最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと の商品レビュー
マネジャー、リーダー、個人の継続的な成功のために、それぞれ必要なたったひとつのことを説いているが、それだけでなく、そのために必要なスキルや規律についても触れられていて、このひとつのことさえできていれば他は何にもいらないよー、という単純な話ではなかった。
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マネージャー、リーダー、個人として継続的に成功する人に見られる行動特性や思考を豊富な事例から解明し、「たったひとつのこと」として集約していきます。 特にマネージャーとリーダーの違いは曖昧に語られがちですが、そもそも両者には根本的に異なるどころか正反対の性質を持つことが分かります。 マネージャーは個々の部下の個性・強みを最大限に活用するのに対し、リーダーは逆に「個」を超えて組織の未来を明確に描き出すことが求められる、という対比は非常に分かりやすい。 最終章では、個人が継続的に成功するために自分の苦手なことを我慢してやるのではなく、いかにそれらを「やらないこと」が重要かを説き、それを実現するための戦術も紹介しています。 通常は弱点を克服することに注力しがちですが、改めて考え直す必要があるかも知れません。 マネージャ/リーダー/個人に共通して言えるのは、「核となる強みを最大限に活かす」ことが成功の秘訣であるということ。本書のエピローグで「アンバランスであることをめざす」という表現で締め括られています。
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ありがちなリーダー論についての一冊かと思いきや、なかなか深い一冊でした。鋭い考察と豊富な具体例を出して、最後にはしっかりと結論が導かれていた。この手の本で、久々に読んでよかったと思った一冊。 印象に残ったこと。 マネージャーは個人に光をあてて見る。 リーダーは、共通の明るい未来...
ありがちなリーダー論についての一冊かと思いきや、なかなか深い一冊でした。鋭い考察と豊富な具体例を出して、最後にはしっかりと結論が導かれていた。この手の本で、久々に読んでよかったと思った一冊。 印象に残ったこと。 マネージャーは個人に光をあてて見る。 リーダーは、共通の明るい未来を描く。 成功するためには、アンバランスを求める。 そのために、自分の強みを見出し、助長していく。 そのために、自分の弱みで、できるだけ勝負しない。 特にアンバランスを求めるというのは新鮮なかんじ。 いままでバランスが大事だと思っていたから。 どちらも大切だと思うけど、いろいろなレベルや分野において、この二つのバランスをとることが大事なのかな~と個人的には思う。 アンバランスであれ。
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リーダーとマネージャーの違いが、はっきりくっきりわかる本。 こーゆー本の中ではいちばん共感できた。 文章量も多くないので読みやすいと思います。 オススメです!
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リーダー、マネージャー、個人のそれぞれの立場での意識すべきことが書かれていて結論には納得。リーダーは未来を明確に示し、マネージャはみんなの個性を生かす。個人は自分の強みを殺さない。ただタイトルほどシンプルな内容に感じず、スッと入ってきにくかった。
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●すぐれたマネージャーは、「個」(一人ひとりの部下の個性・強み)に注目し、すぐれたリーダーは個を超えた「普遍的なこと」(全員に共通する不安)に注目する。 ●個人が継続的に成功するための「たった一つのこと」は、したくないことを見つけ、やめること。 ●アンバランスを目指す マネージ...
●すぐれたマネージャーは、「個」(一人ひとりの部下の個性・強み)に注目し、すぐれたリーダーは個を超えた「普遍的なこと」(全員に共通する不安)に注目する。 ●個人が継続的に成功するための「たった一つのこと」は、したくないことを見つけ、やめること。 ●アンバランスを目指す マネージャー→部下の個性を拡大し、強調し、活用する。 リーダー→核となる顧客層、組織の強み、核となる尺度、今すぐとれる行動について結論をだし明確さだけを念頭におく。
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混同しがちな、リーダーとマネジャーの役割期待を整理し、その役割に必要なし資質を明示した本。 マネジャーは組織メンバーのそれぞれの強みを知り、それを活かす。 組織メンバーの弱みの強化ではなく、強みの発揮に徹底的にこだわる。 リーダーは組織が行くべき未来を明示し、皆が思う不安を解消し...
混同しがちな、リーダーとマネジャーの役割期待を整理し、その役割に必要なし資質を明示した本。 マネジャーは組織メンバーのそれぞれの強みを知り、それを活かす。 組織メンバーの弱みの強化ではなく、強みの発揮に徹底的にこだわる。 リーダーは組織が行くべき未来を明示し、皆が思う不安を解消し組織の活力を引き出す。しかし、リーダーの適正は先天的なものが含まれる。それは極端な楽観とそれを成しうるのは自分しかいないという自我である。 よって誰でもリーダーになれるわけではない。 さて、、、自分は?
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マネジャーとリーダーは全然違う。言いたいことの焦点がはっきりしていて、なかなか読ませる本。 すぐれたリーダーは、よりよい未来に向けて人々を一致団結させる。 リーダーは決して現状に満足しない。よりよい未来が見えるからだ。 楽観主義と自我がリーダーシップを支える才能。 すぐれたマネジャーの核となる才能は、他の人を成功させるために教育したいという本能。個人の特色を発見し、活用すること。触媒。 リーダー、広範囲の共感を得る。ジュリアーニ、911で、「(死者の数は)我々のだれもが耐えられないような数になるでしょう」で、心をつかんだ。起爆剤。 138の質問、152の欲求。リーダーは、明確さへの欲求を満たしてあげる必要がある。 強みをいかすことは、弱さを克服するよりも多くのことを学べる。 自分がしたくないことを見つけ、それをやめる。 マネジメントの四つの基本スキル。よい人選、期待する内容を明確に、よい仕事を認めて誉める、気遣いを示す。
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読み物として非常に面白い本です。 別にビジネス書として利用しなくても 日常に生かせる本ではないでしょうか。 おうちのなかだったり… プライベートだったり… 成功に関しては 理想的な成功の仕方が書いてあります。 そう、「一発屋」で終わらないようにすること。 ではそのためには…と言...
読み物として非常に面白い本です。 別にビジネス書として利用しなくても 日常に生かせる本ではないでしょうか。 おうちのなかだったり… プライベートだったり… 成功に関しては 理想的な成功の仕方が書いてあります。 そう、「一発屋」で終わらないようにすること。 ではそのためには…と言う事。 その成功している人物の 例で面白いのは 非常にまれな例の女性。 こういう人は本当にまれだと思います。 まさに1%の女。
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最も端的な問いを立てて、それに答えたという構成が見事で、その意味での爽快感がある。 この手の本は、リーダー(リーダーシップ)やマネジャー(マネジメント)の定義範囲の確認が重要と思う。山の裾野を山と認めるのか、頂上のみを山と認めるのかの違いだ。それによって、結論が一見すると正反対...
最も端的な問いを立てて、それに答えたという構成が見事で、その意味での爽快感がある。 この手の本は、リーダー(リーダーシップ)やマネジャー(マネジメント)の定義範囲の確認が重要と思う。山の裾野を山と認めるのか、頂上のみを山と認めるのかの違いだ。それによって、結論が一見すると正反対に見えることを教えてくれる本でもある。本書は、タイトルに「最高の」とあるように、頂上のみを山と認めるタイプである。 リーダーシップやマネジメントについて一通り学んで頭が複雑になった頃に読むと丁度よい本。
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