アドラー心理学入門 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「嫌われる勇気」を読み、アドラー心理学に興味が湧いて本書を購入した。 どちらも入門書なので、内容はほぼ同じだった。 したがって、復習のような形で読書を進めた。 人の悩みは全て対人関係にある、とするアドラーは幸福とは、各人で異なるという。 他人に合わせることなく、自分のライフスタイルを貫けばよい、と。 10人いれば、1人には嫌われるし、馬が合うのは2人しかいない。 その気持ちで臨めば人間関係はよりシンプルなものになるだろう。 加えて、相手が自分のことをどう思うかは、相手の課題である。 これをアドラーは「課題の分離」と読んでいるが、つまりは自分がやったことに対してどう思われるかを考える必要はなく、相手が自分のことをどう思っているか考えるだけ無駄なのだ。 自分がやりたいことを素直にやればいい。ただし、相手を楽しませることは考えなければいけない。 相手がなにかを与えてくれないからといって嫌いになってはいけない。常に「他者貢献」の気持ちを持ち、相手に何かを与えなければ 向こうもこちらに何かを与えてはくれない。人間関係に疲れがちな人は、おそらくこの観点が欠けているのだとアドラーは考える。 また、「普通の人である勇気」に関してもアドラーは述べている。 普段劣等感を感じている人や、承認欲求が強い人は、「自分は特別な存在でなければならない」と思いこんでいる人である。 しかし、実際はそうではない。 今の自分のありのままを受け入れ、その中でやれることをやればよいのだ。 例えば、勝ち負けを目的にした勉強はそれ自体が苦痛となってしまい、本来の勉強の楽しさが失われてしまう。 私がアドラー心理学で一番重視したいのが、自分の人生は自分で創っている、という言葉だ。 過去や知識、経験は全て自分がどう意味づけするかで変わってくる。 できない理由を見つけるよりも、自分で自分の課題を克服していく人生にしていきたい。
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育児の行動面の目標 自立する 社会と調和して暮らせる 心理面の目標 私には能力がある 人々は私の仲間である 行動は信念から出てくる➡︎心理面の目標が重要 自己受容、他者信頼、他者貢献 自分のことは全部自分の責任に帰結する 人のせいにしない言いなりにならない 人に好かれようと...
育児の行動面の目標 自立する 社会と調和して暮らせる 心理面の目標 私には能力がある 人々は私の仲間である 行動は信念から出てくる➡︎心理面の目標が重要 自己受容、他者信頼、他者貢献 自分のことは全部自分の責任に帰結する 人のせいにしない言いなりにならない 人に好かれようとするひつようはない 他人に介入するのは迷惑をかけられたときに自分の権利を主張をする 他人の行動は気にしない 楽天主義は何も考えてない 楽観主義は現実を受け入れてそこから行動しようとすること 悲観主義は現実をみてなにもしないこと
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「目的があるからこそ人は動く」 有名な三大精神科医としてフロイト・ユング・アドラーがいるらしく、ここ何年かで名前がでてきたのがアドラー。昔からアドラーの業績は評価が高かったらしいけど、アドラー本人は地位や評価に興味が無かったから歴史に名前がでてこないらしい。で、社会の変化に合...
「目的があるからこそ人は動く」 有名な三大精神科医としてフロイト・ユング・アドラーがいるらしく、ここ何年かで名前がでてきたのがアドラー。昔からアドラーの業績は評価が高かったらしいけど、アドラー本人は地位や評価に興味が無かったから歴史に名前がでてこないらしい。で、社会の変化に合わせてここに来て再登場したらしい。 歴史的には隠れていたけど、隠れていたからこそいろんなところでアドラーの理論は使われていて、自己啓発系の本ほとんどがアドラーの理論を基にしているらしく、読んでみると確かに自己啓発系との共通点がある。 そうなると、なんだ自己啓発かとそこで興味が失せてしまいそうなところだけど、この本の著者はカウンセラーをしているけど本職は哲学者で、哲学⇒アドラー心理学⇒自己啓発系という歴史的な系譜を教えてくれるからとても面白かった。 自己啓発の基礎理論にもなっているように、アドラー心理学はとても個人主義的であり、それゆえ厳しい内容なのですが、これは構造主義から現象学や認知科学へのシフトチェンジとも合っていて、なるほど時代が求めてるんだなと納得できます。
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★2014年5月15日 心理学ではあるが、著者が哲学者であることもあって、完全に哲学の本に見える。これまで疑問に思っていたこと、どうしてもスッキリと見きれずにいたことが、突然鮮明になる感じ。しばらくアドラー心理学を追求してみようと思う。
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アドラーの教え、「嫌われる勇気」から入りましたが新鮮で力が湧いてきますね。「鳩は何もない真空の中で飛んでいるのではなく、鳩が飛ぶのを妨げるかのように見える空気は実は鳩が飛ぶのを支えているのです。何もないところに自由は無く、抵抗があるからこそ自由であることができます。」迷わず前に進...
