黒い家 の商品レビュー

貴志祐介(著者)

2011/04/04

保険会社の仕組み、モラリスク病院とか、全然知らなかったことを知れた。

黒い家、悪臭、クモ‥、すべてが菰田幸子に繋がるもので、心のない彼女のしてきた残虐な行為が読み終えた今も強烈な印象を残しています。

怖いのは、幽霊でも怨念でもなく人だと思う。

2011/03/31

ホラー大賞を取ったとかで期待が大きすぎたのかな。。
題材も、保険金殺人だったので、いまいち入り込めなかったのかも。

いや～、しかし、この本を読むと、保険会社では絶対に働きたくないな。

世の中、いろんな人がいるもんな。

2011/03/28

後半どんどんテンポがあがっていって、ぐいぐい読めた。迫るものがあるんだと思う。読み終わって「あの人どーなった？」とか気になることもあるけど、気にするだけヤボなのかしら。怖かったー！

2011/03/28

大学の地下の実験室で夜中に読み進めたせいもあって非常に怖かった
ホラーというと幽霊の類を思い起こすかもしれないが
そんなものよりも同じ人間なのに対話・理屈が通じない殺人鬼の方がずっと怖いというのを感じた
恐怖をエンターテイメントとして存分に楽しめる本

2011/03/26

人間の狂気を描いたホラー小説。生命保険の会社員が主人公。山場の場面では手に汗握る展開で始めから終わりまであっという間に読めた。

2011/03/26

貴志祐介の代表作であり名作と名高い「黒い家」。

主人公は保険会社に勤める普通のサラリーマン。
ある日、クレーム対応のため顧客の家に行くが
その家は異様な雰囲気に包まれた黒い家だった。

そして家主に促され、ある部屋を開けると
そこには子供の首吊り死体があり、その第一発見者と
なってしまう。

その事件の後、異様な程保険金の支払いを催促する
黒い家の夫婦。
子供の自殺に疑問を抱いていた主人公は独自に
事件を調べようとするがそれが真の恐怖への入り口だった。

今まで読んだ中の3本に入るほど怖い。
じりじりと恐怖が襲ってくると思ったらまた違う恐怖。
まさに桁外れのサスペンスです。

作者の貴志祐介は保険会社に勤めていたからか
内容にもすごいリアリティがあり、保険金と言うものが
人間をここまで変えるのかと思いながら読みました。

目標図書3冊のうちの最後の1冊。
ちなみに自分はこの「黒い家」を読むために今まで色々な
本を読んできました。
（最初に手に取ったときは文字が細かくて読めないよ！
って思ったけど今はもうスラスラといけました。）

そういう意味でも思い出深い作品。
何か怖い本を教えてって言われたら迷わずこれを
薦めますね。

2011/03/22

まさにホラー文庫といった内容
悪は滅びる？
いや、善悪の問題ではない。

一般的な人間からすれば
不自然な行動
と言うより
ありえない思考回路。

でも彼女からすれば、
当然の行動。

悪いことやってるつもりが
ないんだから
罪悪感なんてものもない。

現実問題でも同じでしょう
コモンセンスなんて
全ての人間で形が違うんだから。
ズレはでるもんでしょう？

と思うと
他人と関わるのが怖くなる。

2011/03/22

怖かった…
保険会社に勤める若槻は菰田という披保険者に呼び出され行ってみると、子供の首吊り死体を発見する。そしてそれは自殺を偽装した、保険金目当ての殺人ではないかと疑い始める。当然保険金の支払いも遅れる。しかし菰田幸子はなぜ支払いがされないのかと、若槻の周りや若槻自身に危害を加えるようになる。
日本の保険会社の在り方を問う話ではあるが、あんなに狡猾な菰田幸子が最後あっさり死んでしまうのはふに落ちない。

2012/03/10

前半の不気味っぷりは、和風ホラーの中でも群を抜いている。
だが、クライマックスは、ちと安っぽくね？と思わないでもないかなー。

2013/04/29

こわい！！！

生きている人間が結局いちばん恐いのよという、好きなタイプのオチでよかったです。正直、いつ幽霊が出てきてしまうかとひやひやしていた身としてはホッとしました。
でもやっぱりこわい……エレベーターに乗れなくなりそうです。

描写ぎっしりの感じも大好き。
でも、ちょくちょく「ここを後から足したのかな？」と思うような謎の雰囲気のところがあって、☆３にしておきます。

とりあえず今度貴志さんを買うときはホラー以外にします。チキンには恐すぎるので・・・