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黄色い目の魚 の商品レビュー

4.1

394件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/01/25

★とても好きな本です。 思春期独特の情感描写が好きです。この感じは綿矢りささんの蹴りたい背中にも通じるものがある気がしています。 初めてこの本に出会ったのが中学生の頃で、気持ちにもフィットしました。また実家に帰ったら読み直したいな。

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2020/01/18

木島の女々しそうで実は強い感じ、みのりの強そうで実は弱い感じがとてもよかった 『キライが減って、好きが増えてきた』_φ(・_・ 『クロだと思われてても、口に出して認めたらダメ』_φ(・_・ ↑勉強になりました↑ ★4.8 2020/1/17

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2019/12/28

0013 海の近くにアトリエがあっていいなって思った話 としか覚えてなかった。今読み返すと甘酸っぱい話だった。自分も本気で取り組めたらよかったな。

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2019/07/09

内容紹介 海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人...

内容紹介 海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて――。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。

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2019/05/29

私がこの本を最初に読んだのは、思春期のど真ん中、中学2年生。家族のこと、友達との関係、部活のこと、進路のこと。不安と不満で一杯だった私に、この本はめちゃくちゃに刺さった。刺さりまくって、手汗と涙で文庫本のカバーがシワシワになった。それくらい、読み返した。 ソフトボール部に入って...

私がこの本を最初に読んだのは、思春期のど真ん中、中学2年生。家族のこと、友達との関係、部活のこと、進路のこと。不安と不満で一杯だった私に、この本はめちゃくちゃに刺さった。刺さりまくって、手汗と涙で文庫本のカバーがシワシワになった。それくらい、読み返した。 ソフトボール部に入って、練習にもついていけない自分に嫌気がさしたこと。試合でエラーを出した次の日のいたたまれなさ…。 上手くいかないアレコレに、「マジになること」の格好良さを教えてくれたのが、『黄色い目の魚』だった。 この本には、2人の主人公が登場する。とてつもなく不器用で、真っ直ぐな2人。21歳のいまでは、「もっと上手くやりなよ」なんて思うのだけど、当時の私には憧れの2人。思春期の私に生き方を教えてくれた、人生の先輩です。

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2019/05/27

この間の旅行に持って出たのだけど、景色を眺めるのに忙しく、殆ど手つかずで帰ってきた。 仕事に戻ったいつもの日常で仕切り直し、通勤の往復で改めて読み進む。 ボーイミーツガールのお話なのだけど、ふたりとも結構面倒臭い子なんだな、これが。 『屈折しているのに恐ろしくまっすぐ。静かなの...

この間の旅行に持って出たのだけど、景色を眺めるのに忙しく、殆ど手つかずで帰ってきた。 仕事に戻ったいつもの日常で仕切り直し、通勤の往復で改めて読み進む。 ボーイミーツガールのお話なのだけど、ふたりとも結構面倒臭い子なんだな、これが。 『屈折しているのに恐ろしくまっすぐ。静かなのに激しい。閉ざされているのに開けている』 自分のことをどう表現して良いか分からず、感情のままに行動し、周りの手に余る…。 そんな子同士、お互いが気になって、少しずつ近づいていく過程の中で些細なことに揺れ動く心の動きは、読み進めば何となく切ない。 ただ彼らの心情に深く寄り添えるかどうかは、解説の角田光代が書いているように、周囲も含めて彼らを好きになれるかどうかなのだろう。 私は悟の父親やみのりの叔父のような人はどうにも好きになれず、どちらかと言えば悟の母親に近い感覚だし、悟やみのりに対しても、気持ちは分からないではないけれどもう少し上手に振る舞えよと思うたちなので、いい話だとは思うのだけど、残念ながらどっぷり感情移入して読むことが出来なかったのでした。  もっと若い頃に読んでたら違った感想を持ったかもしれないね。

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2019/04/05

2019.4.5 なんかもう切ない!エモいとはこの事? とりあえずよかった! 不器用な2人が前を向いて変化していく感じがサイコーでした。 前半は高校生の時に読みたかったと思ってたけど、後半はそんな事考える暇もなく楽しんでました。 あの頃に戻りたい、戻りたくない→エモい? 通ちゃん...

2019.4.5 なんかもう切ない!エモいとはこの事? とりあえずよかった! 不器用な2人が前を向いて変化していく感じがサイコーでした。 前半は高校生の時に読みたかったと思ってたけど、後半はそんな事考える暇もなく楽しんでました。 あの頃に戻りたい、戻りたくない→エモい? 通ちゃんは江口寿史を想定。

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2019/03/18

こういう話好き。 だ、だ、だけど情けない。 結構前に読んだので詳しい内容を忘れてしまった。 登場人物、絵の上手な男子と同級生の女子、そのおじさんとおじさんの彼女、その人たちの関係、雰囲気が心地よく体にまとわりついてる感じ。今はそれだけ。 いつぞやに読んだスリの話、あれ読んだ...

こういう話好き。 だ、だ、だけど情けない。 結構前に読んだので詳しい内容を忘れてしまった。 登場人物、絵の上手な男子と同級生の女子、そのおじさんとおじさんの彼女、その人たちの関係、雰囲気が心地よく体にまとわりついてる感じ。今はそれだけ。 いつぞやに読んだスリの話、あれ読んだ時と同じような感じ。 感想になっていないな、ボケ。

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2019/01/05

最初は読みにくい文体だな、と思ったのだが、人物描写に惹かれるがまま、するすると最後まで一気に読まされてしまった。 他の人から見ると超然としているのに、実は色々なことで悩んでいて、他の人の良い所だけを見て自分と比べ、なんとなく落ち込んでしまう登場人物たちが、とても愛おしい。

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2019/01/05

16歳の少年と少女、それぞれの側から語られる物語だけど、なんて鮮やかにこの年頃を描き出すんだろう。 特に、女の子がかわいいと対極で、鋭くとがってるとこが、いい。120%の覚悟がなければ、弾き飛ばされてしまうような強さともろさを感じさせるとこがいい。 二人を結びつける縁のど真ん...

16歳の少年と少女、それぞれの側から語られる物語だけど、なんて鮮やかにこの年頃を描き出すんだろう。 特に、女の子がかわいいと対極で、鋭くとがってるとこが、いい。120%の覚悟がなければ、弾き飛ばされてしまうような強さともろさを感じさせるとこがいい。 二人を結びつける縁のど真ん中に「絵」が、ずどんとあるのもいい。

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