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黒い家 の商品レビュー

4

1048件のお客様レビュー

  1. 5つ

    327

  2. 4つ

    403

  3. 3つ

    200

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2011/06/22

ホラー小説と書いてあるので、オカルト的な怖さかと思い読むのを渋っていました。 しかし、オカルト的な要素はありません。 月並みな言い方ですが、本当に怖いのは生きている人間なのです。 生と死があり、そこにお金が絡み、そして仲介は神ではなく人間がすると、ここまで恐怖が生まれるのです。...

ホラー小説と書いてあるので、オカルト的な怖さかと思い読むのを渋っていました。 しかし、オカルト的な要素はありません。 月並みな言い方ですが、本当に怖いのは生きている人間なのです。 生と死があり、そこにお金が絡み、そして仲介は神ではなく人間がすると、ここまで恐怖が生まれるのです。 様々な要素が一つの無駄もなく物語を膨らませ、頂上へ達し全てが集まったら、ゴールへ向けて一気に坂を下る・・・転がる感じです。 そして後ろからは恐怖がものすごいスピードで付いてきます。 間違いなく傑作です。何度も読みたい。

Posted byブクログ

2011/05/16

こっえええええぇぇぇぇえぇぇぇぇえぇぇええぇぇぇえええ!!!!!!!! こえー! こえー! こえーーーーーーよーーーーー!!!!!! 以前貴志マニアが、「天使とかあんまり。貴志はやっぱり黒い家でしょ」と仰ってましたが。 さすがマニア!君はとても正しい!これは傑作だ!ひたすら怖い!...

こっえええええぇぇぇぇえぇぇぇぇえぇぇええぇぇぇえええ!!!!!!!! こえー! こえー! こえーーーーーーよーーーーー!!!!!! 以前貴志マニアが、「天使とかあんまり。貴志はやっぱり黒い家でしょ」と仰ってましたが。 さすがマニア!君はとても正しい!これは傑作だ!ひたすら怖い! 最近ホラーって広訳されてて、ちょっと不思議ファンタジーとか妖系歴史物とかまでホラーに入っちゃってるんですけど、これはど真ん中ホラー。マジで上手い。 さんさんと太陽が降り注ぐキャリフォーニアの午後3時、日向ぼっこしながら読んでても背筋がゾクゾク、超怖かったです。 話は普通の保険金殺人なんだけど・・・なんでこんなに怖いんでしょう? もちろんストーリ展開(いわゆる”チャプターエンドに新事実!”系)や状況設定(もちろん雨!もしくは湿っぽい曇り)もありますが、それにしても怖い。 もちろん話が上手いから、ぐいぐい引き込まれて、「こわいー!!でもとまらないー!があぁあぁぁーー!こわいーー!」って不の(正の?)スパイラルに陥るわけです。 貴志の黒い家といい、乙一といい、”一番こわいのは人間”シリーズが怖いなぁ。 しかしホラーって、本当に選ぶのが大変。 一応これは「ホラー大賞」受賞らしいけど・・・ホラー大賞から攻めてみようかしら?

Posted byブクログ

2012/07/31

めちゃくちゃ怖かった。そんな方向に話がいくとは露知らず、心構えもしていなかったのでさらに恐怖が増した。

Posted byブクログ

2011/05/13

貴志祐介の最高傑作の一つ。霊的、オカルト的な物は無いが、それでもここまで恐怖を感じさせる作品はなかなか無いのでは。 後半は正にジェットコースター級の恐怖に飲み込まれます。 かなり一押しです。

Posted byブクログ

2011/05/11

友達に勧められた「悪の教典」が貸し出し中だったので、他はないかなーと手に取った貴志祐介。 最近読んだ中でイッチバン恐ろし面白かった!! 特別なオカルトは何一つないけど、とにかく怖いのなんの。 桐野夏生の「グロテスク」の和恵以来の強烈キャラ発見!! 読み終わってから1か月以上経ちま...

