海辺のカフカ(上) の商品レビュー

4

1238件のお客様レビュー

  1. 5つ

    378

  2. 4つ

    416

  3. 3つ

    269

  4. 2つ

    54

  5. 1つ

    17

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2024/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

予言と呪いと救世主と奇跡。 魚とヒルを降らせる奇跡の救世主と、呪いの少年との奇妙な繋がり。 人間の持つ2面性と、生死の狭間を開く入り口の石を求める物語。 死の神タナトスと眠りの神ヒュプノス

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2024/06/05

不思議で収集がつかない感じが、心地よかった。 田村カフカっていい名前だな、とか中田さんの話し方って惹かれるな、とか感覚任せに身を預けられる小説。下も楽しみ。

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2024/06/03

世界観が好き。重く辛いところもあるけれど、ずっとふわふわと宙に浮いている夢の中のような感覚で、でもすごく現実的で、不思議な感覚でした。 カフカくんとナカタさんのストーリーがそれぞれどのように展開するのかワクワクしながら読む進めました。全く異なって見える2つの世界が少しずつリンクし...

世界観が好き。重く辛いところもあるけれど、ずっとふわふわと宙に浮いている夢の中のような感覚で、でもすごく現実的で、不思議な感覚でした。 カフカくんとナカタさんのストーリーがそれぞれどのように展開するのかワクワクしながら読む進めました。全く異なって見える2つの世界が少しずつリンクしていくのにドキドキしました! 少し過激な表現が多く顔を顰めてしまう場面もありましたが、ストーリー展開がとにかく面白くあっという間に読み終わりました! 本の世界に浸れる作品です。 カフカくんは世界でいちばんタフな15歳の少年になれるかな?下巻が楽しみです。

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2024/06/01

村上春樹の海辺のカフカ。村上春樹が十八番とする並行する2つのストーリーがどこかで交わるという展開。15歳という設定の僕が他の村上春樹の小説に登場する主人公たちのようで15歳らしくはなく、高松で出会う女の子があまりにも都合が良すぎるのだけれど、並行するナカタさんの話がめっぽう面白く...

村上春樹の海辺のカフカ。村上春樹が十八番とする並行する2つのストーリーがどこかで交わるという展開。15歳という設定の僕が他の村上春樹の小説に登場する主人公たちのようで15歳らしくはなく、高松で出会う女の子があまりにも都合が良すぎるのだけれど、並行するナカタさんの話がめっぽう面白く、ジョニー・ウォーカーとか、ホシノさんとか魅力的な人が多い。いずれにしても、これから2つのストーリーが交わるわけで下巻が楽しみである

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2024/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

衝撃的な作品に出会ってしまいました。 最初から最後まで話に引き込まれてめちゃくちゃ面白いです。日本を旅しているように思わない、外国の小説を読んでいるみたいで、場所が倉敷や高松なんて信じられない、ヨーロッパの田舎の男の子の家出物語の様に錯覚していました。 甲村記念図書館に行ってみたいと思いましたが、それは架空と知った時は少しショックでした。 不思議な謎もたくさんあります。急に児童が原因不明で倒れたり、そのうちの1人ナカタが猫と話せたり。そのナカタは1人だけずっと倒れた時に起き上がらなかった子供。あの事件以降記憶を無くしてしまい、お爺さんになって猫探しのプロになっている。純粋で真っ直ぐで誰にでも好かれる。まるで賢くなる前のアルジャーノンに花束をの主人公チャーリーのようでした。 何気ない一言がスッと胸に響いて沁みます。とても大事な事を何気なく教えてくれているような、 ナカタさんの猫探しも謎だし、カフカも謎だらけでとにかく気になることだらけ。 性的が生々しい。欲求不満なら読んでいて逆に辛いと思うほど。けど、それがあるから物語がさらに深みを増すので、それは必要な描写であり、この作品には、無駄なことが一切ないように思います。洗練された言葉で埋め尽くされています。 森で暮らす静謐さ、どんな風なのでしょうか。やっぱり怖いだろうなぁ、けど、何か人間として欠けたモノを手に入れることができそうですね。人として一回りも二回りも成長できそうです。 それにしても、ジョニーウォーカーによる猫の惨殺シーンは本気で吐きそうでゾッとしました。 残酷すぎます。前の章で自然の偉大さを感じてから猫惨殺してる小説なんてこれ以外ないような気がします。一種の実験を見ているような気分にもなっていました。さらに、ジョニーウォーカーは田村カフカの父親。それは確定した時はさらに驚きを隠せませんでした。 読書を初めて数年経ちますが、ここにきて初めての読書体験です。ナカタさんの魚とかヒルとか落とせる、というか落ちる事を予知できるのはなんで?ミステリー要素もとても強く、ここまで先が気になり引き込まれる作品は他にないです。 田村カフカとナカタさんの出来事の一部を共有している可能性があるということ。まあ、接点なくというわけにいかないですよね。話がほんの少しずつ交わってきましたが、はたして、下巻はどうなるのでしょうか。とても楽しみです。

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2024/05/26

15歳で家出する少年カフカは四国へ向かって図書館で時を過ごす。そして、章ごとに昔のある事件や文字が読めなくて、猫と話せる老人の話が組み込まれていて、なんだこれ?て途中までは思ったけど、読むにつれて、あーここが繋がるんだ!てなり、下巻も気になる。そして何より、文章一つ一つが秀逸で読...

15歳で家出する少年カフカは四国へ向かって図書館で時を過ごす。そして、章ごとに昔のある事件や文字が読めなくて、猫と話せる老人の話が組み込まれていて、なんだこれ?て途中までは思ったけど、読むにつれて、あーここが繋がるんだ!てなり、下巻も気になる。そして何より、文章一つ一つが秀逸で読んでいて心地よく感じた。カフカ少年はどうなるのか?ナカタさんはどうなるのか?2人が混じり合う時はくるのか。

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2024/05/25

ナカタさんとカフカが別のストーリーを進みながら重なっていく展開に驚愕に似た感情を覚えた。全体に伏線が散りばめられ、この先登場人物たちがどこにどう進んでいくのか下巻が楽しみになった。

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2024/04/16

カフカとナカタさんのストーリーの接続点を読んだ時にびびっと来た。 散りばめられた伏線や疑問点がどう解消されていくのか下巻が楽しみ。

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2024/04/04

1Q84・ノルウェイの森をものすごく時間をかけて読んだので、自分に余裕が出来たら読もうと長年積んでた作品。思いがけず読みやすく世界観にグイグイ引き込まれました。もっと早く読めばよかったと後悔。

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2024/04/03

初めての村上春樹作品。 15歳の僕とナカタさんが平行線に居たのに、徐々に近づいてきて続きが気になる。 読み進めるにつれて、だんだん惹き込まれていく感じ。 早く下巻へ。

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