黒い家 の商品レビュー
思い出すと幸せになる本。 本当に怖かった。朝になるまでベットの中で、体を硬直させ、ドキドキしながら読み終わりました。 でも、本当に面白かった。 こんなに時間をわすれて、本の中に入り込める本には久しぶりに出会えました。 読んだあと、怖くてこわくて、眠るのが怖かったです。 しかし、こ...
思い出すと幸せになる本。 本当に怖かった。朝になるまでベットの中で、体を硬直させ、ドキドキしながら読み終わりました。 でも、本当に面白かった。 こんなに時間をわすれて、本の中に入り込める本には久しぶりに出会えました。 読んだあと、怖くてこわくて、眠るのが怖かったです。 しかし、こんなに読み応えのある本を読め終えた嬉しさや、この本に出会えた感動や、その本をもう読み終えてしまった淋しさが一気に押し寄せ、そんな感情がこの本によって感じられることが出来たことが、嬉しかったです。 読み終えて、一週間以上経ちますが、今は思い出すと切ない気持ちになります。 こんなに入り込める作品に今度はいつ出会えるんだろう、この本を読んでいたあの時間は本当に貴重だった、あの緊張の時間をもう一度味わいたい、こんな気持ちになったのは、久しぶり、もしかすると初めてかもしれません。
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この作者の本の中では これが1番だったかな。 悪魔の経典の後に読んだけど こっちのほうが好きだな。
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大分前に読み終わっていたのですが今更。 とにかく怖い。 幽霊系の恐怖とは別の次元での怖さでした。 人の狂気が一番怖いとよく言われますが、まさにその通りの内容です。 常軌を逸した人間の思考回路はとにかく恐ろしいと言う他ない。 ずっとその恐怖でぞくぞくしっぱなしでした…
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粗筋(アマゾンから引用) 若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出...
粗筋(アマゾンから引用) 若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1997年・第4回日本ホラー小説大賞受賞作。 行きつけの本屋のPOPを読み、なんとなく購入してしまった作品なのだけど・・・。 これは確かに怖い(^^;)。 特に真犯人のサイコ振りが尋常ではなく、それでいて現実にも居そうなキャラなのがイヤ(^^;)。 そして主人公が猟奇事件に巻き込まれていく過程に於いて、過去のトラウマや事例などが絶妙なアイテム となっているところが秀逸。ホラーと言っても、超常現象等の類ではなく、やはり人間ドラマの意趣が強い。 作風的には、湊かなえに近く、サスペンスの要素が濃厚。あまりホラーにとらわれない方がよいかも。 もう一つ、舞台が生命保険会社である、というのが興味を惹く。 主人公は辣腕外務員の息子であり、生保に対するリスペクトを持って生保会社に入社。 知ってるようでよく知らない、生命保険会社の深いところまで、きっちり解説されている。 このへんに興味のある人、もしくは関わっている人なんかは、すごく面白く読める気がする。 ちなみに後で知ったのだけど、この作者は「悪の教典」で2010年度のこのミス大賞を取った人。 文庫になったら必ず読もうと思っていた本なのだけど、文庫化まで我慢出来ない気がしてきた(^^;)。 とにかく、硬派でディテールの細かいサスペンス好きにはオススメです!
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罪悪感が欠如している人間がどんだけ恐ろしいかが良くわかる本。 もちろんフィクションですが、この物語の犯人みたいなバケモノって、きっと実際に世の中に潜んでいるんだと思います。 ほら、あなたの近くにも……!
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後半からスピード感と恐怖感が一気に頂点へ。犯人が分かっているのにもかかわらず、怖くてドキドキしまくり。
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もっと前に読んでおけば良かった。 『新世界より』や『悪の教典』の原点という印象を強く感じる。 作家の初期作品にあたるから仕方ないかもしれないけど、先の2作品に比べるとやはり読みづらい。 生命保険の説明など、あまり興味を持てない箇所が多く度々退屈に。 100ページ超えたあたりでよう...
もっと前に読んでおけば良かった。 『新世界より』や『悪の教典』の原点という印象を強く感じる。 作家の初期作品にあたるから仕方ないかもしれないけど、先の2作品に比べるとやはり読みづらい。 生命保険の説明など、あまり興味を持てない箇所が多く度々退屈に。 100ページ超えたあたりでようやく物語の世界に入り込めた。 怖いことは怖い…けれど普通です。
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映画にもなった青の炎の作者さんと同じ人なんですね、読み終わってから気づきました 人間が人間と思えない行動をとるこわい話でした((((;゜Д゜)))
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ある環境が整い一線を越した悪事が上手く行ってしまうと続けてしまう怖さと、周囲の人間が巻き込まれていく様が一層の恐怖感を襲う。
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