黒い家 の商品レビュー
相変わらずサイコパス続きの今作。虫好きの主人公が蟻の社会性を例えに狂人の説明を行った時何処と無く「新世界より」で味わったおぞましさをおぼえた。最後の社会のアンモラルに対する警鐘も「天使の囀り」を思い出させる。やっぱり人間が一番怖い。 昔同作の映画を見た事があって、同じサイコパス...
相変わらずサイコパス続きの今作。虫好きの主人公が蟻の社会性を例えに狂人の説明を行った時何処と無く「新世界より」で味わったおぞましさをおぼえた。最後の社会のアンモラルに対する警鐘も「天使の囀り」を思い出させる。やっぱり人間が一番怖い。 昔同作の映画を見た事があって、同じサイコパスでも「精神に異常をきたした人間」より「心が欠落した人間」の方が圧倒的に恐ろしい。みたいな描写があった気がして読んでみたら映画より全然怖かった… ハスミンと戦ったらどっちが強いんだろ。 つか調べたら貴志祐介さん小説家になる前は保険会社勤務だったのね、そりゃリアルに保険金殺人の事をかけるわけだわ。
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面白かった! 映画を先に見ていたので全体の流れは知っていたが、文章力が高くするすると読めた。 全体の要素の無駄のなさ、特に昆虫の話や兄に対するトラウマの話に技量を感じた。
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久しぶりに読みました!映画の大竹しのぶがトラウマすぎて全体のストーリーは忘れてたけど、死亡フラグがどんどん立ってゆくのがわかる。 今思うと、主人公の軽率な行動により犯人の行動が加速していき、関わった人々が死んでゆくのに、それに対しても、犯人を殺したことに対しても、良心の呵責を感じていない主人公が少し怖い。 一生消えることのないトラウマを抱えただろう主人公の彼女が、それでも自分の信念を曲げてないことも。
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簡潔に言うと、こっちが死ぬかと思いました。 生命保険の仕組みを全く理解していなかったので、検索サイトで調べながら読み進めました。勉強になりました。
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人怖の話だった…。状況の描写が上手くて雰囲気の異様さが伝わる。死体のグロさも。 後半の菰田怖すぎ、じわじわ殺しに来るネットリした感じの恐怖感がかなり手に汗握った
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最後のハラハラ感は見事だった。 犯人が分かってからはドキドキする展開だったが、さらにもう一捻りがあっても面白かったと思う。
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生命保険会社のシステムや雰囲気がめちゃくちゃリアルで怖くて超絶に面白い。悪者がぞっとする感じでよかった。黒い家が本当に怖くて行きたくない。ただ、鍛えてるおばちゃんだったらあれだけど、普通のおばさんが包丁で襲って来ても油断せずに距離を取って戦えば簡単にやっつけられるのではないだろうか。
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黒い家 読了 主人公は生命保険会社職員。死亡保険にかかっていた客の死因に不審な点がないかを調べる係。幼少期に兄を若くして亡くして心に傷をかかえている。とある日、息子が自殺したという客を調べることになるが。。。 じわじわ痛さと怖さがエスカレート。グロ表現多数。 後半ゾクゾクしっ...
黒い家 読了 主人公は生命保険会社職員。死亡保険にかかっていた客の死因に不審な点がないかを調べる係。幼少期に兄を若くして亡くして心に傷をかかえている。とある日、息子が自殺したという客を調べることになるが。。。 じわじわ痛さと怖さがエスカレート。グロ表現多数。 後半ゾクゾクしっぱなし。恐怖欲しい方、どうぞ。
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オーディブルで聴く読書。 心霊的ではない人間の怖さがリアルに伝わってくる一冊。 なんならどこかで実際に起こった事件をノンフィクションとして取りまとめたかの様なリアルさがあります。 保険会社や保険の仕組みも少しだけ勉強できます。 惜しむらくは、20年以上前に出版された本であ...
オーディブルで聴く読書。 心霊的ではない人間の怖さがリアルに伝わってくる一冊。 なんならどこかで実際に起こった事件をノンフィクションとして取りまとめたかの様なリアルさがあります。 保険会社や保険の仕組みも少しだけ勉強できます。 惜しむらくは、20年以上前に出版された本であり、家電とか少し古臭く感じる点か。
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保険の勉強が出来るホラーでしょうか。一本の電話から始まった戦慄の事件が次々と。クライマックスのハラハラ、ドキドキの場面が連続するあたりは、つい入り込んで恐怖を体感しているようでした。 指狩り族やサイコパスといった常軌を逸する人の実態や特徴なども描かれて怖さを増す効果があったと思う...
保険の勉強が出来るホラーでしょうか。一本の電話から始まった戦慄の事件が次々と。クライマックスのハラハラ、ドキドキの場面が連続するあたりは、つい入り込んで恐怖を体感しているようでした。 指狩り族やサイコパスといった常軌を逸する人の実態や特徴なども描かれて怖さを増す効果があったと思う。 エピローグの部分ではもう一波乱を少し期待してしまった。
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