アドラー心理学入門 の商品レビュー
人にとらわれない生きかたとは、自分が出来ることをするということであり、個々が出来ることに懸命になることが幸せな人生や社会を生むものと思う。本書を読んで勇気がでた。
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「岸見アドラー学」の全体を理解できる。岸見氏のフィルターを通したアドラーを受け取れる幸運に恵まれたことに感謝します。万人に幸福の道は開かれている、ということを教えてくれる、まさに希望の書である。 また、本書は、育児書としても活用できる。 まず、育児、教育の目標を明確に掲げる。...
「岸見アドラー学」の全体を理解できる。岸見氏のフィルターを通したアドラーを受け取れる幸運に恵まれたことに感謝します。万人に幸福の道は開かれている、ということを教えてくれる、まさに希望の書である。 また、本書は、育児書としても活用できる。 まず、育児、教育の目標を明確に掲げる。 ・育児の行動面の目標 1.自立する 2.社会と調和して暮らせる ・育児の心理面の目標 1.私は能力がある 2.人々は私の仲間である (p39) また、育児、教育の方針として、以下がある。 ・罰しない ・適切な行動に注目する(褒めることではない) また、勇気づけとして、以下のような言葉を子どもにかけてあげると、いい。 「ありがとう」、「助かった」、「うれしい」 また、高いレベルを基準にしない。基準にするのは、「生きている」という事実である。 また、重要な考えかたとして、「課題の分離」がある。 親は、子供の課題に勝手に踏み込まない。 だからといって、これは放任育児ではない、とのこと。 ぎりぎりのところでは、親がブレーキをかけなくてはいけないのである。 ----- 個人的な印象としては、子どもを尊重する、という点では素晴らしいが、ひとつ間違えると放任になりかねない。 例えば、ゲームばかり子どもがやる、宿題もしない。そのうち昼夜逆転して学校にもいかなくなる。それは、どのように歯止めをかけるのだろうか? それは、家族という共同体のルールが抑止につながるのだろうか? 根本的には、先に記した、育児の目標が達成できていれば、そのような問題になることはないだろう。アドラーは、子どもを如何にコントロールするか、ということに着目するのではなく、子どもが、将来大人になって、親がいなくても立派に生きれるように、本人の自立を見守るのである。 不登校になるのは、勇気が挫けているのかもしれない。であれば、親にできるのは、勇気づけのみなのである。 育児における、大切な考え方を学んだ。
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カテゴリーを自己啓発にしていいのだろうかと思いながら自己啓発とした。 現在からすれば、かなり以前に発行された本ではあるが、アドラーの生存していた年代を考えると、決して古い本ではなく、日本において分かりやすくアドラーを紹介した書籍である。 この1冊を読むと、さらに深く何を読めば...
カテゴリーを自己啓発にしていいのだろうかと思いながら自己啓発とした。 現在からすれば、かなり以前に発行された本ではあるが、アドラーの生存していた年代を考えると、決して古い本ではなく、日本において分かりやすくアドラーを紹介した書籍である。 この1冊を読むと、さらに深く何を読めば良いかが見えて来る。何度読んでも良い1冊となりそうである。 一見すると一時期流行った「自己責任」という話ではなく、何を目指すか、何を欲するかを元に行動を追随させているということである。 ここはなかなか理解できないかもしれないが、原因思考から、目的思考への切り替えの理解が大きな変化を生む。変化は、自分の中にしか起こらず、他人には起こらない。
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自己啓発本キャンペーン第2弾。かねてから興味のあっったアドラー心理学の本を読んでみたところ、今までの自分の考え方とは真逆な部分もあったりして、目から鱗でした。なるほどと思う事は後半に多々あったけど、そこに行くまでの内容は私には少し言葉が難しくてなかなか頭に入ってこない部分もあった...
自己啓発本キャンペーン第2弾。かねてから興味のあっったアドラー心理学の本を読んでみたところ、今までの自分の考え方とは真逆な部分もあったりして、目から鱗でした。なるほどと思う事は後半に多々あったけど、そこに行くまでの内容は私には少し言葉が難しくてなかなか頭に入ってこない部分もあったので☆3つとします。
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心理学の勉強に興味が出てきたころ、母親から貰った本である。私にはまだ全部を理解することは出来ないが、これからの出発点としての一冊には十分すぎた。今後の生活に少しでも活かせていけたらいいなと思う。
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カウンセリングは対面が基本で、メール相談はどうするのがよいのか考えてきましたが、「勇気づけ」はメール相談でもつかえると思いました。 アドラー心理学はコーチングの基礎になっていると思います。 アドラーは育児と教育を最重視していたので、実践編はシンプルで力強かったです。 でもでも自分...
