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黄色い目の魚 の商品レビュー

4.1

390件のお客様レビュー

  1. 5つ

    140

  2. 4つ

    129

  3. 3つ

    81

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2023/07/19

湘南を舞台に高校生男女が絵を通して展開する成長と苦悩の物語。絵を影のテーマにする事で奥行のあるストーリーになっている。

Posted byブクログ

2023/07/07

中学の時に読んだけど主人公?の男の子と似鳥ちゃんが急にセッ久おっ始めたの怖すぎて人間不信になりかけた…あのシーンいる?

Posted byブクログ

2023/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラストシーン甘酸っぱくて読めなくなりそうだった。 真っ直ぐな村田に惹かれるのも分かるけど、 似鳥ちゃんはずるい。 掴みどころのないあの感じ、人をダメにする… あと、自分に見えてるものが絵に投影されるって話、面白かった。じゃあ通ちゃんが最初に描いた似鳥ちゃんの絵って… 長い積読期間を経てやっと読み終わったけど、 読んで良かったと思う作品だった。人におすすめしたい

Posted byブクログ

2023/03/15

個人的には主人公とヒロインにあまり感情移入が出来ず、流し読みになってしまいました。まあ、こういう恋愛もあるかなと、学生の頃の自分を思い返しました。

Posted byブクログ

2022/12/25

オイラ、ギターを弾くことはできないけど聴いたり、演奏画像を観たりするのは大好きで、みのりが木島や通ちゃんの絵や描いている姿を飽きることなく見ていられるのってちょっとわかる。贔屓のプロ、アマチュア関係なく、カッコいいとか悪いとかでもなく、上手い下手とかでもなく。それが”好き„ってこ...

オイラ、ギターを弾くことはできないけど聴いたり、演奏画像を観たりするのは大好きで、みのりが木島や通ちゃんの絵や描いている姿を飽きることなく見ていられるのってちょっとわかる。贔屓のプロ、アマチュア関係なく、カッコいいとか悪いとかでもなく、上手い下手とかでもなく。それが”好き„ってことなんだろうね。 物語のなかで「消えない男」と「オセロ・ゲーム」って言葉が印象的だった。 「消えない男」…男は別れた女を忘れない、女は前の男は忘れ新しい男を上書きするって話をどこかで聞いたけど、それが本当なら「消えない男」ってすごいことだ。ずっと気になっちゃうってことだ。そんな風に想われたいものだ。 「オセロ・ゲーム」…好きな人と同じものを好きになるから結果的にいままでより世界が広がる。だけどその人を嫌いになったらその人が好きだったものも嫌いになるのかな?って、こんなこと考えるみのりがかわいい。「それはそれ、これはこれ」でいいじゃんと思うけど、みのりも木島もそこは直球だ。馬鹿正直で青臭い。きっと世の中と折り合いをつけていくのも大変だろう。でも、いい大人になると思う。自分が好きなものを知っているってだけですごい!って思う。

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2022/11/02

初めて読んでから何年も経っているけれど、思い出せるシーンがたくさんあって 例えば、みのりが通ちゃんのお酒をガブガブ飲んで、でもケロッとしてレバニラかなんかを作っているシーン。 従わなければいけないルールやマナーなんかを感じさせない感じがとても好きで、でも掴めない感じがいいなと...

初めて読んでから何年も経っているけれど、思い出せるシーンがたくさんあって 例えば、みのりが通ちゃんのお酒をガブガブ飲んで、でもケロッとしてレバニラかなんかを作っているシーン。 従わなければいけないルールやマナーなんかを感じさせない感じがとても好きで、でも掴めない感じがいいなと思う。

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2022/08/19

 二人の共鳴が鮮烈。『絵』に縛られた二人の奇跡の様な出会い。井筒啓之のカバーイラストがまた切なくて良いんだ。  でも角田光代さんの解説が的確過ぎて何も書けない。そうなのだ。第一章で木島家、第二章で村田家の人々と出会った瞬間から、もう彼ら彼女らの事が気になって仕方がないのだ。だから...