友達に勧められた「悪の教典」が貸し出し中だったので、他はないかなーと手に取った貴志祐介。 最近読んだ中でイッチバン恐ろし面白かった!! 特別なオカルトは何一つないけど、とにかく怖いのなんの。 桐野夏生の「グロテスク」の和恵以来の強烈キャラ発見!! 読み終わってから1か月以上経ちますが、今思い出しても肩のあたりがぞわぞわします(笑)

Posted byブクログ

2011/05/05

10年くらい前に読んだのを読み直した。文字だけでここまで人を怖がらせることができるのかと当時驚いたけど、ページをめくるのも嫌になるくらいの恐怖は今読んでも変わらず。私は電車の中で読んだからいいけど、これを家に一人しかいない夜中なんかに読んだらやばすぎるだろうな…。ホラー大賞をとっ...

10年くらい前に読んだのを読み直した。文字だけでここまで人を怖がらせることができるのかと当時驚いたけど、ページをめくるのも嫌になるくらいの恐怖は今読んでも変わらず。私は電車の中で読んだからいいけど、これを家に一人しかいない夜中なんかに読んだらやばすぎるだろうな…。ホラー大賞をとった作品だけど、この話には幽霊やゾンビなどは一切出てこない。しかし人間の奥底に潜む悪が幽霊ゾンビ以上に怖い怖すぎる。保険業界の問題も興味深い。ニュースで保険金殺人事件について見ることはあったけど、この作品を読んでからよりリアルになった。怖いだけでなく様々なテーマを描いた名作だと思う。

Posted byブクログ

2011/08/17

これはホラーなんかじゃない、リアルな怖さ。 リアルが故にすごく怖い。 今日もどこかで起こっているニュースの中の殺人事件。 そのひとつを掘り下げて調べると、こういうことが けっこうあるんじゃないかと思う。 なぜここまでリアルかと思ったら、貴志祐介さんは保険会社に勤めていたというから...

これはホラーなんかじゃない、リアルな怖さ。 リアルが故にすごく怖い。 今日もどこかで起こっているニュースの中の殺人事件。 そのひとつを掘り下げて調べると、こういうことが けっこうあるんじゃないかと思う。 なぜここまでリアルかと思ったら、貴志祐介さんは保険会社に勤めていたというから納得。 これがデビュー作というから驚きだ。

Posted byブクログ

2011/04/24

飛行機の中でいっきに読んだ。しかも真夜中に。みんな寝静まっていたけど、周りに人がいなかったら読めてなかったかも。特に最後は恐怖、恐怖。前半はちょっと退屈。入り込むまでに時間がかかった。

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2011/04/16

一気に読んじゃう。 ポイントはそこじゃないよ、早く気づいてって思いながら読んで、 気づいた後はなんていうか、犯人に恐怖する感じ。 「心がない」犯人の「動機」は何だろうか。 心がない訳ではないんだろうと思った。偏ってるだけで。 「心」の定義もよくわからないけど。

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2011/04/07

怖かった~!! 人が人に見えなくなります。本当に同じ人間?と疑いたくなります。 こんな人を目の前にしたら、 きっと私は何もできずに立ちすくんでしまうだろうな。。 描写がとてもリアルで、 そこに在るかのような恐怖。そこに居るかのような錯覚。 自分の中にも何か黒いものが入ってきそうで...

怖かった~!! 人が人に見えなくなります。本当に同じ人間?と疑いたくなります。 こんな人を目の前にしたら、 きっと私は何もできずに立ちすくんでしまうだろうな。。 描写がとてもリアルで、 そこに在るかのような恐怖。そこに居るかのような錯覚。 自分の中にも何か黒いものが入ってきそうで本当に怖かった!! ちょっとした事でこんな恐怖に巻き込まれてしまうんだと思うと、 恐ろしくてヘタに親切心も出せなくなりそうです。。 ストーリーはジェットコースターのように駆け抜け、 怖くて止めたいけど、気になって止められない! 読んでいて結構疲れました。 読後はぼーぜん。ぐったり。 「凄まじい」という言葉がよく合う1冊だと思います。 映画化されたようですが、、、絶対見たくはありません。。。 映画化されました。 http://www.cinemacafe.net/official/kuroiie/ 【若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…】

Posted byブクログ