カウンセリングは対面が基本で、メール相談はどうするのがよいのか考えてきましたが、「勇気づけ」はメール相談でもつかえると思いました。 アドラー心理学はコーチングの基礎になっていると思います。 アドラーは育児と教育を最重視していたので、実践編はシンプルで力強かったです。 でもでも自分がそのシンプルさを信じないと、実際にできるかは難しいなと思ったさ。 理論編は難しかったなあ。
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インディビィジュアル=個人 コモンセンス=常識 パラドクス=逆説 大江光 元気を出して、しっかり死んでください! 上手く行かななかった事のの責めを自分以外の外的なもの、或いは過去の出来事、才能、そういったものに帰する事を断固拒否するのです。もしも全てが決まっていて自分には何もする...
インディビィジュアル=個人 コモンセンス=常識 パラドクス=逆説 大江光 元気を出して、しっかり死んでください! 上手く行かななかった事のの責めを自分以外の外的なもの、或いは過去の出来事、才能、そういったものに帰する事を断固拒否するのです。もしも全てが決まっていて自分には何もする余地がないとすれば不幸を前にしてただ手をこまねいて待っていることしか私達には残されていない事になります。 ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟を枕元で音読しました。 お金や名誉を得ることは、動けなくなった今何の役にも立ちません。人生の意味には、或いは幸福には外的な条件は究極的には何も意味はないということを本からではなくて、母の死を巡る経験によって初めて学んだように思います。 私たちの事を良くは思わない人がいるということは、私達が自由に生きているということ。 やれば出来るという可能性を残しておきたいのであって、実際に勉強して出来ないという現実に直面する事を恐れるのです。蚤 グッピー シンドラーのリスト ユダヤ人 スピルバーグ 波紋 アドレリアン
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20141205読了。 『自分の人生は自分で創っている』 筆者の考えが混じっているため、どこまでがアドラーの、どこからが筆者の考えなのか、その線引きがわかりづらいのがマイナス。
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アドラー心理学の概略について分かりやすく書かれている。具体的な実践・方法論については,他書の方が分かりやすいか。ただし,注意点としては岸見の解釈が混在している部分がある点である。 読みつつ,アドラー心理学の限界は何かを考えた。まだ,詳しく考えてはいないが,共同体感覚が曖昧な...
アドラー心理学の概略について分かりやすく書かれている。具体的な実践・方法論については,他書の方が分かりやすいか。ただし,注意点としては岸見の解釈が混在している部分がある点である。 読みつつ,アドラー心理学の限界は何かを考えた。まだ,詳しく考えてはいないが,共同体感覚が曖昧な点だろうか。その点については,デューイの理論に一歩譲る点があるように思われる。ただし,個人の行動がどのようにあるのか,目的論的に捉える視点は,デューイの理論と補完関係にあるように思われる。デューイの理論を補う点としては,個人が成長し続けるために,どのような支援が教育者としてできるかということだろう。 デューイと10歳若いが,似た時代を生き,保管する部分があるように感じる。フランクルの名もアドラーの生涯の部分で出てきたので,何かつながりがあるのかもしれない。
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昨年末に話題になった"嫌われる勇気"の著者が99年に刊行したアドラー心理学の概説。前掲書が物語仕立てだったのに比してこちらは事例豊富な入門講座になっています。 余談ながら、1956年生まれの著者は京大で西洋哲学を専攻、博士に進むもののアカポスはなく、非常勤講...
昨年末に話題になった"嫌われる勇気"の著者が99年に刊行したアドラー心理学の概説。前掲書が物語仕立てだったのに比してこちらは事例豊富な入門講座になっています。 余談ながら、1956年生まれの著者は京大で西洋哲学を専攻、博士に進むもののアカポスはなく、非常勤講師をしながら日本アドラー学会を率いておられます。哲学でメシを食うことの困難がうかがえます。ぼくも哲学科出身ですが、行方不明となった先輩の数は知れず… ○人生の課題は原則として本人が解決しなければなりません。アドラー心理学では「これは誰の課題か」といういい方をします。誰の課題かは最終的に誰が責任を引き受けなければならないかを考えればわかります。あるいは、ある選択の結果を誰が最終的に引き受けるのかを考えれば分かります。 たとえば勉強は誰の課題かといえば子どもの課題です。勉強が子どもの課題であるとすれば、いきなり「勉強しなさい」と親がいうことは、子どもの課題に踏み込んだことになり、子どもとの衝突はさけることができません。他方、子どもが勉強しないことが気になるとすればそれは親の課題です。原則的にいえば人の課題を引き受けることはできませんし、自分の課題を他の人に解決してもらうこともできません。イライラするからといって子どもに宿題をしなさい、とはいえないということです。 ○あらゆる人との対人関係の中で横の関係でいられるとすれば自分をよく見せようという努力をしなくていいことになるでしょう。横の関係であれば、自分が優れていることを誇示することでよく思われようと背伸びすることは必要でなくなります。何かを証明しないといけないと感じるときは、いつも行き過ぎる傾向がある、とアドラーは言っています。
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