黒い家 の商品レビュー
怖いですが、それゆえにどんどん読めます。 怖いので、読後エレベーター恐怖症になります。 しかし留守電を遠隔操作して室内の様子を聞いたりできるのだろうか? とにかく怖かったので、人によく薦めています。
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前半の保険会社の話はスローテンポですが、話が進んでいくとともに、スピード感や恐怖感が一気に最高潮へ! 犯人に追われる主人公の描写がとてもうまいので怖いという意味でも、先が気になるという意味でもドキドキしました。クライマックスは圧巻! 作中では保険会社の裏事情やサイコパスについて...
前半の保険会社の話はスローテンポですが、話が進んでいくとともに、スピード感や恐怖感が一気に最高潮へ! 犯人に追われる主人公の描写がとてもうまいので怖いという意味でも、先が気になるという意味でもドキドキしました。クライマックスは圧巻! 作中では保険会社の裏事情やサイコパスについての考察もあり、内容がしっかりしているのでこの部分も面白いです。 おススメの場面はある手がかりから犯人の人格が判明するシーン。心を持たない人間の恐ろしさに、ただただ恐怖するばかりです… 第4回日本ホラー小説大賞〈大賞〉 1998年版このミステリーがすごい!2位
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前半あたりは気味の悪い雰囲気を漂わせた文章に、ぞわぞわしながらも読んでいましたが、中間あたりで若干失速。ちょっと学術的な説明が多かったかと思いました。 ―がしかし、あのラストに向かうにつれて増していく恐怖とおぞましさ!!画像ではなくて、文章でホラーを表現する事が出来るのか!と絶句...
前半あたりは気味の悪い雰囲気を漂わせた文章に、ぞわぞわしながらも読んでいましたが、中間あたりで若干失速。ちょっと学術的な説明が多かったかと思いました。 ―がしかし、あのラストに向かうにつれて増していく恐怖とおぞましさ!!画像ではなくて、文章でホラーを表現する事が出来るのか!と絶句しました。本当に、絶対に夏の夜長には読みたくない本ですね(笑
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「黒い家」貴志祐介 サスペンスホラー。まさに黒。 第4回ホラー大賞受賞作。 貴志祐介は凄い。改めて。 ネットで見る限りとても反響のある作家さんで、『ISOLA』を 手にとるまでは全く読んだことがなかったんですが、 もうね、求心力が半端じゃない。読んでるんじゃなくて ...
「黒い家」貴志祐介 サスペンスホラー。まさに黒。 第4回ホラー大賞受賞作。 貴志祐介は凄い。改めて。 ネットで見る限りとても反響のある作家さんで、『ISOLA』を 手にとるまでは全く読んだことがなかったんですが、 もうね、求心力が半端じゃない。読んでるんじゃなくて 読まされてる感じ。ページを繰る手が止まりません。 本作『黒い家』は『ISOLA』『天使の囀り』に比べて、 リアリティのあるストーリー。だから余計に恐怖が募る。 生命保険に絡んだ、狂気の犯罪劇です。 とにかく、リアルに連続殺人の恐怖です。主人公は精神的に 肉体的にも追い詰められてゆき・・・まさにノンストップ。 読めば分かります、P318あたりからは尋常じゃない。 日常生活の延長線上の狂気ってかくも恐ろしいとは。 最近は比較的ホラーとは遠ざかっていたので、免疫が薄れて いたところにコレは半端じゃない衝撃でした。 やっぱし鈴木光司と貴志祐介は、現代ホラーの二大尖塔かと。(5)
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このひとのお話は、ラストがいつもアメリカ映画的だなあと思います。日本的な、後味の悪ーい気持ち悪ーい恐怖感を残すのではなく…オチを言ってしまうとまぁ、黒幕を倒して万事終了、というか。 しかしアメリカ映画のように、まぁ細かい点をスルーすればスカッとハッピーエンド!とならない、独特のね...
このひとのお話は、ラストがいつもアメリカ映画的だなあと思います。日本的な、後味の悪ーい気持ち悪ーい恐怖感を残すのではなく…オチを言ってしまうとまぁ、黒幕を倒して万事終了、というか。 しかしアメリカ映画のように、まぁ細かい点をスルーすればスカッとハッピーエンド!とならない、独特のねちっこさが、癖になる訳で。 度々仕込んでくる虫の挿話も、別になければないでもいいのに、生理的な不快感を効果的に煽ってきますしね。虫に対して恐怖症気味だった思春期の私は、これらのシーンが嫌で嫌で仕方なかった。それでも読み進めざるを得ない、彼の文章力を半ば本気で憎んだ。 話の筋を熟知するほど当時から読み込んでいたのに、今回読み返してみても、ぞわぞわぞわっと背筋が震えるのを感じました。彼の文章にかかった呪いの効果はいまだ健在。 使い古された言葉ですが、「生きている人間が一番怖い」、ぴったりです。
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最初の方は心理学や哲学?っぽいことばかりで、読むのが少しダルくなりましたが、途中からはもうハラハラドキドキ、夜に一人で読んでいてとても怖くなりました。それでもやめられなくて、一気に読み上げてしまいました。読み終えた後も満足感大でした。
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一気に読み終えてしまいました。ホラー?サスペンス?前半の薄気味悪さから、後半のハラハラ感がたまらなく怖い。 性悪説と性善説の話は考えさせられます。 保険の話もリアリティがあって引き込まれました。(作者が保険会社に勤めてたんでしたっけ)
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保険金殺人を題材にした傑作ホラー。 やっぱり幽霊なんかよりも、人間の怨念の方がずっと恐ろしい。 こんなに怖かった小説には、未だかつて出会ったことがないです。 とにかく怖い小説が読みたい!って人には、必ず勧めてます。 結局は、幽霊よりも、人間の怨念よりも、お金の魔力が一番怖いのかも...
保険金殺人を題材にした傑作ホラー。 やっぱり幽霊なんかよりも、人間の怨念の方がずっと恐ろしい。 こんなに怖かった小説には、未だかつて出会ったことがないです。 とにかく怖い小説が読みたい!って人には、必ず勧めてます。 結局は、幽霊よりも、人間の怨念よりも、お金の魔力が一番怖いのかもしれないですね。
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保険会社の職員が、ある顧客の家(黒い家)に営業で行った際に自殺した死体を目撃。自殺ではなく殺人と信じた主人公が真実を暴こうと奮闘する話。 サスペンスでこんなに熱中して一気読みした小説は始めてで、寝る間も惜しんで読んだ。ありがちな内容ではあるけど、読んでいると何時の間にか文章力とそ...
保険会社の職員が、ある顧客の家(黒い家)に営業で行った際に自殺した死体を目撃。自殺ではなく殺人と信じた主人公が真実を暴こうと奮闘する話。 サスペンスでこんなに熱中して一気読みした小説は始めてで、寝る間も惜しんで読んだ。ありがちな内容ではあるけど、読んでいると何時の間にか文章力とその内容に惹かれてやめられなくなった。
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怖かった!中盤から最後までずっと恐怖の連続でした! ただ序盤はちょっと読み進めるのがダルいかなぁ。でもそれさえ我慢すれば恐怖の連続です。ちょっとホラー小説にハマってしまいそう。
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