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キャッチャー・イン・ザ・ライ の商品レビュー

3.5

290件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    79

  3. 3つ

    92

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    14

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2009/10/04

主人公ホールデンの抱える混乱、偏見、迷い、嫌悪が胸にくる。 もちょっと大人になってからも読みたいな。 春樹の訳はあまり受け入れられていないみたいだけど 野崎さんの方読んでないからなんとも言えない。

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2012/09/08

主人公ホールデンの抱える混乱、偏見、迷い、嫌悪が胸にくる。 もちょっと大人になってからも読みたいな。

Posted byブクログ

2009/10/04

自分は猿山に放り込まれた唯一の人間であるというような作風の本は とりあえずすべて読んでおきたい。そしてこれもその一つ。 主人公の彼は当初全くもって性格の悪いポンコツといった印象だったが、 徐々に彼はヘタレであり、彼の行動が少しズレている事が顕著になっていく。 終わり方は未来に暗雲...

自分は猿山に放り込まれた唯一の人間であるというような作風の本は とりあえずすべて読んでおきたい。そしてこれもその一つ。 主人公の彼は当初全くもって性格の悪いポンコツといった印象だったが、 徐々に彼はヘタレであり、彼の行動が少しズレている事が顕著になっていく。 終わり方は未来に暗雲たちこめて「もうどうなるか分かりません。終わり」

Posted byブクログ

2009/10/04

ホールデンが持つ物事への考え・視点は独特ですぐに惹きこまれてしまう もちろん、村上春樹の訳し方が絶妙であるのは言うまでもないのだが。 途中、ホールデンの批判的過ぎる部分は嫌になったが、なんとか読みきった その理由は彼の素直さによると感じる。いや、どうしようもなくホントにね

Posted byブクログ

2009/10/04

衝撃だった。ホールデンという主人公の混乱と諦めと自虐とジョークの全てが新鮮だった。これがサリンジャー文学か・・・ 最後の妹とのふれあいになんだか救われる気持ちがした。妹萌え小説とか言ったら誰かから殺されるだろうが、あの妹がいなければ 悲惨極まりない小説だったなあと思う。 村上春樹...

衝撃だった。ホールデンという主人公の混乱と諦めと自虐とジョークの全てが新鮮だった。これがサリンジャー文学か・・・ 最後の妹とのふれあいになんだか救われる気持ちがした。妹萌え小説とか言ったら誰かから殺されるだろうが、あの妹がいなければ 悲惨極まりない小説だったなあと思う。 村上春樹の翻訳は何とも分かりやすいしホールデンの独白が非常に文体とあってる感じがした。 ずっと忘れないであろう小説のひとつ。

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2009/10/04

語り方独特な野崎訳が好きだけど、村上訳の方が分かりやすかった。 これから読む人には村上訳がおすすめ。 小説で特に心に残ったのが、「フィービーがぐるぐる回り続けているのを見ているとさ、なんだかやみくもに幸福な気持ちになってきたんだよ。〜僕はもう掛け値なしにハッピーな...

語り方独特な野崎訳が好きだけど、村上訳の方が分かりやすかった。 これから読む人には村上訳がおすすめ。 小説で特に心に残ったのが、「フィービーがぐるぐる回り続けているのを見ているとさ、なんだかやみくもに幸福な気持ちになってきたんだよ。〜僕はもう掛け値なしにハッピーな気分だったんだよ。」(359P)という部分。 結局、「僕」は崖から落ちるところをフィービーにつかまえてもらったんだろうな。 この点で野崎訳の「ライ麦畑で捕まえて」は的確な気がするけど、なんなく恋愛小説を想像してしまう気もする。 他にも「危険な年齢」、「ライ麦畑の捕手」とか色々な訳があるけどあんまり好きじゃない。 その点で「キャッチャー・イン・ザ・ライ」という村上訳のタイトルは好き。 学生のうちに読んだ方がいいですよ。

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2010/01/17

村上春樹訳版「ライ麦畑でつかまえて」 17歳のホールデン・コールフィールドくんのおしゃべりを聞いてる感じ。 絶妙な年ごろの男の子の心情が新鮮。 彼がまたすっごく饒舌! 16,7歳ぐらいって、大人な考えの部分を持ってるのに、バーに行ってもお酒を出してもらえず、世間からは子供とみ...

