青に捧げる悪夢 の商品レビュー
恩田陸の理瀬シリーズが読みたくて手に取った。 でも、すでに読んでいたものだった(苦笑) 読んだことのない作家の作品を読めたのでヨシとそよう。初めて読んだ乙一さん。短編だから耐えられたかも。リアルでこちらも隠れてる気分。
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初出が「角川スニーカー文庫」ということで、主人公も十代であれば、内容も十代向け…かな。執筆陣は豪華だけど、内容的に物足りなさを感じる。 以下、収録作の中で気に入ったもの。 「水晶の夜、翡翠の朝」恩田陸 さすが恩田さん。独特の世界観が広がっている。孤島にある全寮制の学園。様々な年...
初出が「角川スニーカー文庫」ということで、主人公も十代であれば、内容も十代向け…かな。執筆陣は豪華だけど、内容的に物足りなさを感じる。 以下、収録作の中で気に入ったもの。 「水晶の夜、翡翠の朝」恩田陸 さすが恩田さん。独特の世界観が広がっている。孤島にある全寮制の学園。様々な年齢、人種の子がいる。そこで起こる歌になぞらえた連続事故。故意に仕掛けられた罠。犯人は?…ちょっと真相は漫画みたいだけど(笑、読んでる時は楽しかった。 「みたびのサマータイム」若竹七海 『クール・キャンデー』の後日譚ということで一番読みたかった作品。あれから3年後? 義兄はどこへ? なんとなくしか匂わせず、この話だけ読めば切ないロマンスなんだけど、『クール~』を読んでると…「あいかわらずこの兄妹は…」と思う。怖いんだけど。 「攫われて」小林泰三 グロイ。この作品集で一番痛々しい描写が続く。そしてラストでひっくり返される。小学生女子があまりに大人すぎて驚いたが。 「階段」乙一 この人はあいかわらず子供が恐怖する姿を描くのがうまい。横暴な父親に逆らえない母親、機嫌の変動を恐れる幼い姉妹。ただの「階段」がこんなに怖く書かれる話もそうそうない。 この作品集読む前に勢いで赤の方も「読みたい」リストに入れちゃったけど、同じように十代向けだとするとちっとツライかな。
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以前読んだ若竹七海『クール・キャンディー』の主人公、渚のその後の話が載っている、ということで。 アンソロジーで、若竹七海、近藤史恵以外は読んだことない作家ばかり。(近藤史恵も、他のアンソロジーで短編を一篇のみ) あまり後味がよくない短編が多いので、アンソロジーでなければ読まなかっ...
以前読んだ若竹七海『クール・キャンディー』の主人公、渚のその後の話が載っている、ということで。 アンソロジーで、若竹七海、近藤史恵以外は読んだことない作家ばかり。(近藤史恵も、他のアンソロジーで短編を一篇のみ) あまり後味がよくない短編が多いので、アンソロジーでなければ読まなかったと思う。 若竹七海「みたびのサマータイム」、苦い後日譚。 乙一「階段」。こわい・・・。理不尽な父親が怖すぎ。 新津きよみは、一度読んでみたかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
その物語はせつなく、時に可笑いくて、またある時はおぞましい―。 閉ざされた全寮制の学園で起きた悪意のゲームに、美しい双子姉妹の哀しい秘密。 崖の上で出逢った青年と少女が解き明かす化け物屋敷の切ない過去や、大きな古いお城に一人で住む不思議な少女の正体。 妹が家の階段を怖がる理由とは…。 背筋がぞくりとするようなホラー・ミステリ作品の饗宴。気鋭の作家による傑作短編が一堂に会した贅沢なアンソロジー。 (アマゾンより引用) ミステリーのアンソロジーです。 何か…読んでるとすご~い怖い物語があったり、 気持ち悪い物語があったり… 何かこう…複雑な気持ちに(;・д・)
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2015年4月6日読了。複数の作家によるホラーアンソロジー。「悪夢」がテーマなのかと思ったらそうでもない、「悪夢的な話」、現実と夢の境界がぼやけるような短編を集めたもののよう。小林泰三や恩田陸ら好きな作家が多く名を連ねていたので手に取ってみた。こうしたアンソロジーで、「そこそこな...
