁ。自身に対して、陶酔的なまでに言及して、さらにそれより奥の部分から発する情動により発展していくのが近代小説なんじゃないかな、と個人的には考えているんですよ。ポストモダン以降の文学はね。語り手の自己認識の揺らぎに書き手と読み手がともに自覚的であることを前提として、だからこそその認識の枠外にある、揺らぎがもたらす不条理を生み出すことが求められるんではなかろうか?と。 まあ、この点に関しては、主人公がいじめ(静的・消極的な)にあっていた過去があるから、それに触れることを避ける意味から自己言及の薄さに繋がったと考えられなくもないが。 ただ、このいじめ云々が関わる作中の場面を見る限り、どうにも狂言回しの道具として使われている感じは否めない。女の子コミュニティーにしばしば見られる静的ないじめの雰囲気は出てると思うけど、その怒りが噴出する場面とか、ねえ。 あと、某人物の死もね。あれは、違う意味で同情した。 これらをひっくるめて言えるのは、語り手の認識だけじゃなく、そういったものの埒外にあるものまで、つまり小説世界そのものが二人のために奉仕している造りが見えて、そこが致命的な欠陥となってる作品に読めました。 うん、惜しい作品。 あとさ、女性作家に目立つんだけどさ、なんでセックス描写を綺麗に書こうとするの? 相手を生々しく感じる場面であるのに、男性器を指示語で表すのを筆頭に、婉曲表現のオンパレード。まるで他人事のような認識なのに、感情表現だけは一丁前なのね。ある種のグロテスクさなども受け入れてこそのセックスなんじゃねえの?それを全年齢向け恋愛映画のベッドシーンみたいにしてどうすんの? 別に読んで興奮するものを書けとは言わんよ。ただ、小説が他者と関わりながらリアルでいられる貴重な部分だから、そこは大事にするべきだと思うんだ。 …というのが4年前の僕の感想だったみたいです。 当時の自分の小説に対する観念が凝り固まりすぎて視野狭窄に陥ってる部分もあるけれど、恋愛に絡まぬ他者の薄さに関しては今も取り消さないと思う。
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一番最後のところで読みながら泣き崩れてしまいそうだった。人間て生きてる限り逃れられないループの中にいるのかもしれない。
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初の島本理生 なんてこった はっぴーえんどにあたしは思えない。 小野君と行き詰っていってしまう過程があんまり苦しくて 気分転換しなきゃ読めなかった。
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高校生の時にこの本に、島本さんに出会えてよかったです。この本を抱えて号泣し、最後はすごく救われた気がしました。此れ程まで自分の心境とぴたりと重なる話は初めてでした。
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