村上春樹訳版「ライ麦畑でつかまえて」 17歳のホールデン・コールフィールドくんのおしゃべりを聞いてる感じ。 絶妙な年ごろの男の子の心情が新鮮。 彼がまたすっごく饒舌! 16,7歳ぐらいって、大人な考えの部分を持ってるのに、バーに行ってもお酒を出してもらえず、世間からは子供とみられてる。 振舞おうと思えば無邪気にも振る舞えるけど、馬鹿らしいな、って思ったり。 かと言ってつんつんとんがってるのも、疲れる。 世間を斜に構えてみてる感じが、少年だなぁって思った。 ホールデンと妹のフィービーのやりとりが面白かった。 女の子のほうが早く大人になるのよ。 ━・・・だからさ、退屈な人間ってのはそもそもよくわからないものなんだ。というようなわけで、もしどっかの素敵な女の子が見るからに退屈な男と結婚したとしても、それほど気の毒に思ったりするべきじゃないのかもしれない。そういう連中は、というかそのほとんどは、たぶん誰かを傷つけたりすることもないだろう。それに彼らは実を明かせばみんな口笛吹きの名人だったとか、そういうことなのかもしれない。本当のところって外から見るだけじゃわかりにくいものなんだよね。そう思うな。 ━「彼はこう記している。『未成熟なもののしるしとは、大義のために高貴なる死を求めることだ。その一方で、成熟したものしるしとは、大義のために卑しく生きることを求めることだ』」

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2010/02/22

ライ麦畑のあるどこかの田舎のドン臭い恋愛小説なのだと 本気で思い込んでいたので(だって、「ライ麦畑でつかまえて」ってそういうニュアンスありますよね?「まてよ」「キャハハハ、いやー」「待てったら」「つかまえてごらん」的な爆笑)(とんでもない話だ) 今の今まで読んできませんでした。 ...

ライ麦畑のあるどこかの田舎のドン臭い恋愛小説なのだと 本気で思い込んでいたので(だって、「ライ麦畑でつかまえて」ってそういうニュアンスありますよね?「まてよ」「キャハハハ、いやー」「待てったら」「つかまえてごらん」的な爆笑)(とんでもない話だ) 今の今まで読んできませんでした。 ところがどーでしょ、「ライ麦畑でつかまえる人」的な意味だったんですね。 ★5つつけたいところですが、やめときます。 5つつけられるほど分からなかったから。 私はホールデンほど繊細にできちゃいないんだと思います。

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2009/10/04

賛否両論ありますが、そんだけ印象深い本です。 よく犯罪者のバイブルとか言われることもありますが、、なんというかこの本ほど大人と子供の中間点を描き出せてる作品もないのでは。 大人になってから読んでもまったく共感できません。中間点から出られない人は共感しすぎてキケンなのかも〜...

賛否両論ありますが、そんだけ印象深い本です。 よく犯罪者のバイブルとか言われることもありますが、、なんというかこの本ほど大人と子供の中間点を描き出せてる作品もないのでは。 大人になってから読んでもまったく共感できません。中間点から出られない人は共感しすぎてキケンなのかも〜よ〜〜タイヘンだわ〜〜 よく書けたなあ。サリンジャーもそこらへんから抜け出られなかったからですかね。ナインストーリーズも好きです。 村上春樹の新訳は単純に読みやすいからオススメだーす。

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2009/10/04

とてもフワフワしたストーリー。 たぶん思春期のやるせないどこか屈折した物語である黄がする。 なんとなく理解できるが、どこか霧がかかったように見えにくい。 それは、とても多感な時期を物語にしているせいだろうか? ペン氏―大学に通っていた主人公。 良の友人のこと、大学のこと、セック...

とてもフワフワしたストーリー。 たぶん思春期のやるせないどこか屈折した物語である黄がする。 なんとなく理解できるが、どこか霧がかかったように見えにくい。 それは、とても多感な時期を物語にしているせいだろうか? ペン氏―大学に通っていた主人公。 良の友人のこと、大学のこと、セックス、弟のこと、・・・。とりとめもなく続く。 人生ってこういうものなのではと思った。 とりとめのないことが、次ぐ次とでてきて、その流れの中に身を湯田えてしまう。 印象に残ったのは、 昔の先生が言った一言。。 『君がい今はまりこんでいる落下は、ちょっと普通ではない種類の落下だと僕は思うんだ。 恐ろしい種類の落下だと。 落ちていく人は、自分が底を打つのを感じることも、その音を聞くことも許されない。 ただただ 落ち続けるだけなんだ。そう言う一連の状況は、人がその人生において何かを探し求めているにも関わらず、まわりの環境がそれを提供することができないという場合にもたらされる。 あるいは、まわりの環境は自分にそれを提供することができないと本人が考えたような場合にね。 それで人は探し求めることをやめてしまう。 つまり、実際に探索をを始める前に、あきらめて放り出しまうんだ。 『未成熟なるもののしるしとは、大義のために高貴なる死を求めることだ。 成熟したもののしるしとは、大義のために卑しく生きることを求めることだ』

Posted byブクログ