 二人の共鳴が鮮烈。『絵』に縛られた二人の奇跡の様な出会い。井筒啓之のカバーイラストがまた切なくて良いんだ。  でも角田光代さんの解説が的確過ぎて何も書けない。そうなのだ。第一章で木島家、第二章で村田家の人々と出会った瞬間から、もう彼ら彼女らの事が気になって仕方がないのだ。だから、第三章でみのり(みん)と悟(木島)が出会ったときは、本当に嬉しくなってしまう。もう二人から目を離せない。  大人達の描写も的確だ。紋切り型の大人などいない。通ちゃんもテッセイも、母親の歩美さんも、木島のおじいちゃんも、短い描写ながら実在の人物のようだ。  これだけでは角田先生の解説の焼き直しなので、ただ一名、似鳥ちゃんについて。  カフェのマスターの娘か姪の様でもあり、愛人のようでもある似鳥ちゃんは年齢不詳。高校サッカー部員からもみのりからも似鳥”ちゃん”と呼ばれる。少年マンガによく登場する憧れの先輩のようだ。  現代のミューズは良い女ぶらないし、悪女ぶりもしない。ただサクッと笑う。その笑顔はすぐに消えてしまいそうな薄氷の様に儚い。少し遠くに焦点が合っているような目。唇の横にある傷跡。ちょっと癖のあるアルトの声。描写は細かいのになかなか実像を結ばない。  似鳥ちゃんは通ちゃんのファムファタルだ。ロセッティのジェーンモリスであり、ミレーのシダルだ(オフィーリアのモデルね。ロセッティの妻でもある)。願わくば通ちゃんが描いた似鳥ちゃんを一目見たいものだ。

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2022/08/02

感想 鋭い感性を持ち他人と対立してしまう2人。みずみずしさだけでなく、不安定な心が漏れ出ることもある。美しいだけでないありのままの若さを描く。

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2022/07/08

叔父の通は、漫画家でイラストレーター。その通の世話をしに行くとともに、絵を描いているのを見ているのが好きなみのりは、部屋に入り浸る。みのりは、中学の同級生と反りが合わず、いつもぶつかっていたが、一人だけ自分のことを頼ってくれる友達美和子がいた。その友達のことをある日「好きじゃない...

叔父の通は、漫画家でイラストレーター。その通の世話をしに行くとともに、絵を描いているのを見ているのが好きなみのりは、部屋に入り浸る。みのりは、中学の同級生と反りが合わず、いつもぶつかっていたが、一人だけ自分のことを頼ってくれる友達美和子がいた。その友達のことをある日「好きじゃない。嫌い」と言ってしまい、翌日から美和子は学校に来なくなってしまった。 画家で実の父の「テッセイ」の家に行く少年。絵とその魅力に囚われてしまった、少年と少女のオムニバス形式の短編集である。短編集とは言うものの、あれ?同じ人じゃない?ときがつくまでしばらくかかる。ストーリーは実は一貫しており、最後まで一つの話だ。 いやあ、良かった。普段ならあんまり好きではないと言ってしまいそうな作品だが、ストーリーの絶妙なスピード感と、絵に惹かれる2人の高校生の心理描写のみずみずしさが、独特のグルーヴを作っているように感じる。 もともとは2作目にある表題作のみだったとのことだし、1本目のテッセイの話に関しても、それぞれ独立した短編としても出来は良い。 後半になってくると、それぞれのストーリーをつないでいかないといけなくなり、必要以上にサッカーにこだわったり、高校生が酒を飲んだりという話が多くなって、少々もたついた印象は受けた。また、終盤には予想通りの問題発生であるが、それもウヤムヤのまま終わってしまった。ウヤムヤの純文学にするでもないところは好感が持てる。 読者の心理状態によって、単に退屈な高校生の日常と感じるか、フレッシュな感覚を覚えるかは異なってくる作品だろう。一度読んで言うほど面白くなかったなと思っても、別の日には違った印象を持ちそうな一冊だ。

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2022/07/04

再読、相変わらず全く覚えていませんでした。。。 が、ちょっとキツい、この内容は。 何となく近頃よく見かける青春もの(っていうのかな?)の映画みたいで、読むに堪えないところもなくはなく。 そもそも絵とサッカーが全然リンクしてこないし、アルコールをがばがば飲ませる描写も奇妙。別にモラ...

再読、相変わらず全く覚えていませんでした。。。 が、ちょっとキツい、この内容は。 何となく近頃よく見かける青春もの(っていうのかな?)の映画みたいで、読むに堪えないところもなくはなく。 そもそも絵とサッカーが全然リンクしてこないし、アルコールをがばがば飲ませる描写も奇妙。別にモラルに反していても当方、全然構わんのですが、全部が不自然なんですよね、本作。 すいません、戯言ばかりで。お年寄りは退場すべきということですね。

Posted byブクログ