1,800円以上の注文で送料無料

黒い家 の商品レビュー

4

1046件のお客様レビュー

  1. 5つ

    326

  2. 4つ

    402

  3. 3つ

    200

  4. 2つ

    40

  5. 1つ

    10

レビューを投稿

2022/06/25

生命保険会社で働く若槻は、 顧客の家に呼び出され、その日から長い悪夢の日々が始まる。 霊的なものも怖いけど、人間の狂気も恐ろしい。 物語後半からの緊迫感。 怖いけど先の展開が気になって読むのを止められない。 視覚・聴覚・嗅覚の細かな描写に恐怖感が増す…。

Posted byブクログ

2022/06/19

ミステリー要素もありつつのサイコホラーといった感じの作品で、初めてこういったのを読んだのでとても面白く読めた。 生命に値段をつける保険だからこそ厄介な業務が付き纏っていているのが前半でよく描かれていて、心理学的な話もいれることで菰田の不気味さが際立っていて、ぐいぐい惹き込まれ...

ミステリー要素もありつつのサイコホラーといった感じの作品で、初めてこういったのを読んだのでとても面白く読めた。 生命に値段をつける保険だからこそ厄介な業務が付き纏っていているのが前半でよく描かれていて、心理学的な話もいれることで菰田の不気味さが際立っていて、ぐいぐい惹き込まれていった。後半にかけては一つの映画を見ているような迫力のある描写で、ホラーとしての作品の完成度の高さが感じられるものだった。

Posted byブクログ

2022/06/19

一番怖いのは、やはり生きた人間なのだと感じさせる小説。作中で季節が梅雨から夏に移り変わっいく様に、じめっとした恐怖がじわじわと迫っくるような怖さでした。

Posted byブクログ

2022/05/15

めちゃくちゃ怖い本認定してた貴志さんの作品。 『赤本』とか『黒本』とかよく言われるが、俺の中の黒本は間違いなくこれ。 タイトルにだいぶ引っ張られてはいるが…。 最近、怖い系も色々読んだし、改めて読んでみようかと実家を探すも見つからず。結局再購入。 そこまでさせる価値がこの本には...

めちゃくちゃ怖い本認定してた貴志さんの作品。 『赤本』とか『黒本』とかよく言われるが、俺の中の黒本は間違いなくこれ。 タイトルにだいぶ引っ張られてはいるが…。 最近、怖い系も色々読んだし、改めて読んでみようかと実家を探すも見つからず。結局再購入。 そこまでさせる価値がこの本にはあるのですよ。 むしろ見つからなかったことが恐怖の導入部よね。 あり?表紙変わったのかな? 前のは確か… あ、改めて見るとこれは…あのブランコ…では…? うわ…怖っ… 読むの15年ぶりくらいか? 印象が強すぎてストーリーが頭に残ってるにも関わらず、ぞわぞわぞくぞくする怖さ。 ホラーの怖さじゃないのよね。 人間の闇というか、日常に起こりうる恐怖というか、とにかくめさめさゾクリーヌする。 貴志さん天才かと。 とは言いつつも再読なので初見ほどの動揺はなく、落ち着いてぞわぞわを味わいました。 そうなんです、二度目でもぞわります。 この本読んだら、生命保険会社に勤める気なくなるわ。 まぁ、現職とはだいぶかけ離れた職種なんだがね。 ほんとによかった…。ほんとに…。 『ワッ!と驚かすお化け』にしろ『貞子のような黒髪ロングがひっそりと…』にしろ、やはり霊的な存在なのがホラーっていうのが一般的な解釈な気がするけど、実は案外ホラー小説ってそういう方が少ないのよね 『リング』や『らせん』も映画だけの人は「お化けじゃん」って思うかもしれんけど、あれも小説ではなかなかの…。 いや、作品が違うな。やめておこう。 実家帰ったら鈴木さんの作品探して持ってきますかな。 それはさておき、貴志さんの作品ってやっぱり好きだわ 次は、2周目の『新世界より』かな あの作品も好きだから楽しみ 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ この後、いつもの流れで映画版見ることになるのだが、どこまでぞくぞくできるかが楽しみすぎてゾクゾクしてますわ。

Posted byブクログ

2022/05/10

初めてしっかりホラー小説を読みました。後半あたりからはただ文章を読んでいるだけなのに心拍数が上がって、自分がすぐ近くでその一連の出来事を見ているかのような不思議な感覚でした。かなり厚いなと思っていましたが途中で読み止めることができずすぐに読み終えてしまいました。

Posted byブクログ

2022/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

漸く読み終わった… いやー…怖かった… 主人公の迂闊さにハラハラして、匿名の手紙を書き始めた時にはどうしよう?と思ってしまった これが新人のときの作品らしい(笑) 貴志祐介おそろしや… 心理描写の語句セレクトが、生々しくて、いやでも想像してしまう。 想像したくなくて読まなかった一文もある(笑) 本当にこういう人、いるんだろうなぁって思わせられる でも、最後はちゃんと主人公が救われるからありがたい… 恵さんのことも、お兄さんのことも、良かった… からの、含みを持たせるラスト。お得意って感じ 怖いなぁ〜でもまた貴志祐介作品を読みたくなってしまう自分もいる

Posted byブクログ

2022/04/19

読了 中盤で後の展開がある程度予想できてしまい、個人的に物語としての意外性はなくあっさりと読めた。

Posted byブクログ

2022/04/19

映像化されてたので読んでみた(映画は見てません) 若干読みづらいところもあったけど、十分に怖く気持ち悪い読後感が味わえる

Posted byブクログ

2022/04/17

「悪の経典」等で知られる貴志祐介が描く、ホラー小説。主人公は保険会社に勤める若槻という男で、死亡保険金の査定を行う支社に昨年より異動した。その仕事から「保険金」を巡る信じられない出来事の数々に巻き込まれ、およそ人の所業とは思えないことを平気で実行できる「サイコパス」に目をつけられ...

「悪の経典」等で知られる貴志祐介が描く、ホラー小説。主人公は保険会社に勤める若槻という男で、死亡保険金の査定を行う支社に昨年より異動した。その仕事から「保険金」を巡る信じられない出来事の数々に巻き込まれ、およそ人の所業とは思えないことを平気で実行できる「サイコパス」に目をつけられてしまう。心霊的な怖さではなく、狂った人間の怖さがフォーカスされており、背筋が寒くなった。

Posted byブクログ

2022/04/15

ホラーは然り、ミステリー要素もあって楽しめた。 終盤あたりで一気にホラー全開。 保険会社に勤める若槻と、毎日保険金請求にやってくる契約者が取り巻く物語。 精神異常者(サイコパス)について触れている描写もある。病気の名前で人にレッテルを貼ることに違和感を覚えている恵に共感できる。

Posted byブクログ