黒い家 の商品レビュー
第4回日本ホラー小説大賞 (大賞)。このミス「BEST 1998国内編02位」。貴志san作品☆キーワードは、保険金詐欺、京都、若槻慎二。スリリングで良かったです!
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怖かったというか、気持ち悪かったというか・・・。 貴志祐介の初期の作品だが筆力は高く、読み進めさせるパワーはあった。
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前半がミステリー、後半がホラーといった印象の本作。 ミステリーとしても、十分に面白い作品だと思う。 前半部は、生命保険会社の内情が詳細に書かれている。 そのため、違和感なく会社員同士の会話を読むことができる。 登場人物も少ないため、非常に読みやすい。 圧巻は、後半のホラーの部...
前半がミステリー、後半がホラーといった印象の本作。 ミステリーとしても、十分に面白い作品だと思う。 前半部は、生命保険会社の内情が詳細に書かれている。 そのため、違和感なく会社員同士の会話を読むことができる。 登場人物も少ないため、非常に読みやすい。 圧巻は、後半のホラーの部分。 加速度がとても速く、一気に読み終えてしまった。 この速さは、少なくとも現時点では他の小説では味わったことがない。 この作品を一言でいうと、ただ、「怖い」。
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最後の方は、食事を摂る時間も惜しくて読みました。 貴志さんの作品は二作品(あと、天使の囀り)しか読んでいませんが、 恐ろしく頭のいい方なんですね。 恐怖や肉体的苦痛が想像を絶する死に方だけはしたくないです。
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後半は毎回ハラハラしながらページをめくってた。幽霊系のホラーよりこういったサイコパス系のほうが怖い、人間のほうが恐ろしいと感じさせられる。生命保険業界の生々しい描写がよかった。
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後半でやっと貴志ワールドに入り込めて、意味理解すると怖くなる。 それまではそんなに面白みを感じれない。
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いやー、人の怖さ、というものが出ていて最後の方は息を殺して読みました。本当に追いかけられているみたいな感覚になって久しぶりに怖かった。 ただ黒い家というタイトルが私に与えた印象は「呪怨」のような感じであったのでそれが少し残念。なので4つ。(自分勝手に抱いた印象だから自業自得ではあるけれど…)また、少し社会風刺のようなものが入っていると感じ、そこを評価する人も多いのだろうけれど私はそれが残念。社会保障など現実的な面を扱っているからこそ、少し非現実的な部分の怖さも入れて欲しかったなぁ。ただ現実的な描写は、貴志さん本当にすごいよ。 悪の経典、文庫化したら買います
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ハラハラドキドキして怖いのに読み始めると止まらない。 異常と化した人間の怖さがヒシヒシと伝わってくる。 本書では彼らに食われる恐怖が至る所に出てくる。 人間の命、金…そして社会。 しかし、彼らは元々異常であったわけではない。 トラウマ(社会環境)が彼らを異常にしたのだ。 筆...
ハラハラドキドキして怖いのに読み始めると止まらない。 異常と化した人間の怖さがヒシヒシと伝わってくる。 本書では彼らに食われる恐怖が至る所に出てくる。 人間の命、金…そして社会。 しかし、彼らは元々異常であったわけではない。 トラウマ(社会環境)が彼らを異常にしたのだ。 筆者はホラーの枠だけで済まされない多様な社会問題を提起している。
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ホラー 身の毛もよだつぐろさと怖さ 終盤の殺人鬼菰田幸子が若槻を襲おうと会社に乗り込んできて、若槻が逃げ惑うシーンなんて、とてもリアルでぞっとしてしまう。 大変うまく若槻の心情が描かれていたと思う。 恵の主張どおり、確かに、生まれつき邪悪で感情がない人はいないかもしれない、ひとついえることは他人に感情をよせないやつは確実に手ごわい強敵で危険であるということ
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