2015年4月6日読了。複数の作家によるホラーアンソロジー。「悪夢」がテーマなのかと思ったらそうでもない、「悪夢的な話」、現実と夢の境界がぼやけるような短編を集めたもののよう。小林泰三や恩田陸ら好きな作家が多く名を連ねていたので手に取ってみた。こうしたアンソロジーで、「そこそこな短編の寄せ集め」という以上の魅力を持つ本って記憶にはないが、これもまあ、「悪くない」という感じ。乙一の短編が個人的なベストだが、「瀬川ことび」という人は知らなかったがなかなかセンス良く楽しめた。知らない・馴染みのない作家の作品に触れられるというのは、アンソロジーの大きな効用だな。
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恩田陸先生→やっぱりヨハンは腹黒くて怖いな~~~~麦海シリーズほんとだいすき……。 若竹七海先生→青春×ミステリって感じで、怖かった…。無理心中こわいこわい……。 近藤史恵先生→双子がお互いのために…っていう殺人事件。美少女は罪に問われないこれ鉄則。カメラマンも申しております。 ...
恩田陸先生→やっぱりヨハンは腹黒くて怖いな~~~~麦海シリーズほんとだいすき……。 若竹七海先生→青春×ミステリって感じで、怖かった…。無理心中こわいこわい……。 近藤史恵先生→双子がお互いのために…っていう殺人事件。美少女は罪に問われないこれ鉄則。カメラマンも申しております。 小林泰三先生→これ怖かったー…。オチも秀逸。世にも奇妙なっぽいと思ったら何本か書いてるんですね小林先生。 乙一先生→怖かった…。虐待ダメ絶対……。あのお母さんのオチとか、乙一ワールド……。 篠田真由美先生→病んでたな…怖かった。知的障害を持つ弟に取り殺すほど愛される姉…。でも嫌いじゃないわこういうの…。 新津きよみ先生→塾女講師しっかりしろよと…。でもJC怖い…。 岡本賢一先生→SFです。巨大女王蜂の恐怖。泣き叫ぶしかない。 瀬川ことび先生→確実に怖いものを、主人公自身は怖いとは思わずにむしろ好感とか敬意を持って接してる…みたいなのが、面白いなあと思いました…。ゾンビにキッスされてその感触思い出してフフッてなるみたいな。 はやみねかおる先生→幼馴染の男の子と女の子かわいいね!地縛霊は怖いけどな!!!
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うー、ホラー混じり(いや、ホラーか)のミステリーで怖かったー!! 楽しみにしていた恩田陸の話を読んだことがあり残念!! 赤に〜も読んでみよう♪
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アンソロジー、タイトルの意味は全く不明。 ・恩田陸「水晶の夜、翡翠の朝」 「麦の海に沈む果実」の続編。全寮制学園のハンスが主役。一番面白かった。 ・若竹七海「みたびのサマータイム」 「クール・キャンディ」のサイドストーリー。 ・近藤史恵「水仙の季節」 双子もの。既読。普通に面白か...
アンソロジー、タイトルの意味は全く不明。 ・恩田陸「水晶の夜、翡翠の朝」 「麦の海に沈む果実」の続編。全寮制学園のハンスが主役。一番面白かった。 ・若竹七海「みたびのサマータイム」 「クール・キャンディ」のサイドストーリー。 ・近藤史恵「水仙の季節」 双子もの。既読。普通に面白かった。 ・小林泰三「攫われて」 ラストは驚かされたが、あまりエグい。 ・乙一「階段」 児童虐待ものは辛すぎでNG ・篠田真由美「ふたり遊び」 ・新津きよみ「還ってきた少女」 どちらも普通に面白かった。 ・岡本賢一「闇の羽音」 初読みの作家さん。虫ものは苦手。 ・瀬川ことび「ラベンダー・サマー」 普通。 ・はやみねかおる「天狗と宿題、幼なじみ」 初読みの作家。面白かった。シリーズものぽいので他の作品も読んでみたい。 (図書館)
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気分が悪くなるくらい怖い話もあった。 たくさんの作家さんの作品を一度に読めて、お得な気分になった。
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水晶の夜、翡翠の朝:恩田陸◎ みたびのサマータイム:若竹七海△ 水仙の季節:近藤史恵○ 攫われて:小林泰三◎ 階段:乙一◎ ふたり遊び:篠田真由美○ 還ってきた少女:新津きよみ○ 闇の羽音:岡本賢一△ ラベンダー・サマー:瀬川ことび△ 天狗と宿題、幼なじみ:はやみねかおる○
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