アドラーの教え、「嫌われる勇気」から入りましたが新鮮で力が湧いてきますね。「鳩は何もない真空の中で飛んでいるのではなく、鳩が飛ぶのを妨げるかのように見える空気は実は鳩が飛ぶのを支えているのです。何もないところに自由は無く、抵抗があるからこそ自由であることができます。」迷わず前に進んで行こう! おー!
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哲学と心理学が織り交ぜられていて、後半に入るまでは非常に読みにくく進まなかった。ただ後半はややわかりやすく納得できる部分も多かった。
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「嫌われる勇気」と「アドラー100の言葉」はよく並んで平積みされてるが、さらにこの入門書がいっしょに並べてある書店は少ない。 そんな折「嫌われる勇気」と「アドラー100の言葉」が並んで平積みされてあった隣に、さらにこの入門書がいっしょに並べてあったので、思わず購入しちゃいました。...
「嫌われる勇気」と「アドラー100の言葉」はよく並んで平積みされてるが、さらにこの入門書がいっしょに並べてある書店は少ない。 そんな折「嫌われる勇気」と「アドラー100の言葉」が並んで平積みされてあった隣に、さらにこの入門書がいっしょに並べてあったので、思わず購入しちゃいました。元々探してたし。 前段階である程度知ってないとちょっと読みにくいと思います。はっきり言って。 そう考えると「嫌われる勇気」はやっぱり名著だと思うし意義深いし、ベストセラーになるのもよく頷ける。あの本の社会貢献度は高い。 だから「嫌われる勇気」と「アドラー100の言葉」が並んで平積みされてる隣にこの入門書を並べて、さらに隣に「嫌われる勇気」を並べればいいんじゃないでしょうか。
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アドラー心理学を知りたくて購入。アドラーの考え方はすごくよいのだけれど、文章が上手ではなくて読みにくかった。
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初めてのアドラー本でした。あと何冊かアドラー本を読むことにしました。きっかけを与えて貰った感じです。
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アドラーの心理学と教育論をわかりやすく解説している本です。 アドラーは、意識の構造についての明確な理論をつくりあげたフロイトとは異なり、個人をいくつかの部分に分けることなく全体として把握する見方を正面に掲げました。彼がみずからの立場を「個人心理学」と呼んだのは、こうした彼の姿勢...
アドラーの心理学と教育論をわかりやすく解説している本です。 アドラーは、意識の構造についての明確な理論をつくりあげたフロイトとは異なり、個人をいくつかの部分に分けることなく全体として把握する見方を正面に掲げました。彼がみずからの立場を「個人心理学」と呼んだのは、こうした彼の姿勢を示しています。 また、アドラーは個人のライフスタイルにはコンプレックスがかかわっていることを認めますが、それは原因論としてではなく、現在の問題に向きあう際の行動の目的にかかわっていると考えられます。 このようなアドラー心理学の立場では、子どもを上の立場から「ほめる」ことや「叱る」ことを戒め、対等な立場で子ども自身の課題を承認し、それに取り組めるように勇気づけることが重要だとされます。 アドラーには、フロイトの精神分析学のような理論的な関心は希薄ですが、人間関係についての実際的で深い洞察があるように感じました。
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