黒い家 の商品レビュー
生命保険会社に勤める主人公が目撃した自殺現場。 巧妙に仕組まれた保険詐欺事件であると思われるが確たる証拠が見つからない。独自に調べていくうちに自らが容疑者の標的となり・・・というホラーっぽい話だが、生命保険の現状とかもうまく話にミックスしていて面白い話だった。
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「最も怖いホラー小説」と、ネットで評判だったので読んでみた。 ちょっとその前評判が逆効果だったか、思ったよりは怖くなくて残念。 ちょっと前置きの説明が長すぎて、逆に最後はあっけなく、もう少しバランスが取れたらよいのかな。 とはいえ、これが処女作だったそうで、そういう意味では非...
「最も怖いホラー小説」と、ネットで評判だったので読んでみた。 ちょっとその前評判が逆効果だったか、思ったよりは怖くなくて残念。 ちょっと前置きの説明が長すぎて、逆に最後はあっけなく、もう少しバランスが取れたらよいのかな。 とはいえ、これが処女作だったそうで、そういう意味では非常に完成度は高い小説。
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これは恐いな。 作者が、京都の大学出身で元生命保険会社勤務と言う事で、京都と生命保険事情についてはよく書けている。 でも、なんていっても気になるのは、あの和歌山のHM容疑者を思わせる事。 人を殺してまで手にしたお金を何に使うつもりなのか?
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怖い…!! あなたの隣人はサイコパスかもしれない。いつどこで関わり合いになるか分からない防ぎようのない恐怖。こんな人が身近にいたらどうしよう…。何かふとしたきっかけで付け狙われることになるかも…。いや、私自身が、そうなる、可能性すら…ある。ような気がしてくる。
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保険の怖い話? それとも怖い保険の話? はっきりいって、そんなのどっちでもいいくらい怖くて一気読みしてしまった。 長い包丁を持ったサイコパスに追いかけられるのって、すげー嫌だな、、。
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これまで読んだ中で、最恐(◎A◎;;) やーもう、ストーリーが面白い!! 怪奇現象より怖いのは、生きてる人間。 幽霊に取り付かれる怖さはわかりませんが、 狂人に気に入られるしんどさはガンガン伝わりました。 くさいとか、汚いとか、しつこいヤツ嫌だとか。 なんとなく疑似体験できるサ...
これまで読んだ中で、最恐(◎A◎;;) やーもう、ストーリーが面白い!! 怪奇現象より怖いのは、生きてる人間。 幽霊に取り付かれる怖さはわかりませんが、 狂人に気に入られるしんどさはガンガン伝わりました。 くさいとか、汚いとか、しつこいヤツ嫌だとか。 なんとなく疑似体験できるサイズの生理的嫌悪感。 本がねっちょりベタベタ生臭いような気がして、 入れたまんまの通勤カバンが湿気るんじゃないかと気が気ではなかったよ、わたくし。 テンションがマイナス方向に下がっているところで、 たたみかけるようにラストの猛撃。 アレは怖い。 ほんともう、 古本屋で何気に買って何気に読みはじめてごめんなさい。
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初見は義務教育中。サイエンスホラーブームに一石を投じた作品でした。大人になって読み返すと精細なディテール、文章の巧みさに改めて驚嘆。裸で社会に放り出されてからでないとこの恐怖を本当の意味で味わえないのかも。著者渾身の一冊ですが怖すぎるのでついつい星4つ。
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超怖かった>< 前からずっとオススメされてた貴志さん、やっと読んでみたら…想像以上の読み応え!!心理学とか昆虫とか医学とかに関してもだけど、何より保険に関しての知識というか造詣の深さが…!最初から最後までだ~っと読んじゃう、ストーリーテリングの上手さにも舌を巻きました。
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ありふれた日常のなかに潜んだ恐怖が隣で静かに起き上がってくるような、リアルに怖いホラー作品。不快な違和感が積もってゆく過程が秀逸です。
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良いか悪いかは別として、人生に確固たる目的を定めている人は強く、目標達成のために鋭敏であり、かつ生物の持つ、優れた能力を発揮することができる。 この本の場合、ある人が保険金詐取に喜びと目標を見出し、他者を凌ぐ。 目標もなく、ただなんとなく生きている人間はやはり弱く、人生を貪欲に生...
良いか悪いかは別として、人生に確固たる目的を定めている人は強く、目標達成のために鋭敏であり、かつ生物の持つ、優れた能力を発揮することができる。 この本の場合、ある人が保険金詐取に喜びと目標を見出し、他者を凌ぐ。 目標もなく、ただなんとなく生きている人間はやはり弱く、人生を貪欲に生きようとする人間の餌食になる。あたかもこの本に出てくる昆虫のような関係が繰り広げられる。ご注意を。
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