海辺のカフカ(上) の商品レビュー
全体的に不思議な要素が沢山あって、村上春樹ワールドに入り込めて面白いです。よく分からないこともあるけど、深く考えずに読めるのも良いです。下巻も楽しみです。
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大島さんが好き 「うつろな人間」に関する記述が、批評どうこう差し置いて共感を読んだ。 森に入って再魔術化。自分にも時折必要だと思う。
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村上春樹さんらしい面白い比喩表現がたくさんあった。 ファンタジーみたいな要素もあり、ちょっとわからないところもあったが、面白くてページを捲る手が止まらなかった。 登場人物も愉快だった。
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村上春樹は小さい頃から本棚にあって、たまにパラパラしたことはあったけど文体が苦手だーって思って挑戦したことがなかった。 たまたま読まないのももったいないと思って挫折覚悟で読み始めたら、なにこれ、読みやすいしめっちゃ面白いじゃん。上下巻一日で読破。 いや、とはいえ内容はめっちゃ...
村上春樹は小さい頃から本棚にあって、たまにパラパラしたことはあったけど文体が苦手だーって思って挑戦したことがなかった。 たまたま読まないのももったいないと思って挫折覚悟で読み始めたら、なにこれ、読みやすいしめっちゃ面白いじゃん。上下巻一日で読破。 いや、とはいえ内容はめっちゃ分からん。 日本語も書いてあるできごとも全部理解できて、登場人物の語る内容も言いたいことは何となくは分かる。でも分からん。テーマすら。 仮説は仮説のままって感じ。 でもなんとなくの理解でもいいのかもしれない。 なんか人生において覚悟しておくこと、みたいなのは教えてもらえた気がする。 とにかく村上春樹作品に夢中になったのは事実なので他の作品も読んでみる。
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並行してお話が進み、少しずつ交わりが見えてくるのはとてもわかりやすい。色々なまだわからないことも下巻で少しずつ明らかになるのであろうという期待もある。生まれたときから半身を失い、それを追い求めて生きていくみたいな表現好き。
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読書をする習慣はなかったが、少しの間仕事を休む事になり、村上春樹も1冊くらい読んでみようと思って、読みました。不思議な世界で自分には少し難しかった。 読書が習慣化してきたので、いずれまた読んでみたいです。
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なぜだろうかどんどん読み進めてしまう気持ちの良いテンポ?リズム?のある文章力に驚き。 序盤中盤は物語が並行して進んでおり、物語が点でばら撒かれているようなイメージ。終盤に点々が線で繋がっていき、後半も一気に読み進めたくなる様な作品でした。
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海辺のカフカ。 高校生の頃通っていた塾で、尊敬していた先生が共通テスト前にカフカのある一節が書かれた一枚の紙を教室の全員に配り、音読した。 受験が終わり、すぐに買ったがなかなか読む機会がなかったが、やっと完読。(上巻だけ) 村上春樹という作家についても全く無知な私は、海辺のカフカ...
海辺のカフカ。 高校生の頃通っていた塾で、尊敬していた先生が共通テスト前にカフカのある一節が書かれた一枚の紙を教室の全員に配り、音読した。 受験が終わり、すぐに買ったがなかなか読む機会がなかったが、やっと完読。(上巻だけ) 村上春樹という作家についても全く無知な私は、海辺のカフカ。という題名から、爽やかな物語なのかと想像していたが、全くと言って良いほどそんなことはなかった。どちらかというと重い空気感が続く物語だ。人生が普通じゃなく、むしろどん底のような状況の中で、常にどん底に引っ張られようとしている自分に負けないため奮闘している人々の物語が、本の終盤に向かいながら、一つの線の上に重なっていくような感覚を覚えた。この本に出てくる不幸な人物は、おおかた自分のせいでそうなったのではなく、自分以外の誰か他人の、もしくは防ぎようのなかった運命や出来事のせいで、そうゆう不幸な思いをすることになっていた。あの時ああしてたら…というような筋の話ではなく、生まれる前から決められていた変えようのない運命みたいなものによってもたらされた不幸だ。ただその不幸は自覚する間もなく、本人たちに取り憑いてるようなもので、本人たちは自分を不幸だとはあまり思っていないような気がした、他人に比べ不幸だとかいうより、自分対どん底の構図を生まれた頃から打ち付けられている、本人たちにとって自分でどうにか上手くやっていく必要がある宿命みたいなものなのではないかと感じた。その宿命を果たすことを誰も諦めてはいないように感じた、むしろ真正面から立ち向かって、普通の人生を送る人間とは比べ物にならないほど、強靭な心の決意を持ち、意味のある時間を送っているように感じた。人生に、人間として意味を持ち、決意を持ち、裸になって真正面から立ち向かっていた。
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ずっと気になっていた本、ようやく読み始めた。 村上春樹さんの作品は、わたしにとって読みにくくつまらないものと、どんどん引き込まれるものと極端に分かれる傾向があるが、この作品は、どんどん読めるタイプ。 インド旅にハマっていたとき、北インドの聖地リシュケーシュのゲストハウスの本棚や...
ずっと気になっていた本、ようやく読み始めた。 村上春樹さんの作品は、わたしにとって読みにくくつまらないものと、どんどん引き込まれるものと極端に分かれる傾向があるが、この作品は、どんどん読めるタイプ。 インド旅にハマっていたとき、北インドの聖地リシュケーシュのゲストハウスの本棚や、ゴアの安宿に泊まっていた日本人バックパッカーのベッドサイドに置いてあったりと、気になる存在だった。 タイトルも印象的。 過去と現在、今こことパラレルワールドが錯綜して、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』を思い出した。『世界の〜』は昔々に読んでハマった作品。 ミステリー要素もあり、ロマンチック要素もあり、これからどんなふうに展開していくか楽しみ。
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