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黄色い目の魚 の商品レビュー

4.1

391件のお客様レビュー

  1. 5つ

    140

  2. 4つ

    129

  3. 3つ

    81

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    1

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2021/09/28
  • ネタバレ

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初めのテッセイの話は、短編で終わったのかと思いきや、繋がっているのがわかった時は、だから読書は楽しい!って思ってワクワクしました。 暴力的な主人公の少女には、なかなか感情移入できなかったけど、絵を通しての少年との交流は、楽しめました。。 が、似鳥ちゃんと少年が関係を持ってしまうくだりは、、いるのかな?と何だかモヤモヤしてしまった箇所でした。。

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2021/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家族になじめずイラストレーターの叔父「通ちゃん」に懐く村田みのり。一度しか会うことのなかった父親「テッセイ」に影響され、絵を描くことが日常生活の一部になった木島悟。その二人がある日の美術の授業をきっかけに恋愛とは違う特別な関係になっていきます。 この本は、読むとあっという間に物語の世界に引き込まれて夢中でページを捲ってしまう、そのくらい面白いです。 物語内に大きな動きがあるわけではないのに、飽きること無く、最後まで夢中で読めました。そして甘さと酸っぱさがとてもいいバランス。青春小説の中で一番好きかもしれないです。

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2021/09/07

なんか思ったより2人の絡みが少なくてあんまハマらなかった。序盤で、美術の時間に似顔絵書いてた時がピークかな… でも最後の方で少し盛り返して、読後感はいい感じだった。

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2021/05/14

何もない。何もない事をこれだけ書けるというのはすごい。そして、何もないのに心に来るというのは、とてもすごい。すごいというか、不思議。何もない自分も、こういう風にとらえられたら違って見えるんじゃないかと少しだけ期待してしまった。

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2021/04/01

多少、ドロドロした部分はあったものの、青春小説を感じさせるくらいの爽快感があり、読後感がいい小説だと感じました。 高校生だった頃の自分と重ね合わせながら、幼少期からの「課題」を抱える2人の主人公のどちらとも共感できる部分が多くありました。 特に、みのりの性格はどこか自分と重なる...

多少、ドロドロした部分はあったものの、青春小説を感じさせるくらいの爽快感があり、読後感がいい小説だと感じました。 高校生だった頃の自分と重ね合わせながら、幼少期からの「課題」を抱える2人の主人公のどちらとも共感できる部分が多くありました。 特に、みのりの性格はどこか自分と重なる部分があると感じたので、読んでて楽しかったです。 ただ、2人ともめっちゃお酒飲んでる描写が何箇所か出てきて、そこだけは共感できなかったです(笑) この小説の舞台が“湘南”というのもまた良いと思います。湘南はさまざまな作品(小説、映画、ドラマ、音楽など)の舞台でもあるので、今まで見てきた他の作品とも相まって、読む人独自の世界観を構築しながら読むことができるため、他の人にも勧めたくなるような小説です。

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2021/04/06
  • ネタバレ

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木島とみのり、それぞれの価値観を形成してきた幼少期〜ローティーンの出来事が、それぞれの視点で語られるところからスタートする。 優しくて、ちょっとずるくて、ふとした瞬間に似鳥ちゃんのような不思議な引力によろめいてしまう弱さのある木島に、「わかるよ」と囁きたくなる。 一方で、まっすぐで衒いがなく、こちらが恥ずかしいくらい純情で頑固なみのりのような人に「眩しい」と目を伏せたくなる。 物語が終わる頃には、ふたりや周囲の人の未来を知りたくて、どんな大人になったのか考えた。ふたりがどこかで実在している気すらした。  一番好きだったのは、「絵を毎日描く」という木島に、クラスメイトが「何の絵を描いているのか?」と問うたときに、迷いなくみのりの名前を答えた場面。

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2021/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全体的には好きだったけど、 玲美の彼氏の話と、木島と似鳥ちゃんの話が意味分からんくて嫌。 もう少しみのりに救いのある話であって欲しかった。都合良く使ってくる叔父さんと、好きって自覚しながら他の女と寝る男と、そんな2人に大事にされても、良かったね〜とは思えないんだが。

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2021/01/27

佐藤多佳子さんの本は、「しゃべれどもしゃべれども」「一瞬の風になれ」に続いて3冊目。 (こちらの2冊は名作ですね!) 絵を描くのが好きなサッカー少年の木島くん。 絵を見るのが好きでやや気性の荒い少女みのり。 2人の男女の一人称で、交互に物語は進行していく。 ...

佐藤多佳子さんの本は、「しゃべれどもしゃべれども」「一瞬の風になれ」に続いて3冊目。 (こちらの2冊は名作ですね!) 絵を描くのが好きなサッカー少年の木島くん。 絵を見るのが好きでやや気性の荒い少女みのり。 2人の男女の一人称で、交互に物語は進行していく。 2人は同級生で、美術の授業で木島がみのりの似顔絵を描いたことから、距離は縮まっていく。 とにかくこのみのりって少女の性格がキツイ。 クラスの男子にも気に入らなければ手をあげるし、子供の頃から何人もの友達と絶交してきた。 両親や姉からも疎まれ、心の拠り所は、漫画家でイラストレーターの叔父、通ちゃんだけ。 この通ちゃんがキーパーソンで、2人をつなげる大きな存在でもある。 木島は幼い頃、両親の離婚後、一度だけ会い、今はもう死んでしまった父「テッセイ」と絵を一緒に描いた思い出が胸に刻み込まれている。以来、サッカーを続けながらも、授業中でも家でも絵を描き続ける。 不器用で、自信が持てない2人。 そんな2人を「絵」が繋ぎ止める。 結構分厚い本だけど、2人の周りの家族や友人との関係性も丁寧に描かれていて、そんなに大きなヤマ場があるわけでもないんだけど、夢中になって一気に一冊読み切ってしまった。 みのりの心の変化が物語の大きな見せ所だ。中盤から、「嫌い」なことより「好き」が増えていく。その様がわかる。 私も、みのりは最初は超ワガママで好きになれなかったけど、中盤から愛しく感じてくる。 木島くんも好きだな。まっすぐなところ。サッカーチームメイトとのやり取りも自然で。友情もしっかりと描かれている。 ラストも好みです。 今回の勝手にキャスティングはこちら! みのり→平手友梨奈ちゃん 木島くん→岡田健史くん 通ちゃん→中村倫也くん いかがでしょう。

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2020/12/30

村田みのりと木島悟のお話 高校前からの話もあるがメインは高校でのお話でした それぞれの視点からの語りが交互に流れ 展開していました 他の登場人物たちも程よく絡まり楽しませてくれました あとがきで続編の話がちらっと出ていましたが まだ出版されてはいないようですね 続編が出たら読みた...

村田みのりと木島悟のお話 高校前からの話もあるがメインは高校でのお話でした それぞれの視点からの語りが交互に流れ 展開していました 他の登場人物たちも程よく絡まり楽しませてくれました あとがきで続編の話がちらっと出ていましたが まだ出版されてはいないようですね 続編が出たら読みたいです

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2020/12/24

 登場人物は主役の男女高校生を含め、キャラがいい。途中まで面白く読んだのだが、途中で男子高校生がある女性と関係を持ってしまうくだりで興ざめしてしまった。

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